バージョン

menu_open
警告:あなたのメジャーリリース ( 2024.1.1.8691 ) に該当する最新ドキュメンテーションが表示されています。特定バージョンのドキュメンテーションにアクセスするには、Audiokinetic Launcherでオフラインドキュメンテーションをダウンロードし、Wwise AuthoringのOffline Documentationオプションにチェックを入れてください。

Using ambisonics

Ambisonicsはリスナーの上下リージョンに加えて水平面もカバーするサラウンドサウンドテクニックです。B-formatサウンドフィールド(音場)表現と球面調和関数を使い、スピーカー設定から独立しています。これを使うと、リスナーと共にサウンドを回しやすくなります。球体のサウンド表現が必要な場面、例えばアンビエントサウンドを提供する時やVRを展開する時などに、アンビソニックスが効果的な選択肢となります。

Wwiseでは以下のようなことが可能です:

  • FuMaフォーマット(3次まで)またはAmbiXフォーマット(5次まで)のB-formatアセットをインポートして再生できます。

  • ほかのバス構成をアンビソニックスフォーマットにエンコードしたり、アンビソニックスを別のバス構成にデコードしたりできます。

  • エフェクトプラグインを使用してアンビソニックデコーディングをカスタマイズできます。

  • Auro HeadphoneやResonance Audioなどのbinauralizer(バイノーラライザ)エフェクトプラグインを使用してアンビソニックスをステレオに変換できます。

  • エフェクトプラグイン(ただしStereo Delay、Matrix Reverbを除く)を使用してアンビソニックス以外のフォーマットと同様に、アンビソニックスを処理できます。

  • アンビソニックベッドをアンビソニック対応オーディオデバイスに送信できます。アンビソニックス対応プラットフォームが増加中ですが、それらでこの出力を再生できます。

  • アンビソニックバスをディスクに録音し、それをRecorderプラグインを使用して再インポートできます。

[ヒント]ヒント

Wwiseサンプルプロジェクトにいくつかの アンビソニック使用例 があります。

アンビソニックファイルを使用するには:

  1. WAVまたはAMBとして保存できるアンビソニックB-formatで録音したファイルを、ほかのオーディオファイルと同様にインポートします。詳細は 「Importing media files」 を参照してください。

    [注釈]注釈

    アンビソニックファイル(AMB、AmbiX、WAVのファイル)をインポートしてから、Wwiseがそれらをアンビソニックスとして正しく解釈できているかを検証するには、Source Editorを開き、Channel configのオーバーライドメニューの値を確認するか、編集します。Source Editorを開くには、Contents Editorで、SFX、またはMusic Track、またはVoiceのアイコンをクリックします。(Views menu > Contents Editor、またはShift+O。)

  2. ほかのサウンドオブジェクトの場合と同様に Output Bus に適切なAudio Busを指定します。詳細は 「Specifying the output routing for objects」 を参照してください。

  3. 球状の音場を作成するにはサウンドオブジェクトのスプレッドを100%に設定します。詳細は 「Defining the attenuation curves for various object properties」 を参照してください。

    [注釈]注釈

    アンビソニックスを3D Spatializationの音場として使用する際にスプレッドの設定がデフォルトの0%であれば、ほかのマルチチャンネルファイルと同様にアンビソニックスもモノラルの点音源に縮退してしまいます。

Wwiseが必要に応じてチャンネルをミックスすします。詳細は 「Submixing ambisonics」 を参照してください。

アンビソニック出力を行うためには:

  1. 以下のアンビソニックスバス構成のAudio Busを設定します:

    • Ambisonics 1st Order (4チャンネル)

    • Ambisonics 2nd Order (9チャンネル)

    • Ambisonics 3rd Order (16チャンネル)

    • Ambisonics 4th Order (25チャンネル)

    • Ambisonics 5th Order (36チャンネル)

    チャンネル構成の詳細は 使用可能なAmbisonics Bus構成の表 を参照してください。

    Wwiseは上記定義のAudio Bus経由で出力されたソースファイルをミキシングして、アンビソニック出力にします。

    [注釈]注釈

    If your Sound Engine Audio System specified in the Authoring Audio Preferences dialog is an Audio Device that supports ambisonics, then you can skip this initial step because the Master Audio Bus will already be set to ambisonics. 「Selecting audio output devices」 を参照してください。

  2. 3Dバイノーラルシステムのようなアンビソニックチャンネル構成に対応した最終出力デバイスを指定します。

    アンビソニック対応でない出力であればWwiseがそのチャンネル出力を適切な標準出力に自動的にデコードします。詳細は 「Submixing ambisonics」 を参照してください。


このページはお役に立ちましたか?

サポートは必要ですか?

ご質問や問題、ご不明点はございますか?お気軽にお問い合わせください。

サポートページをご確認ください

あなたのプロジェクトについて教えてください。ご不明な点はありませんか。

プロジェクトを登録していただくことで、ご利用開始のサポートをいたします。

Wwiseからはじめよう