UCSは以下のパターンに従った標準フォーマットの複数のブロックを使用してファイル名を形成します。
CatID-UserCategory_VendorCategory-FXName_CreatorID_SourceID_UserData
必須のブロックと任意のブロックがあります。Strataはデフォルトで5つのブロックを使用します。各UCSブロックの詳細は下表をご参照ください。
Strataでは5つのブロックを必須のブロックデリミタを適宜使った上で使用します。
CatID
_VendorCategory
-FxName
_CreatorID
_SourceID
以下のファイル名は対応するブロックに実際の値を挿入した例です。
GUNAntq_Pistol Muzzleloader-Shot 01 Composite_AKB00M_Historical Firearms.wav
この例ではCatIDの値がGUNAntq、SourceIDの値がHistorical Firearmsなどとなっています。
UCSでは以下の通りホワイトスペースの使用が認められ、アンダースコア(_)やハイフン(-)のデリミタの使用には具体的なルールがあります:
ファイル名でこれらのデリミタ文字をほかの場所で使用することはできません。サウンドエフェクトライブラリデータベースなどのコンピュータソフトウェアがUCSの名前を正しく解析するために、デリミタの適切な使用が不可欠です。
詳細は Universal Category System のウェブサイトをご参照ください。
前セクションで説明した通り、Strataのデフォルトのファイル命名規則では5つのブロックをセットで使用します。デフォルトのファイル名にUserCategory値やUserData値は含まれませんが、デフォルト命名規則に含まれない情報をファイル名に追加する必要があれば、これらのブロックを追加することができます。
UCSファイル名を維持するために、追加するブロックを正しい位置で正しいデリミタを使用して、以下のフォーマットで追加する必要があります:
CatID-UserCategory_VendorCategory-FXName_CreatorID_SourceID_UserData
REAPERは黒の 「ベースとなるデータリージョン文字列」 で指定された文字列に基づいてファイル名を生成するため、データリージョン文字列に明示的な値を設定すると、その値がファイル名とメタデータのどちらにも適用されます。
UserCategory値やUserData値をファイル名に追加する方法:
REAPERインターフェース下部にドッキングされているRegion Marker Managerを拡張します。
黒のデータリージョン名をダブルクリックします。リージョン名の文字列に以下のフォーマットが使用されています: CategoryFull=;Category=;SubCategory=;CatID=G;UserCategory=;VendorCategory=;SourceID=;UserData=;Explanations=;Synonyms=;OpenTier=;
希望するブロックの後にカーソルを置き、以下の通り適切なデリミタを用いて値を追加します:
Enter を押します。これ以降、レンダリングしてオーディオファイルにした各リージョンのファイル名に指定した値が表示されます。例えばHistorical Firearmsコレクションのリージョンを、前の手順のサンプル値を使ってレンダリングした場合は、レンダリング後のファイル名が次のようなかたちとなり、UserCategory値やUserData値は太文字で表示されます: GUNAntq -FPS_Pistol Muzzleloader-Shot 01 Composite_AKB00M_Historical Firearms_ version 1.00.wav
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