Wwise Limbo Reduxコンテストについて

コンテストの内容

Wwise Limbo Reduxは、ゲームLimbo用に、60秒間の新しいサウンドデザインを作るコンテストです。誰でも応募できますので、あなたの技術を駆使したクリエイティブな作品をお寄せ下さい。

Limboの新たな解釈として最も面白い作品が優勝します。コンセプトの独創性、作成した新規アセットの品質、サウンドデザインツールとしてのWwiseの使い方のレベルなどが、審査の対象となります。

下記のルールに従い作品を提出してください。ルールに反する応募作品は、選考の対象外となります。

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応募方法

Limboのゲームと、そのWwiseプロジェクトを、Wwiseオーサリングツールのダウンロード版と共に提供します。Audiokineticウェブサイトの公開ダウンロードページで入手してください。
 
インストール時に、必ずインストールオプションLimboをチェックしてください。

 
Wwise/Limboをインストールすると、PDFドキュメント(21ページ)が付随します。Audiokineticスタートメニューの、LIMBO Documentationでアクセスできます。Limbo Reduxプロジェクトを始める前に、是非このドキュメントに目を通してください。
 
  Limboゲームのオリジナルサウンドデザインについて詳しく知るには、Stephan Schutze氏による解説ビデオLimbo Audio Analysisを参照してください。

 
Wwise Limbo Projectと互換性のあるLimboのバージョンは、AudiokineticのWwiseダウンロードページで提供中のバージョン、またはWwiseウェブインストーラで提供中のバージョンだけです。ご注意ください。
 
Limboのデモバージョンがデフォルトで提供されるので、ゲームで「ジャイアントスパイダー」が最初に出てくる場面までのオーディオコンテンツを、再生、モニター、変更できます。この時点で、フルライセンスを購入して、ゲームの残り部分をアンロックすれば、ゲームコンテンツ全体をモニターして変更できます。また、http://limbogame.org/store/でフルライセンスキーを購入すれば、すぐにゲームにフルアクセスできます。前述の通り、LimboのSteamリリースはWwise Limboプロジェクトとの互換性がありません。
 
ツール、ノウハウ、スキルと三拍子がそろったところで、最高傑作の制作に取りかかってください!
 
まず、あなたが編集したゲームの長さ60秒間の部分をビデオに収めます。(YouTube、Vimeoなど)
 
次に、あなたが編集したゲームの簡単な説明を準備します。作品の芸術的なビジョン(Artistic vision)や、今回のサウンド制作とWwiseプロジェクトで使ったクールなテクニックなどについて書いてください。なぜ自分の作品こそベストなのかを、教えてください。
 
応募ページで、プロジェクトを投稿します。応募には、以下が必要となります。
  1. お名前と連絡のとれるメールアドレス
  2. あなたの芸術的なビジョン(Artistic vision)など、作品についての説明
  3. 作品のビデオリンク(YouTube、Vimeoなど)
  4. 作品のWwiseプロジェクトへのリンク。(無料アップロードサービスDropbox、Box、SkyDrive、Google Driveなどがおすすめ。)ファイルをlimboredux@audiokinetic.com とシェアしてください。
  5. 作品を投稿(Submit)します。必要項目が全てそろっていれば、2営業日以内に、応募完了メールが届きます。
  6. 異なる作品を2つ、提出することができます。ユニークなアイディアがもう1つあれば、それも応募してください!
 
これで完了!受賞作品の発表は、GDC 2014で行います。また、GDC 2014期間中にAudiokineticのサイトでも発表するほか、受賞者には事前に通知します。

募集期間

募集期間は、2013年11月5日から2014年1月31日24:00(東海岸標準時間)まで。選考は、2014年2月1日から2月28日まで行われます。受賞作品は、2014年3月19日にGame Developers Conference(GDC)で発表されます。このイベントの詳細は、後日発表します。Audiokineticのサイトでも、2014年3月19日に受賞作品を発表します。受賞者には、応募時のメールアドレス宛に、2014年3月12日までに通知します。

賞品!

Best in Show(優勝):1人
Runners-Up(準優勝):2人

賞品:Best in Show(優勝)

以下のいずれかのタブレット端末。

  • 64GB Wifi iPad® Air(標準価格:720カナダドル)
  • 64GB Wifi iPad® Mini 2 with Retina Display (標準価格:620カナダドル)
  • 32GB Galaxy Note 10.1 2014 Edition (標準価格:600ドカナダル)
  • 64GB Microsoft Surface 2(標準価格:$550カナダドル)

Audiokineticのサイトに、優勝者の特集記事を、デベロッパのQ&A記事と同様のスタイルで掲載するほか、受賞作品をAudiokineticのサイトに掲載します。

賞品:Runners-Up(準優勝)

  • Beyerdynamic DT-770 Pro Headphones (標準価格:250ドル)

準優勝者のビデオを、Audiokineticのサイトに掲載します。

応募条件

年齢:18歳以上
 
完結した作品であり、Audiokineticスタッフが認証し確認した作品に限り、審査の対象とします。
 
作品は、必ず(link)の応募ページで投稿して認証を受けてください。
 
必ず日本語または英語で投稿してください。
 
応募期間は、2013年11月5日から2014年1月31日24:00までです。2014年1月31日24:00以前に提出され、その後に認証を受けた全ての作品を、審査の対象とします。
 
審査結果は、サンフランシスコで行われるGame Developers Conference(2014年3月17日〜21日)において、Audiokineticのイベントで発表します。また、3月17日にwww.audiokinetic.com でも発表します。
 
受賞者への連絡は、応募時に提出され、Audiokineticが応募の認証過程で確認したメールアドレス宛に行います。
 
賞品は、上記イベントでお渡しします。また、ご希望があれば、郵送します。
 
審査は、後述の審査委員会や審査基準の説明で示す審査ガイドラインに従い、審査委員会が行います。各エントリーに対する4人の審査員の平均スコアをもとに、受賞者が決まります。なお審査委員会の決定をもって、最終決定とします。
 
Audiokinetic, Inc.の社員、審査委員会メンバー、およびこれらの配偶者や家族は、本コンテストに応募できません。
 
広報目的のコンテストの実施や組織に関する訴訟は、 Regie des alcools, des courses et des jeuxへ提出して判決を受けます。賞品の授与に関する訴訟は、関係者の和解を目的とした場合に限り、Regieに提出することができます。
 
応募サイトに、技術審査の質問が設けてあります。応募作品が認証されるには、これに正しく回答する必要があります。

審査委員会

Damian Kastbauer (Lost Chocolate Lab)

Damian Kastbauer Damian Kastbauer氏は、フリーランスのテクニカルサウンドデザイナーとして、ゲームプレイを強化できるインタラクティブオーディオの完成度を高めようとするデベロッパをサポートしています。この7年間、デベロッパのもとに出向いて現場で短期間の作業を行うかたわら、自宅ラボで遠隔作業による試行錯誤を行っています。関わってきたプロジェクトとして、 Peggle2、Dead Space 3、Marvel Heroes、Uncharted 3、Star Wars: The Force Unleashed などがあります。またDamianは、Wwise Project Adventure: A Handbook for Interactive Audio using Wwise(日本語版タイトル:Wwise Project Adventure:インタラクティブオーディオ制作のためのハンドブック)の著者です。

Matt Donner (CAO – Pyramind Training)

Matt Donner Matt Donner氏は、長くて多彩な経歴の持ち主です。ニューヨーク大学(NYU)で音楽の修士号を取得した彼は、映画音楽の制作に携わったほか、何百枚ものアルバムをレコーディングし、スタジオ向けテクニカルサポート事業の運営を5年間続けた後に、カリフォルニアに移住しました。1996年に「左海岸」にたどり着いてからは、Guitar Center のPro Audioスタッフ向けのRegional Trainerとして賞を受賞したほか、Cutting Edge AudioのSenior Pro Tools Technician として、有名なSkywalker Soundなど、サンフランシスコ近辺の数々の著名スタジオで、PTの納入、修復、教育を行いました。

14年前から Pyramind のChiefとして、最初にリードコンポーザやエンジニアの立場で、続いてPyramindのTraining部門で活躍しています。この間、Mattの貢献もあり、会社のスタッフは2人から22人に増え、200㎡から1,000㎡以上の事務所に移転しました。さらに、ミュージックやオーディオの制作に関する合計900時間以上の授業に相当し高い評価を得ている、PyramindのCOREとDSPの認定プログラムを開発しました。4冊の著作と複数の雑誌への寄稿があるほか、AES Game Audioセミナーのパネリストを務め、コンサルタントとして様々なメーカーのプロダクトデザインやトレーニングプログラムに関わってきました。また、最近スタートしたFMOD認定プログラム(Pyramindでインストラクターを努めた経験あり)の策定にも重要な役割を果たし、Focal Pressから近日出版予定のゲームオーディオに関する2冊の本の編集者でもあります。

Stephan Schutze (The Sound Librarian)

Stephan Schutze Stephan Schütze氏は、ゲーム業界においてコンポーザー、そしてサウンドデザイナーとして13年以上の経歴を有します。現在、ゲーム業界向けにオーディオの制作、教育、トレーニングを世界中で提供するSound Librarian社のDirectorです。

Sound Librarianは、EA、Activision、Warner Brothersの各国スタジオなど、業界有数のスタジオ向けに、サウンドエフェクトのライブラリを制作しています。またSound Librarianは、ゲームオーディオ制作にフォーカスした教材やトレーニング資料の開発も行い、最近ではFMOD Studio 101公式コースをリリースしました。StephanはFMOD Studioの世界的な権威とされ、業界の成長を積極的にサポートしています。

Robert Brock (Department Director – Conservatory of Recording Arts & Sciences)

Robert Brock Robert Brock氏は、アメリカのアリゾナ州に拠点を置くオーディオ制作学校である Conservatory of Recording Arts & Sciences(CRAS)の、Digital Recording部門のDirectorです。2006年にWwiseがリリースされてから間もなく、Brock氏はAudiokineticと連携して、ゲームオーディオのインテグレーションを初めて学ぶオーディオ制作の学生向けに、実際に使うメインのツールとして Wwiseを取り入れる準備を行いました。以来CRASの卒業生は、サウンドデザイナーやオーディオのリーダーとして、ゲームオーディオ業界のいたる所で活躍しています。Brock氏はオーディオ関連の全てに対して情熱的ですが、教育に関しても同様に情熱的です。Apple Inc.のLogic Proメンター・トレーナーであり、世界各国でインストラクター対象に研修を行っています。また、Logic Apple Pro Training Seriesのライターおよびテクニカルエディターの一人です。Apple Distinguished Educator(ADE)でもある彼は、現在、ADE諮問委員会のメンバーです。教室にいる時以外は、キーボードプレイヤー、そしてシンセサイザーマニアとしての初心にかえり、その合間に自宅でくつろいだまま、世界を救おうと努力しています。

審査基準

応募作品を、以下の基準に従い審査します。

Artistic vision(芸術的なビジョン):プロジェクトの狙いや、様々なオーディオ要素のまとまり方。
 
オーディオアセットの品質:プロジェクト用に作成した生のサウンドアセットの品質と、制作過程で駆使した特記すべき技能があれば、その内容。
 
Wwiseの活用:Wwiseのツールセットの技術習得レベルと、Artistic vision達成のための活用の仕方。

各項目で1〜10の採点を行い、その合計を満点30点として評価します。審査員全員の採点の平均点が最高となった作品が、優勝します。

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