バージョン
WwiseのCPU使用量に寄与する変数が多数あるため、すべてのケースでCPU使用を簡単に最適化できるような方法というものはありません。あなたのプロジェクトに関連するさまざまな要素に考慮し、許容されるCPUの使用レベルを決め(プラットフォームによって異なることも)、Wwise Profilerを使用してCPUを最も多く消費するプロパティや設定を特定したうえで適宜調整する必要があります。最終的には、CPUと品質のちょうどよいバランスを自分で判断するしかありません。
一般的なアプローチとしてProfiler( プロファイリング 参照)を使用してキャプチャーセッション中のパフォーマンスをモニタリングし、全体的なCPU使用状況やピークを特定してから、CPU使用量に寄与する具体的な要因をAdvanced ProfilerやPerformance Monitorで確認します。特に以下の点に注意します:
Advanced ProfilerのCPUタブに、セッション中にCPU使用量に寄与したすべての要素が表示されます。どのプラグインや、オーディオコーデックや、エフェクトなどがCPUリソースを最も消費しているのかを特定することができます。
Performance Monitor Settingsダイアログボックスで、名前にCPUを含む関連項目を選択します。以下のオプションをグラフやリストの一方または両方で確認できると、便利です:
CPU - Plug-in Total
CPU - Total
Spatial Audio - CPU
Spatial Audio - Path Validation CPU
Spatial Audio - Portal Path Validation CPU
Spatial Audio - Portal Raytracing CPU
Spatial Audio - Raytracing CPU
これらのオプションをAdvanced ProfilerとPerformance Monitorで組み合わせて表示させることで、キャプチャーセッション中のCPU消費の状態を総合的に把握できます。どのような要因がCPU使用量に寄与しているのかを特定した後に、このセクションのほかのトピックにある各種提案を採用してあなたのプロジェクトのパフォーマンスを最適化してください。