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2024.1.0.8669.390
2024.1.0.8669.390
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カスタム設定が可能な、音を発するラジオと、そのドックが、エコールームや村のマップの「大きい建物」の中に、デフォルトで存在します。ほかにも、あなたの行った先でラジオの設定パネルにある「センターに戻す」をクリックすれば、今の場所に移動してきます。また、ラジオのドック付近まで来てE(またはコントローラのX)を押下すると、それを制御でき、マウスのスクロール(またはコントローラのLB、RB)で、自分の視線に沿って前後に動かすこともできます。
WALのどこにいても、F(またはXboxコントローラのY)を押下すれば、ラジオの設定パネルを表示させたり閉じたりできます。音響特性の設定をいくつか調整しながら、様々なシナリオを試してみることができます。
ラジオの設定パネルはエコールームでは少し違っていて、追加で「部屋のマテリアル」と「部屋の広さ」という2つの設定項目があり、これはラジオではなくエコールームに対して適用されます。
以下は、カスタム設定が可能な各項目です。
設定パネルでカスタム設定できる項目:
プリセット: ラジオの3D空間内の動きを事前に定義します。(エコールームのマップの場合、Roomの設定もここで定義します。)
新プリセット: 自分でラジオのプリセットを作成できます。後述する設定の調整は、パネル右側で行います。そのあとにSaveをクリックします。
プリセットをコピー: すでにあるラジオプリセットと多少異なるプリセットを作成したいときに、既存のプリセットをコピーできます。
プリセットを削除: すでにあるラジオプリセットを削除します。
ソースOn/Offをトグル: ラジオをオン・オフします。
センターに戻す: エコールーム内で部屋とラジオの中心に自分を配置しなおします。村にいるときは、ラジオが自分の今の位置まで移動してきます。
保存: 選択したプリセットを、パラメータの設定値とともに保存します。
名前: 選択したプリセットの名前を変更します。
オーディオソース (選択肢の一覧): ラジオから再生する音を選択します。
ティック: 指定した設定に基づいて、定期的に特徴的なクリック音が再生されます。
軸: ラジオの弧として、3つの標準軸から1つの軸を選択します。
X
Y
Z
ティック角度: 1サイクルが360°であるという理解のもとで、ティック音が指定された軸のどの弧で聞こえてくるのかを、角度で指定します。
アクセントアングル: 1ローテーションが360°であるという理解のもとで、大きい(強調された)ティック音が指定された軸のどの弧で聞こえてくるのかを、角度で指定します。
ホワイトノイズ(White Noise): 不明瞭な、周波数スペクトル全域におよぶ、絶え間ない音が再生されます。
ミュージック: 楽曲を継続的にループ再生します。
ダイアログ: 面白い会話が再生されます。
キャンプファイヤー: 3レイヤから成るキャンプファイヤーのサウンドが再生され、Audio ObjectをMainミックスやPassthroughミックスと合わせて使う方法が分かります。
部屋のマテリアル (選択肢の一覧): エコールームの壁面の材質を変えられます。WwiseでAcoustic Textureを検証したいときに便利で、音は Dynamic Reflections を有効にしないと聞けません。Acoustic TextureというShareSetは必ず、周波数の4つの域における周波数吸収のフィルタを定義するもので、この値が小さいほど、リフレクションが大きくなります。室内の面にAcoustic Textureを設定すると、壁面の反射特性を再現できます。WALでは、事前に定義した4種類のAcoustic Textureから選べます。
コンクリート: 周波数の吸収が非常に低いものの、高周波では少し高いです。
石こうボード: 事前定義した複数のAcoustic Textureの中で、周波数の吸収が、すべての周波数帯域で、最も低いです。
木材: 周波数を適度に吸収しますが、中間の帯域に関しては、比較的低いです。
無響室: すべての帯域で、完全な周波数の吸収があり、アーリーリフレクションが全くありません。ただしWALでは、 このサウンドオプションを無効にしない限り、レイトリバーブが引き続き聞こえてきます。実際の無響室はマイクやスピーカーなどのハード機器を測定するために使います。WALの無響では、WwiseでReflectのEffectをバイパスしなくても、Reflectをバイパスできるため便利です。
部屋の広さ (スライダー型オプション): エコールームの立方体の大きさを、5から50メートルの範囲で変更できます。Roomの大きさを変えることでリスナーにリフレクションが跳ね返るまでの時間の長さが変わるため、Reflectを検証する上で役に立ちます。
終了: ラジオの設定パネルが閉じます。または、F(XboxコントローラではY)を押下し、パネルを閉じたり開いたりできます。
以下のパラメータが3D空間におけるラジオの軌道を一般的なジオメトリを使って定義していますが、値は、XYZ軸で指定します(「回転オフセット」パラメータだけが例外で、ピッチ、ヨー、ロールの値を指定します)。ややこしくなりがちなので、あなたのニーズの大部分は、プリセットで対応したほうが簡単です。ラジオは電気信号のプロパティを示すオシロスコープと同じように機能する、と頭に入れておくと分かりやすいかもしれません。
ラジオの軌道のパラメータ:
振幅: ラジオの元の位置(ドッキングステーション)から今の位置までの距離を、ゲームユニットで設定します。
周波数: 1秒に何回、フル回転するのかを指定します。
位相: ラジオの通り道を、指定した距離だけずらします。
DCオフセット: ラジオのカーブを、波のセンターポイントから指定した比率(%)だけ、離します。
振幅のオフセット: ラジオの通り道を、ドックから指定した距離だけ、ずらします。
周波数のオフセット: 一回転し終わるポイントを、指定した量だけずらします。
回転オフセット: ラジオの回転で形成される平面を、傾かせます。
詳しくは 「ラジオ」 の情報ノードを参照してください。