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REAPER Media Explorerでメタデータの列を追加する

StrataのすべてのBWFオーディオファイルに、組み込みメタデータが含まれます。すべてのサブプロジェクトファイルが、REAPERが対応するどのオーディオファイルフォーマットにもメタデータを組み込めるように設定されています。

REAPERのメディアエクスプローラーでメタデータを見ることができます。ただし組み込みメタデータを完全に閲覧したり検索したりするために、ユーザ列を追加する必要があります。活用できそうなメタデータの一覧が 「推奨ユーザ列」 にありますので、ご参照ください。

REAPERメディアエクスプローラーに列を追加する方法:

  1. メニューバーで View > Media Explorer をクリックします。メディアエクスプローラーが開きます。

  2. 任意の列のヘッダを右クリックし、 Add user column をクリックします。Add Metadata Columnダイアログが開きます。

  3. Keyテキストボックスに推奨のユーザコラムを1つ入力します。例えば、ASWG:Categoryを入力するとカテゴリメタデータの列が追加されます。

  4. Descriptionテキストボックスに、例えばCategoryなど、適切な名前を入力します。

  5. OK をクリックします。この列がメディアエクスプローラーに表示されます。

  6. メディアエクスプローラーでウィンドウ左側にあるフォルダ階層の <Project Directory> を選択します。サブプロジェクトのファイルがファイルリストに表示されます。

  7. 1つ以上のオーディオファイルを右クリックし、 Re-read metadata from media をクリックします。選択したファイルのメタデータが、新しい列に表示されます。

推奨ユーザ列

メディアエクスプローラーにユーザ列として追加できるすべてのフィールドの一覧が、REAPERの Render to File > Metadata ウィンドウにあります。Strataプロジェクトには、ASWG、BWF、INFO、XMP、IXML:USERのメタデータフィールドがあり、これらを.wavファイルに組み込むことができます。

ASWG Schemaは、.wav、.flac、.mp3のファイルにメタデータを組み込むことに対応しているほか、Strataコレクションで全オーディオファイルの名前に使用しているUCS特有のフィールドを含みます。

下表はStrataユーザのための推奨ユーザ列の一覧です。

メタデータフィールド概要

ASWG:fxName

UCSフィールド。概要またはタイトル(25文字未満)。

ASWG:creatorId

UCSフィールド。サウンドデザイナー、レコーディスト、ベンダーなどの名前。Strataでは、この値はデフォルトでAKB00Mです。

ASWG:sourceId

UCSフィールド。個々のStrataコレクションの名前。

ASWG:vendorCategory

UCSフィールド。任意でFXNameブロックのヘッダを拡張し、ベンダーがコレクションの特定カテゴリを定義するために使用できます。例えば銃器、車両、場所の具体的な名前など。

ASWG:project

REAPERプロジェクト名。

ASWG:catID

UCSリストで定義されたカテゴリまたはサブカテゴリの略称。

ASWG:subCategory

UCSフィールド。サブカテゴリ名、例えばANTIQUEなど。

IXML:FILE_UID

ファイルをレンダリングした時に生成されるファイルを識別するための固有値であり、REAPERプロジェクトのメタデータ内の式で作成されます。

IXML:USER:Explanations

UCSフィールド。サウンドの簡単な説明。

IXML:USER:Synonyms

サウンドを表すためによく使われるその他単語。

IXML:USER:Library

個々のStrataコレクションの名前。

IXML:USER:Track

ファイルの出所であるREAPERプロジェクトのトラックの番号。

IXML:USER:TrackTitle

ファイルの出所であるREAPERプロジェクトのトラックの名前。

IXML:USER:Manufacturer

SFXライブラリでUCS CreatorIDにマッピングされることの多い、ベンダー名。

IXML:USER:OpenTier

Soundminerで、ハイフン区切りの追加カテゴリに使用されます。

IXML:USER:Notes

ユーザノート、Strataでは通常は空白です。

ASWG:category

UCSフィールド。最上位のカテゴリ、例えばGUNSなど。

ASWG:userData

UCSフィールド。改訂番号など、ユーザが追加するその他のデータ。

ASWG:userCategory

UCSフィールド。UserNameやProjectNameなど、ユーザが追加するその他のデータ。


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