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2024.1.0.8669.390
2024.1.0.8669.390
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WwiseプロジェクトのMaster-Mixer Hierarchy(Master-Mixer Hierarchy\Default Work Unit\Master Audio Bus\Environmental_AuxBusses\LateReverb)には、RoomVerb EffectがあるAuxiliary Busがいくつかあります。バスはそれぞれ1つの部屋を表していて、WALプロジェクトでは、その部屋のゲームオブジェクト(サウンドエミッターであるオブジェクト)が、該当Auxiliary Busへダイナミックにアサインされます。Auxiliary Busに送られるボリュームは、 Game-Defined Auxiliary Sends Volumeを使い 調整できます。
RoomVerbのER Output Volumeが、RTPCカーブを使用して-96 dBまで下がります。同時にReflectがDynamicEROn Eventで有効になり、このEventに設定されたSet Game Parameter ActionによってFirstPerson Auxiliary Busのボリュームが-200 dBから0 dBになります。また、エミッターやリスナーから反射面までの距離に従い、Wwise Reflectがアーリーリフレクションをレンダリングします。
Reflectのインスタンスは必要な数だけ作成できます。WALを使ってReflectを紹介するには、以下の2つのAuxiliary Busがあれば充分だと考えました:
First person: ファーストパーソンプレイヤーが出す音に特化したAuxiliary Busで、足音やボールランチャーなどが代表的です。
Third person: WALの環境にあるその他すべての音に特化したAuxiliary Busです。
このような設定で、あなたのゲームの異なるサウンドに合わせて、異なる減衰を適用することが可能になります。
Reflectは、WAL内の複数の場所で使用されています。リフレクション(反射)の音を最初の直接信号から隔離したい場合は、ReflectプラグインのEffect EditorでSpeed of Soundを遅くします。
ReflectのSpeed of Soundを遅くするには:
WAL Wwiseプロジェクトを開きます。
Project ExplorerのAudioタブで、Master-Mixer Hierarchy内を探し、Reflectプラグインのインスタンスを見つけます。例えばMaster Audio Bus > Environmental_AuxBusses > EarlyReflectionsの下にFirstPersonというAUXバスがあります。
Effectsタブで、 Edit ボタンをクリックします。Reflect Effect Editorが開きます。
Effect EditorのReflectタブでSpeed of Soundの値を下げます。
その結果、直接音とリフレクション音の間に極端なディレイが生じ、 Acoustic Texture の変化など、特徴を隔離させることができます。 また、リフレクション同士の間のディレイも長くなるので、どこで発生しているのか、その方向が識別しやすくなる可能性があります。
check_circle | Tip |
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ワールドで標準に近い音速を使用するのであれば、Speed of SoundプロパティをWALのデフォルト値である34,300 cm/sに戻すことを忘れないでください。 |
ほかにもリフレクションのサウンドを隔離させる方法として、Reflect EffectのあるAuxiliary Busをソロ再生したり、Reflect Effect Editorのイメージソースのリストで、イメージソースを個別にミュート・ソロで再生したりできます。