このインテグレーションの各バージョンは、それぞれUnreal Engineの特定のビルドに対応しています。以下が、このインテグレーションの2022.1.10.8393.2898版で(Unrealの新しいビルドにアップグレードしたこと以外に)変更された点です。
| 注記: このインテグレーションは、Unreal Engineの実験的な機能をサポートしていません。 |
| 注記:
- このインテグレーションのコンパイル対象はUnreal Engineバージョン4.27、5.1、5.2、5.3です。Unreal Engine 5.3を対象にテストしました。現在、上記Unreal Engineバージョンより新しいバージョンをサポートしていませんが、今後のパッチリリースでサポートします。
- 非推奨のお知らせ:今後のマイナーリリースでは、Unreal Engine 4.27がサポート対象外になります。 Unreal Engine 5.1以降を使用することを推奨します。
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プラットフォーム固有の情報は、こちらにあります:
以前のバージョンについては、 以前のリリースノート を参照してください。
新機能
- WG-64386 UnrealのNiagaraシステムがサポートされるようになりました。詳細は Wwise Unreal Niagara Integrationを使用する for details を参照。
- WG-69380 WindowsでDebug SoundEngineとStaticCRTのターゲット設定がサポートされるようになりました。
- WG-69485 現在実行中のバイナリで使用されているWwiseコンフィギュレーション(Debug、 Profile、Release、StaticCRT)がログメッセージに表示されるようになりました。
動作の変更
- WG-69137 Media IDとして
SetExternalSourceMedia
に0を渡すと、 特定のクッキーが未設定の状態にリセットされるようになりました。
パフォーマンスの変更
- WG-61471 Wwiseのランタイムで使用されるメモリ割り当てフックを更新しました。特に注目すべきは、すべての非デバイスメモリ割り当て用の割り当てフックが、
FMemory::Malloc
を直接使用して新しいメモリブロックを確保することで、すべてのバイナリコンフィギュレーションやほとんどのプラットフォームで一貫性のある動作をするようになったことです。非デバイスメモリ割り当てもLow-Level-Memory TrackerによってLLMタグ「Wwise/SoundEngineMalloc」で追跡されるようになりました。Wwise SDKの2022.1.10または2023.1.1以降を使用している場合、 メモリ設定の値をAkSpanCount_Smallに設定すると、「Span Count」メモリ設定のサポートも追加されます。これにより、すべての非メディア割り当て用にWwiseによって確保されるメモリ量が大幅に削減されると考えられます。
その他の変更
- WG-69377 非推奨になっていた操作をAnimNotify_AkEventから削除しました。
- WG-69378 Acoustic Portalのステートが、ClosedやOpenではなくWwise 2023.1に合わせてDisabledやEnabledと表示されるようになりました。
バグ修正
- WG-68675 修正済み:Unreal EditorがWwise BrowserのOrphaned Assetsを調整中にクラッシュします。
- WG-68742 修正済み:Audiokinetic Launcherを使用してWwiseをUnrealプロジェクトに組み込むと、Android SDKバイナリが正しく配置されません。
- WG-68850 修正済み:プロジェクトの
.cpp
ファイルで、 Logger.h
の後に ShaderPreprocessTypes.h
を指定すると発生するビルドエラー。
- WG-68948 修正済み:Unreal Editorの一部のコンポーネントとユーザインターフェースエレメントでやり直しアクションが機能しません。
- WG-69004 修正済み:Reconcileを使用して作成されたEvent UAssetは、Content Browserでのポストに失敗します。
- WG-69053 修正済み:EventのSwitch Controller LeafからExternalSourceとGroupValueを同時にアンロードすると、ハングする可能性があります。
- WG-69066 修正済み:Root Output Path OverrideをWwiseやUnrealプロジェクトがインストールされているドライブ以外に設定すると、SoundBankの生成に失敗します。
- WG-69131 修正済み:(Spatial Audio)球体コリジョンプリミティブ形状のAkGeometry Componentを使用している時にWwiseに送られるメッシュでは、冗長な頂点が原因で境界回析エッジが生じます。
- WG-69140 修正済み:自動テストを実行中にサウンドエンジンのスタベーションにより警告がトリガーされます。重大度をログレベルに下げる必要があります。
- WG-69143 修正済み:使用中のメディアのアンロード試行回数が多すぎます。
- WG-69147 修正済み:メモリ内でSwitchContainerLeavesとGroupValuesが決してクリーンアップされません。
- WG-69379 修正済み:任意のレベルで参照されているアンビエントアセットを削除して、EditorモードでPlayに切り替えるとクラッシュします。
- WG-69782 修正済み:External Sources PlayinIdToMediaIdsが、複数の同時進行するスレッドで使用されている間ロックされません。
コミュニティで報告されたバグの修正
- WG-63676 修正済み:Visual Studioをビルド中に「error C4103: alignment changed after including header(エラーC4103:ヘッダーを含めた後に配置が変更されました。)」のエラーが表示されます。
- WG-64700 修正済み:Unreal EngineがPostLoadをルーティングしている最中に、Blueprintイベントコールバックをディスパッチした時のアサート。
- WG-66538 修正済み:NiagaraがLinuxでコンパイルされません。
- WG-68378 修正済み:ヌルポインタの不適切な使用によりVisualCPPチェックに失敗します。
- WG-68439 修正済み:Recorder EffectプラグインをMaster Audio Busに追加し、Unreal Audio RoutingをRoute through AKAudioMixerに設定すると、クラッシュが発生します。
- WG-69148 修正済み:複数のストリーミングアンロード時に、FWwiseFileCacheHandleでのリソース競合による破壊が原因でフリーズする可能性があります。FArchiveの代わりにAsyncReadを使用してデシリアライズすることで、非ストリーミングアセットのロード時のパフォーマンスを改善しました。
- WG-69166 修正済み:オフラインのレンダリングでストリーミングファイルのロードに失敗します。このバグはWwise 2022.1.xでのみ確認されました。
- WG-69415 修正済み: Event ActionでSet Effectを使用中に「ActionSetFX is not a recognized json field(ActionSetFXは認識されないjsonフィールドです)」のエラーが表示されます。
- WG-69728 修正済み:Event時に別のSoundBankで使用されているメディアがロードされないことがあります。また、Audio Bus Effectプラグインの初期化で必要なメディアがSoundBank内にある場合、「plug-in media unavailable(プラグインメディアなし)」のエラーが表示されます。
- WG-69740 修正済み:Wwiseモジュールgetterのパフォーマンスが低下します。