バージョン
LFO(Low Frequency Oscillator)は時間の経過と共にプロパティ値のモジュレーションを発生させるために使います。LFOのプロパティを以下に示します。
項目 |
内容 |
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Depth |
オシレータの振幅変化率。最大振幅は1.0。 単位:% Default value: 100 Range: 0 to 100 |
Frequency |
一秒間のサイクル数。 単位: Hz Default value: 1 Range: 0 to 20000 Units: Frequency |
Waveform |
モジュレータ形状のことで、以下のオプションから選択できる:
Default value: Sine |
Smoothing |
波形のハードなエッジをならすためのLPF。 This parameter can reduce output gain depending on your configuration. For a square waveform with an LFO of 1 Hz, gain reduction can be observed with a smoothing value as low as 30%. The higher the LFO frequency, the lower the smoothing value for which gain reduction is observed (for example, 2 Hz = 25%, 4 Hz = 20%, 8 Hz = 10%). For triangular or sawtooth waveforms, gain reduction can be observed with a smoothing value as low as 10%. 単位:% Default value: 0 Range: 0 to 100 |
PWM |
矩形波のみに適用されるパルス波の幅。 単位:% Default value: 50 Range: 0 to 100 |
Attack |
オシレータがフル振幅に到達するのにかかる時間。 単位: s Default value: 0 Range: 0 to 100000 |
Initial Phase Offset |
オシレータ波形の初期位相。 単位:° Default value: 0 Range: -180 to 180 |
Scope |
LFOインスタンスの作成方法を選択する。
Default value: Note or Event |
Wwiseには追加型のプロパティ(Voice Volume、Voice Pitchなど)と排他的なプロパティがあります。追加型のプロパティにLFOを追加すると、このプロパティの現在値にLFOモジュレーションが付加されます。排他的プロパティにLFOを追加すると、このプロパティの現在値がLFOモジュレーションによって置き換えられます。
LFOでVoice Volumeのモジュレーションを行うには:
Project Explorerで、LFOを加えるオブジェクトを選択する。
In the Primary Editor, go to the RTPC tab.
RTPCリストで、[>>]ボタンをクリックする。
セレクタメニューで、Voice Volumeを選択する。
X軸のセレクタボタンをクリックする。
セレクタメニューで、LFO > Default (Custom)を選択する。
[...]ボタンをクリックしてLFOプロパティを編集する。
カーブを編集してモジュレーション範囲を設定する。
LFOオブジェクトはCustomまたはShareSetとして作成できる。Customオブジェクトはその場所、つまりそれを有するオブジェクト内に直接保存される。ShareSetは別のWork Unitに保存され、他のオブジェクトで再利用できる。
注意 | |
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LFOやEnvelopeのモジュレータの処理時間は、RTPCの使用によって変わります。多くのプロパティで、オーディオコントロールフレーム1つにつき、モジュレータを1回、評価します。ただしVoice Volumeプロパティの場合は、オーディオサンプルフレーム1つにつき、これらのモジュレーターを1回、評価します。これらはプラットフォームのメモリやCPUを多く消費することがあるので、厳選して使ってください。 |
注釈 | |
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LFOやEnvelopeのモジュレータの、その時点でのRTPCカーソルの値は、モジュレータの内部プロパティによって決定されるため、表示されません。 |