menu
バージョン
2017.2.10.6745
2024.1.5.8803
2023.1.13.8732
2022.1.19.8584
2021.1.14.8108
2019.2.15.7667
2019.1.11.7296
2018.1.11.6987
2017.2.10.6745
2017.1.9.6501
2016.2.6.6153
2015.1.9.5624
menu
2024.1.5.8803
2023.1.13.8732
2022.1.19.8584
2021.1.14.8108
2019.2.15.7667
2019.1.11.7296
2018.1.11.6987
2017.2.10.6745
2017.1.9.6501
2016.2.6.6153
2015.1.9.5624
ハーモナイザーは、一種のピッチシフターで、転置ピッチとオリジナルピッチを組み合わせて2~3のハーモニーを作成するために使用することができます。Wwise Harmonizer プラグインを使用すると、オーディオ信号のデュレーションを変えずにピッチを変更することができます。ポリフォニック信号(すなわち、音声のみではない信号など)とともに使用可能で、上下にピッチシフトをすることができます。あるいは、単にドライ信号を全く含まない場合に、ハイクオリティピッチシフターとして使用可能です。
ウインドウサイズパラメータの選択は、クオリティの高い成果を生み出すための重要なステップです。デフォルト値(1024)は、ほとんどのコンテンツに対してうまく機能しますが、このパラメータのチューニングは、できるだけ少ないアーチファクトで最良のピッチシフトエフェクトを得るために不可欠です。より大きなウインドウサイズを設定すると、より良好な周波数分解能を得ることができますが、時間ドメイン分解能度の精度は低くなるので、過渡信号がより不鮮明になります。従って、ウインドウサイズパラメータは、時間分解能と周波数分解能の間の妥協点となります。
理想的なウインドウサイズは、オーディンコンテンツに依存しています。過渡信号(例えば、パンチ、ドラム、爆発など)には、小さめのウインドウサイズ設定が適していますが、より安定した周波数成分を持つ高調波信号(例えば、音声、楽器等)には、より正確な周波数分解能を提供する大きなウインドウサイズのほうが適しています。
Wwise Harmonizer プラグインには、一連のプロパティが含まれますが、これらのプロパティの多くはリアルタイムでの編集が可能で、RTPCを使用して特定のGame Parameterにマッピングすることができます。
項目 |
内容 |
|||||
---|---|---|---|---|---|---|
Inclusion
|
このオブジェクトが含まれるのかどうかを示す。選択すると、このオブジェクトが含まれる。選択しないと、含まれないことを示す。 デフォルトでは全プラットフォームに適用します。 プラットフォーム専用のカスタマイゼーションを設定したり決定するにはLink indicator (チェックボックス左側)を使います。 チェックなしの場合は、Property Editorのプロパティや動作を設定できない。 |
|||||
Name |
エフェクトインスタンスの名前。 エフェクトインスタンスは、エフェクトのプロパティ設定をまとめたものである。カスタムインスタンスとShareSetの2つのタイプがある。カスタムインスタンスは1つのオブジェクトだけに使用できるのに対し、ShareSetは複数のオブジェクト間で共有できる。 |
|||||
Effect |
エフェクトのタイプ。 |
|||||
Shared by (Used by) |
選択されているShareSetに現在サブスクライブされているオブジェクトのリスト。 エフェクトのカスタムインスタンスを編集している場合は、このフィールドが"Used by"となる。 |
|||||
|
検索フィールドが開き、標準的な英数字の検索によってマッチしない項目がビューで非表示となる。詳しくは「表の使用」を参照。 検索フィールドを閉じて検索フィルタを解除するには、Searchアイコン左のCloseアイコンをクリックする。
|
|||||
|
エフェクトのプロパティ設定をデフォルト値に戻す。 エフェクトのカスタムインスタンスを編集している場合のみこのオプションが使用可能。 |
|||||
Notes |
エフェクトに関する追加情報。 |
|||||
エフェクト設定 | ||||||
Input |
このパラメータは、ハーモナイザーに処理されるチャンネルを決定します。 値:
|
|||||
Process LFE |
このパラメータは、LFE チャンネルがハーモナイザーに処理されるかどうかを決定します。 デフォルト値: False |
|||||
Window Size |
ウインドウサイズが大きくなると、より良好な周波数解像度を得ることができますが、過渡信号がより不鮮明になります。従って、このパラメータは、時間解像度と周波数解像度の間の妥協点となります。このパラメターの値を選択する方法についての詳細は、上記セクションをご覧ください。 デフォルト値: 1,024 |
|||||
Delay Dry |
ハーモナイズされた信号(ウェットパス)との同期を維持するためにドライ信号を遅らせるかどうかを決定します。 デフォルト値: True
|
|||||
ハーモナイザー ボイスパラメータ | ||||||
Voice Enable |
特定のピッチのボイス(音声)が有効化されるかどうかを決定。
|
|||||
Pitch Shift |
このパラメータ(セント単位)で指定した量だけピッチが上昇または下降します。+1200 セントは1オクターブ上、-1200セントは1オクターブ下に、転置されます。 デフォルト値: 0 |
|||||
Gain |
ハーモナイズされた特定のボイスに適用されるゲイン量。ハーモナイズされた様々なボイス間のバランスを設定することができます。 デフォルト値: 0 |
|||||
ボイスフィルタパラメータ | ||||||
Type |
ハーモナイズされたボイス信号に適用可能なフィルタリングのタイプを決定します。以下のようなフィルタが利用可能です:
|
|||||
Gain |
選択された周波数帯域のハーモナイズされたボイス信号の増幅量。この値を大きくすると、オーディオ信号が「ブースト」されます。この値を小さくすると、オーディオ信号が「カット」、つまり減衰されます。 デフォルト値: 0
|
|||||
Frequency |
ゲインの影響を受ける周波数スペクトルの部分。 Range: 20 から 20,000 |
|||||
Q |
ゲインの変化に影響を受ける中心周波数の周りの領域。低いQ値は、帯域範囲が広くなることを意味し、逆に高いQ値は、帯域範囲が狭くなることを意味します。 デフォルト値: 1.0 ローパス、ハイパス、ローシェルフおよびハイシェルフカーブが選択されている場合、このコントロールは使用できません。 |
|||||
Output Levels | ||||||
Dry level |
未処理の信号に適用されるゲイン。 デフォルト値: 0
|
|||||
Wet level |
ハーモナイズされたボイス信号に適用されるゲイン。 デフォルト値: 0 |