バージョン
絶対プロパティ(Absolute property)の設定は、親の下にある全ての子オブジェクトに自動的に継承されるので、階層の中の最上位で親オブジェクトに対して設定します。なお、あるオブジェクトに別のプロパティを指定する必要がある場合は、親のプロパティ設定をオーバーライドして新しく設定できます。デフォルトとして子オブジェクトに対して絶対プロパティを設定できませんが、Override parentオプションを選択すると、設定可能となります。
階層にあるオブジェクトの絶対プロパティとして、以下を設定できます。
注釈 | |
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The properties in the Effects, Positioning, and Advanced categories are also absolute properties, but they are discussed in a separate section. エフェクト、ポジショニング、詳細プロパティなどについてはエフェクトの活用、Defining positioning、Managing priorityを、参照してください。 |
あるオブジェクトの絶対プロパティを変える必要がある場合は、親のプロパティ設定をオーバーライドして、設定を変えられます。あるオブジェクトで設定をオーバーライドすると、その子孫オブジェクトのプロパティ設定でもオーバーライドされることになるので、ご注意ください。
オーバライドコマンドを実行した場合、下図の通り、そのオブジェクトとその下にある全てのオブジェクトのプロパティ設定が、変更されます。
オブジェクトActor-Mixerで Output Bus をBus1に設定すると、その子孫のうちそれをオーバーライドをしない子孫(つまりContainer2、Voice2)の Output Bus が設定されます。 | |
オブジェクトContainer1で Output Bus をオーバーライドしてBus2に設定すると、その子孫(つまりVoice1)の Output Bus が定義されます。 |
親のプロパティをオーバーライドするには
Property Editorに、子オブジェクトを1つロードする。
変更したい絶対プロパティの、Override parentオプションを選択する。
そのグループ内のプロパティが有効になる。
必要に応じてプロパティを変更する。
注釈 | |
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絶対プロパティのオーバーライドは、プロパティごとに個別に行う必要があります。 |