タイムラインの上にあるRegion/Marker ManagerとRegion Trackに、コンポジットサウンドShotを構成するすべてのリージョンが表示されます。各銃器特有のリロードや操作のリージョンもあります。これらのレンダリングはFoley Compositeトラックから行うように設定されています。
Compositeリージョンに組み合わされたサウンドのレイヤーのミックスと完全な長さが表示されます。サウンドのレイヤーの階層の最上位にあり、Modern Firearmsの場合、このリージョンのトラックソースの名前はShotです。どの銃器も6個の固有のCompositeリージョンがあり、名前はShot 01から06です。
コンポジットであるショットを構成する各レイヤーに対し、それぞれのリージョンがあります:
L1 Body
L2 Mechanic
L3 Transient
L4 Punch
L5 Tail
リージョンはレイヤーを構成するトラックに直接関係し、各レイヤーのレンダリングの長さを指定します。リージョンがレンダリングする該当レイヤーは事前にRegion Render Matrixで設定します。
注: Modern Firearmsプロジェクトではレイアップや再生の同期を容易にし、レイヤーのタイミングを維持するために、各Shotのリージョンはすべてスタートポイントが同じです。このため一部のリージョンの最初に短い無音が入ります。
下図はFirearmプロジェクトの典型的なショットを示したものです。リージョンとレイヤーの関係がカラーで分かります。
1つの銃器(Weapon)に対し、 <WeaponName>_Silenced という名前の1つのサブプロジェクトがあります。これらのサブプロジェクトに1つずつあるSilencedという名のトラックに、 <WeaponName>_Silenced.rppというアイテムがあります。このアイテムはSilencedサブプロジェクトをレンダリングしたものです。
名前の“_Silenced”の部分が示すように、このサブプロジェクトにはShotトラックに似たトラックが入っていますが、銃器の発砲を抑制した(消音した)バージョンのサウンドを作成できるように設計されています。
各 <WeaponName> サブプロジェクトに、その銃器固有のリロードやほかの取り扱いサウンドを作成するために重ねることができるアイテムの入った、設計されたトラック一式も含まれます。トラックのレイヤーや名前はコレクション内のすべての銃器で似ています。
CinematicレイヤーやAdditionalsレイヤーには関連付けられているリージョンがなく、どちらのレイヤーもデフォルトでミュートとなっています。これらのレイヤーはカスタムサウンドを作成するために使います。これらのレイヤーの組み込み方やカスタマイズしたサウンドの長さなどは予測できないため、これらのレイヤーを使用する時にリージョンを自分で設定する必要があります。
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