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Multi Editor

Multi Editorで複数オブジェクトのプロパティを一斉に設定したり変更したりできます。例えば、あるバスに複数のコンテナをルーティングしたい場合や、多数のオブジェクトやバスのボリュームを変更したい場合などに非常に便利です。Multi Editorを使って簡単に素早く行えます。

Multi Editor をViewsメニューから直接ひらくことができ、編集するオブジェクトを選びます。または、編集したいオブジェクトを選択して右クリックでショートカットメニューを開き、Show in Multi Editorを選択すると、Multi Editorが開きます。

選択されたオブジェクトがビューにロードされます。1つのオブジェクトであれば、そのNameが左上のタブに現れます。選択されていなければ、タブは選択されたオブジェクトの数を表示します。なお、ビューを閉じることなくプロジェクトの別の場所でも自由に作業できますが、Multi Editorは他のビューで選択されたアイテムをリロードします。

Multi Editorを使って、あらゆるWwiseオブジェクトのほとんどすべてのプロパティを変更できます。基本的に、オブジェクトの MuteSoloNameNotesのプロパティは Multi Editorでは編集ができません。

選択したオブジェクトに関連するプロパティが、Multi Editorに表示されます。つまり、選択したオブジェクトの種類に合わせて、そのプロパティや動作が表示されます。例えば、Switch Container用にMulti Editorを開くとSwitch ContainerのProperty Editorにあるプロパティが表示され、サウンド用に開くとサウンドのProperty Editorにあるプロパティが表示される、という具合です。

数種類のオブジェクトを選択してからMulti Editorを開くと、選択対象の一部にしか適用されないプロパティが表示されることがあります。また、選択したオブジェクトが特定のプロパティに同じ値をすべて持つ場合にのみ、表示されるValuesが動作します。しばしば、該当する値の組み合わせがありますので、非常に小さいダッシュ (-) が、単一の値を表示することができないことを示すために表示されます。

[ヒント]ヒント

選択オブジェクトの様々なプロパティの詳細については、そのオブジェクトのProperty Editorのヘルプを参照してください。

プロパティ値の指定や動作設定のほかに、以下が可能です。

  • 絶対値または相対値の設定 :選択オブジェクトに適用するプロパティ値が相対値か絶対値かを表すために、数値に+や-を付けて入力する。+記号や-記号を数値の前後に置くことで、絶対値か相対値かを区別でき、記号が数値の前であれば絶対値、数値の後であれば相対値となる。例えば、ボリュームが-17dBの複数のオブジェクトを選択してボリュームに絶対値-23dBを入力すると、選択した全オブジェクトのボリュームが-23」となる。一方、オブジェクトのボリューム設定がそれぞれ-15dB、-20dB、-10dBであるオブジェクト用に相対値6+を入力すると、選択した全オブジェクトのボリュームに6dB追加するオフセットが作成される。

  • Link/ Unlink property values: 設定値をプラットフォーム同士でリンクさせたり、アンリンクして現在のプラットフォーム用にカスタム値を作成したりできる。

  • ランダマイザーの有効化:ランダマイザーを有効にして、数値の範囲を設定できる。指定した範囲内からRandomizerが数値を選択して、オブジェクトを再生する度にプロパティ値を変化させる。

  • RTPCの追加: Multi Editorに1つのオブジェクトがロードされている時、Game Parameter、MIDIオブジェクト、またはModulatorオブジェクトを使った新しいRTPCを追加できます。This option is not available when multiple objects are loaded; however, you can use the 「Paste Properties」 view to copy RTPCs from one object to one or more other objects.

  • Vew and edit effects:

    1. Click View Settings (Ctrl+Alt+H) in the title bar.

    2. In the 「Object Property Settings」 list, navigate to Audio > Effects, and choose the effect properties to view and click OK.

    3. An Effects folder appears under any appropriate object. Expand it to view the effects in rows and their properties in columns. This displays the same properties as the 「Effects tab: Actor-Mixer Hierarchy and music objects」.

    4. To delete an effect, right-click it and select Delete.

    5. To move an effect, right-click it and select Move Up or Move Down, depending on its position.

  • View object counts. For Effects and RTPC faders, a count is given in the Value column:

    • count: n: where n is a numeric value, indicates the quantity.

    • mixed count: n-n: where n is a numeric value, indicates the high and low quantities for more than one object.

項目

内容

右上にある View Settings アイコンをクリックする。

The 「Object Property Settings」 dialog opens. Select the individual properties for every possible Wwise object type that you want to display.

パネルにプロパティを表示する方法3つのオプションリスト:

  • Tree ビュー:対応する階層内のオブジェクトのプロパティを表示します。他の階層ビューと同じように、子エレメントを表示したり隠したりするために、親が展開されたり縮小されたりします。

  • Flat ビュー:オブジェクトの全てのプロパティを縮小せずにリストに表示して、階層内の位置はフルパスNameだけで表されます。このビューでは、編集可能なプロパティのみがリストされ、編集不可な構造的な階層的エレメントはリストされません。

  • Flat view (name only): オブジェクトの全てのプロパティを縮小せずにリストに表示して、階層内の位置は表さない。

選択中のオブジェクトに対する階層内の位置によって、パネル内で編集するオブジェクトを変えるための、3つのオプションのリストを表示。各オプションの該当するオブジェクト数と、一貫して適用される場合は、オブジェクトのタイプも、表示する。

  • All children - "#" objects: 選択したオブジェクト階層で、すぐ下にある全てのオブジェクトの、オブジェクトプロパティを表示。

  • All descendants - "#" objects:選択中のオブジェクトより階層で下にある全てのレベルのオブジェクトの、オブジェクトプロパティを表示。

  • All parents - "#" objects: 選択したオブジェクト階層で、すぐ上にある全てのオブジェクトのオブジェクトプロパティを表示。

[注釈]注釈

イベントは、直接関連するプロパティはありません。その代り、イベントの子であるアクションに対して、プロパティが適用されます。イベントを一括編集するには、必ずAll descendantsまたはAll childrenを選択します。

Right-click the table header to open the Configure Columns dialog where you can specify which columns to display and their order. 「Using tables」 を参照してください。

検索フィールドが開き、標準的な英数字の検索によってマッチしない項目がビューで非表示となる。詳しくは「Using tables」を参照。

検索フィールドを閉じて検索フィルタを解除するには、Searchアイコン左のCloseアイコンをクリックする。

[注釈]注釈

「List View」「Query Editor」「MIDI Keymap Editor」「Referenceビュー」で、ノードが閉じて非表示となっている項目は検索対象とならない。

Name

プロパティまたは動作の名前。リストに表示されるプロパティや動作は、選択したオブジェクトによって変わる。

[注釈]注釈

Colorプロパティは、必ず最初に表示される。Color値で選択中のオブジェクトに関連するカラーが分かり、クリックするとカラーセレクタが開きカラーチップの設定ができる

Value

選択した全オブジェクトにアサインするプロパティ値。数値を設定する以外に、動作やプロパティを有効にしたり無効にしたりするチェックボックスのこともある。

数値フィールドの場合、プロパティ変更が相対的か絶対的かを指定できます。数値の後に+や-を追加すると、選択したオブジェクトのプロパティのオフセットが設定される。数値の前に記号を追加すると、オブジェクトのプロパティ値がこの数値に変更される。

チェックボックスについて、例えばUse Game-Defined Auxiliary Sendsでは、黒塗りのボックス()が表示され、選択したオブジェクトの全てではなく、1つ以上に適用されることを示します。

[注釈]注釈

Use Game-Defined Auxiliary Sends のように親から継承されたプロパティは、オブジェクトがトップレベルか親をオーバーライドしない限り、Property Editor では有効になりません。マルチエディタでは、複数選択したオブジェクトの1つのみが結果的に有効にできれば、変更はすべてのオブジェクトに引き続き影響を与えます。しかし、オーバーライドオプションが有効にならない限り、設定は影響を及ぼしません。

必要に応じて、Value列には、Link、RTPC、または、フィールド内にその左側のRandomizerインジケーターを含むことができます。複数のオブジェクトを編集するというパワーのため、それぞれが異なる設定をし、 Multi Editor には Link Mixed、 RTPC Mixed、 Randomizer Mixedへの特別なインジケータがあります。


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