バージョン

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Wwise SDK 2024.1.0
リリースノート 2024.1

次のセクションでは、Wwiseバージョン2023.1.8とバージョン2024.1の間での変更点を挙げ、説明します。
プラットフォーム固有の情報は、こちらにあります:

以前のバージョンの詳細については、 以前のリリースノート をご覧ください。

新機能

  • WG-46778(WAAPI)オーディオファイル情報にアクセスするための新しいアクセサをWAQLに追加しました。
  • WG-54197 ゲームエンジンのインテグレーションによってWwiseに提供されるがWwiseでは直接管理されない、メディアやSoundBankのメモリ容量(AK::SoundEngine::LoadBankMemoryView、AK::SoundEngine::SetMediaなど)がPerformance Monitorパネルに表示されるようになりました。また、AK::SoundEngine::SetMediaによって提供されるメディアアイテムのSoundBank Nameが「Prepared」ではなく「From Integration/SetMedia」と表示されるようになりました。
  • WG-59905 Game Object 3D Viewerにポータルのフロントを示す矢印を追加しました。
  • WG-61638(Spatial Audio)実験的な新機能であるパラメータスムージングをAcoustics Engineに追加しました。パラメータスムージング機能は、アコースティックエンジンから受け取った回析パス出力のパラメータがレンダリングのためにサウンドエンジンに渡される前に、指数関数的な移動平均のスムージング関数をそのパラメータに適用します。こうしたパラメータには、回折、トランスミッション、オクルージョン、オブストラクション(妨害)のほかにも、バーチャルポジショニング、ゲインなどが含まれます。スムージング機能では、ほかのSpatial Audioパラメータのより保守的な設定を使用することで、CPU使用率を下げることができます。AkSpatialAudioInitSettings::fSmoothingConstantMsを参照してください。
  • WG-64733 スタイル選択とフォーカス制御の一貫性が高まり、Darkテーマがよりダークになりました。
  • WG-64979(WAAPI)Profilerからメタデータを取得できるように、 ak.wwise.core.profiler.getMetersak.wwise.core.profiler.registerMeterak.wwise.core.profiler.unregisterMeter を追加しました。
  • WG-67903 List Viewに新しい列としてDuration MinとDuration Maxを追加しました。
  • WG-68180 アテニュエーション(減衰)を使用しているオブジェクトを、オブジェクトの距離のスケーリングと回析ワープと共に記載したリストをAttenuation Editorに追加しました。
  • WG-68263 Attenuation Editorにワープカーブが表示されるようになりました。
  • WG-68690 新しい色を使ってDarkテーマを更新しました。
  • WG-68997(Spatial Audio) 簡素化したReflectワークフローの使用時に、Portal Occlusionがアーリーリフレクションに適用されるようになりました。
  • WG-69032 7.1.4サウンドとバスのBalance-FadeパンナーでZ軸がサポートされるようになりました。
  • WG-69048 (Spatial Audio)ジオメトリック透過損失を加法または乗法にするオプションを追加しました。
  • WG-69269 Wwiseのデフォルトメモリアロケータシステムを書き換えて、タイトルのメモリ使用量、構成、プロファイリングを改善しました。新しい AkMemoryArena がrpmallocに代わってデフォルトのメモリアロケータになり、TLSFなどの最も汎用性の高いメモリアロケータに匹敵するメモリ使用量やフラグメンテーションを提供するようになりました。メモリのオンデマンド予約を通したリソースのダイナミックな拡張も依然として可能です。多くの場合、以前のデフォルトアロケータと比べてメモリ使用量が約10減少します。予約されるメモリのウォーターマークについても、 AkMemSettings::uVMSpanCountAkSpanCount_Small に設定した場合と比べて若干改善され、 AkMemSettings::uVMSpanCountAkSpanCount_Huge に設定した場合と比べて大幅に改善されます。また外部メモリ割り当てフックを呼び出す必要性が減ります。メモリを提供するための以前のコールバックも AkMemSettings::pfAllocVMAkMemSettings::pfFreeVM から AkMemoryArenaSettings::fnMemAllocSpanAkMemoryArenaSettings::fnMemFreeSpan に更新されました。これらは類似していますが、実装が簡素化されています。提供されたメモリのアライメントに関する厳格な要件がなく、必要なのは基本となるメモリスパンの割り当てと解放のみであるためです。物理メモリや仮想メモリの個別マッピングについて考慮する必要がありません。例えば、WindowsやPOSIXベースのプラットフォームに AkMemoryArenaSettings::fnMemAllocSpanAkMemoryArenaSettings::fnMemFreeSpan をデフォルト実装する際、 mmapmunmap をコールせずに、 std::mallocstd::free をコールして必要メモリを取得および解放するだけになりました。個別のメモリ割り当てや解放操作の既存のコールバックは、変更なく引き続き使用できますが、新しいデフォルトメモリアロケータを試すことを推奨します。このメモリアロケータでは、拡張されたプロファイリング情報や設定が利用できるようになりました。
  • WG-69272 Sound Engineのランタイム全体を通してAkMemoryArenasの状態や効果を可視化して把握できるようにするため、Advanced Profilerに新しいビューを追加しました。このビューには、アクティブなAkMemoryArenaごとの高レベルな統計情報(使用メモリ量合計、予約メモリ量、利用可能な最大空き容量など)が表示されます。また、AkMemoryArenas用に割り当てられた各スパンの詳細も表示されます。メモリのフラグメンテーションのステート、 AkMemoryArenaSettings::fnMemAllocSpan コールバック関数を呼び出す際に指定されたユーザデータ値などに関する詳細情報が含まれます。
  • WG-69432(Spatial Audio)ポータルによって削除されないようにするためのジオメトリインスタンスのフラッグを追加しました。
  • WG-69711 バスのステータスを表示する新しいセカンダリエディタを追加しました。
  • WG-69861(Spatial Audio)リフレクション計算でCPU使用率のバランスをとる実験的な機能を追加しました。 AkSpatialAudioInitSettings::uMaxReflectionPaths により、検証の対象となるリフレクションパスの最大数が設定されます。ヒューリスティック計算を使用してすべてのパス候補がソートされてから、最適だと思われるパスが判断されます。すべてのエミッタの中からグローバルに AkSpatialAudioInitSettings::uMaxReflectionPaths が検出され、パスはそれ以上計算されません。
  • WG-69902 AK::SoundEngine::PrepareBus 関数をWwiseランタイムAPIに追加しました。この関数を使って、バスに配置されたエフェクトプラグインでメディアのロードやアンロードを管理できます。ユーザが定義したSoundBankでメディアをパッケージ化する必要がありません。
  • WG-70275(WAAPI)ブレンドトラックやブレンドトラックの割り当てを編集するWAAPI関数を追加しました。この新しい関数には ak.wwise.core.blendContainer のプリフィックスが付いています。関数 ak.wwise.core.object.get にWAAPI blendTracks アクセサを追加しました。
  • WG-70355(WAAPI)ポジショニングからパンナーオブジェクトを取得する panner アクセサをWAQLに追加しました。
  • WG-70700 各サウンドのポジショニングパラメータに新しいワープ値を追加しました。これらのワープ値は、サウンドのアテニュエーション(減衰)シェアセットのオブストラクション(妨害)、オクルージョン、回析、およびトランスミッションカーブを強調したり弱めたりします。
  • WG-70758 RF64形式やBW64形式のWAVファイルをインポートできるようになりました。
  • WG-70877 ak_wwise_ui_commands_execute に新しいコマンド OpenRecycled を追加しました。このコマンドは新しいウィンドウタブを作成せずにオブジェクトを開きます。
  • WG-70879(Spatial Audio)エッジ周りで180度を超えるサウンド回析が可能になりました。このため新しい初期化設定が追加されました。 AkSpatialAudioInitSettings::fMaxDiffractionAngleDegrees で回析可能な最大角度を指定できます。その値を超えるとパスが計算されないため、サウンドが聞こえなくなります。
  • WG-70988 Balances-FadeビューのZ制御を公開しました。
  • WG-71394 4つのバンド処理を置き換えることで、マテリアルのフィルタリング時間を短縮しました。1つのデュアルシェルフフィルタを利用することで、これを実現しました。これにより、正確性をほとんど損なうことなくCPU使用率が以前のマテリアルフィルタリングに比べて4分の1になります。
  • WG-71455 Contents EditorのSourcesボタンからImport Audio Filesを利用できるようになりました。
  • WG-71582 新しいプロパティDistance Scaling をPositioningタブに追加しました。このプロパティを使用してWwise Authoring内やRTPC(リアルタイムパラメータコントロール)によるアテニュエーション(減衰)を調整できます。またアテニュエーション(減衰)を使用しているオブジェクトやそのオブジェクトのDistance Scaling 値が表示されるように、Attenuation EditorのUIを改善しました。Attenuation Editorでオブジェクトを選択してDistance Scaling を変更すると、調整後のカーブのプレビューをグラフに表示できます。Attenuation Editor UIでは、ほかにもカーブリストの分類やUIコードの改善などの軽微な変更もあります。Reflectでは、Distance Scalingが指定されたアテニュエーション(減衰)を使用するイメージソースのリスナーまでの距離が適宜更新されます。Reflect Effect Editorでは、イメージソースリストのDistance列とグラフ内のフラグ位置で変更内容を確認できます。
  • WG-71584 オブストラクション(妨害)やオクルージョンとは独立した、新しい回析および透過損失プロジェクトカーブを追加しました。
  • WG-71591 距離や回析のカスタムカーブを通してコントロール可能なWwise Reflectの新しいハイシェルフフィルタでは、より緩やかな周波数減衰を使用してこれらの現象をモデル化できます。
  • WG-71657 リフレクションパスの最大数を設定する SetMaxReflectionPaths 関数を公開しました。
  • WG-71836 試験的にADM WAVファイルのインポートのサポートを追加しました。
  • WG-71839 Switch Containerに子とスイッチを関連づけるための新しいエディタが実装されました。
  • WG-71956(WAAPI)新しい関数 ak.wwise.core.audio.convertak.wwise.core.audio.setConversionPlugin を追加しました。
  • WG-72088 AK::IAkLowLevelIOHook インターフェースから BatchCancel() を削除しました。
  • WG-72342 PCM(パルス符号変調)コーデックが24ビットオーディオに対応するにようになりました。新しいMax Bit Depthオプションを使用すると、16ビット(デフォルト)に変換するか24ビット精度を維持するかを選択できます。
  • WG-72569 RTPC(リアルタイムパラメータコントロール)をSystem Output SettingのMix Behaviorパラメータにアタッチできるようになりました。
  • WG-73267(Spatial Audio)新しいReflectプリセットの「Physically-Based」がReflectのシェルフィルタを使って実際的な回析の近似値を求めるようになりました。

APIの変更

  • WG-66144 AK::Query::GetRTPCValue によって今後ブロックされることがなくなりました。
  • WG-68749 非推奨の UnsetMedia 関数を削除しました。代わりに TryUnsetMedia を使用してください。
  • WG-68958 サウンドエンジンやプラグインが、事前に割り当てられるメモリプールとは別に、一時的なメモリアロケーションを作成できるようにBookmark Allocatorを追加しました。Advanced Profilerのメモリを測定する時に、Bookmark Allocatorアロケーションに個別のMemIDが設定されます。プラグインがTemp AllocおよびBookmark Allocatorメモリアロケーションシステムを活用できるように、新しいプラグインサービス PluginServiceType_TempAlloc が提供されることになりました。Temp AllocとBookmark Allocatorに関連するパブリック関数や構造は AkMemoryMgr.h から新しいヘッダファイル AkTempAllocDefs.h に移動されたため、一部のファイルインクルージョンの更新が必要になる場合があります。
  • WG-69350 これまでのWwise AuthoringプラグインAPIは削除されました。バージョン21.1で導入された新しいAPIにプラグインを移行する方法については、 Migrating a pre-2021.1 Authoring Plug-in を参照してください。
  • WG-69426 –no-wwise-dat コマンドライン引数を削除したため、 wwise.dat ファイルは生成されなくなりました。
  • WG-69446 AkAudioObjectAkAudioObjectsAkCommonDefs.h から AkAudioObject.h に移動しました。これらのタイプを使用するプラグインについては、それらが含まれるヘッダの更新が必要になる場合があります。 IAkPluginMemAlloc.hAkArray.hAkString.h のほかの間接的ヘッダインクルードも AkCommonDefs.h から削除されているため、更新が必要になる場合があります。
  • WG-70383 AK::Wwise::Plugin::PropertySet サービスの新バージョンが追加され、 AK::Wwise::Plugin::V2::PropertySet::OpenBracesAK::Wwise::Plugin::V2::PropertySet::CloseBracesAK::Wwise::Plugin::V2::PropertySet::GetOpenedBraces が含まれるようになりました。バージョン1から削除された関数はないため、 このAPIは以前のバージョンと完全に互換性があります。 ak_wwise_plugin_host_object_store_v1 に変更点はありませんが、 AK::Wwise::Plugin::ObjectStore C++ ラッパがどちらのバージョンでも機能するように更新されています。
  • WG-72279 Wwise Authoringのレイアウトを保持するため、XMLファイルを新しい形式に更新しました。
  • WG-72574 Spatial Audio:非推奨の AkGeometryInstanceParams::RoomID を削除しました。
  • WG-72735 デフォルトメモリアロケータのデバイスヒープを無効にする設定操作 AkMemSettings::bEnableSeparateDeviceHeap が削除されました。Device AkMemoryArena を無効にするには、 AkMemoryArenaSettings::fnMemAllocSpanAkMemoryArenaSettings::fnMemFreeSpannullptr に設定します。
  • WG-72738 デフォルトメモリアロケータのグローバルメモリ制限の設定操作 AkMemSettings::uMemAllocationSizeLimit を削除しました。代わりに、各AkMemoryArenaに独自の予約制限の設定 AkMemoryArenaSettings::uMemReservedLimit が用意されています。
  • WG-72875 AK_PERF_RECORDING マクロを削除しました。
  • WG-73314 Added new SDK function AK::SoundEngine::ResetRTPCValueByPlayingID.
  • WG-73895 新しい AkInitSettings::bOfflineRendering メンバーにより、初期化時のオフラインレンダリングが可能になりました。
  • WG-74114(Spatial Audio)新しいAPI関数 AK::SpatialAudio::SetMaxDiffractionPaths を追加しました。
  • WG-74230 SetMaximumReflectionPaths から SetMaxGlobalReflectionPaths に名前を変更しました。また uMaxReflectionPaths から uMaxGlobalReflectionPaths に名前を変更しました。
  • WG-74496 ComputePositioning でカスタムスピーカー構成を有効にする RegisterAnonymousConfig および UnregisterAnonymousConfig メソッドを IAkMixerPluginContext インターフェースに追加しました。
  • WG-74721(Spatial Audio) AkRoomParams::RoomPriority をAkUInt32からAkReal32に変更しました。

動作の変更

  • WG-61023 PrepareEvent() がActor-Mixer階層とInteractive Music階層でオブジェクトのPlug-inメディアを準備するようになりました。
  • WG-62679 Game Object 3D Viewerでカメラのナビゲーション制御を変更しました。パースペクティブカメラがWSADや矢印キーによるファーストパーソンナビゲーションをサポートするようになりました。そのため、ファーストパーソンカメラがリスナーカメラと共に非推奨となりました。
  • WG-66102 さまざまなミキシングシナリオにおける一貫性を高めるために、AmbisonicソースからマルチチャンネルデスティネーションへのパンニングおよびマルチチャンネルソースからAmbisonicデスティネーションへのパンニングを使用して、ラウドネスに大幅な修正を施しました。例えば、5次Ambisonic信号を7.1.4サラウンドバスにパンニングすると、1次Ambisonicソースを同じ7.1.4サラウンドバスにパンニングする場合より音量が9db小さくなっていましたが、いまは両方のシナリオでラウドネスが同等になるはずです。全体的なミキシングの修正が必要になることがありますが、多くの場合は以前のエラーに対応するために導入された修正の削除になると考えられます。この変更にはステレオ出力にアンビソニックスをミキシングする方法の変更も含まれており、ほかのチャンネル構成にAmbisonicsをパンニングする方法との一貫性が向上します。
  • WG-68207 ADPCMファイルのルーピングがサンプルアキュレートになりました。
  • WG-69416 サウンドエンジンによって再生の継続的なスタックが検出された場合に、「Number of simultaneous active playback critically high(同時再生数が非常に多くなっています)」というエラーメッセージが表示されるようになりました。
  • WG-71672 リモートのサウンドエンジンに接続していない場合、直接再生はサウンドオブジェクト上でのみ機能するようになりました。
  • WG-72072 オブジェクトベースのコンフィギュレーションで AK_EnableBusMeter_KPower が設定されている場合、バスのメータリングコールバックがバス全体に対して一度呼び出されるようになりました。ほかの AkMeteringFlags 値が設定されている場合は、Audio Objectごとに一度呼び出されます。
  • WG-72312 メディアを48 kHzを超えるサンプルレートに変換できるようになりました。Max Sample Rateを「None」に設定すると「48000」に移行され、これが新しいデフォルト値になります。PCMやADPCMコーデックを対象にする場合に「None」のMax Sample Rateを適用すると、より高いサンプルレートが保持されます。
  • WG-72341 新しいフェイド時間パラメータをReflectに追加し、イメージソースが動的に追加された時にフェイドインおよびフェイドアウトできるようにしました。同様に、イメージソースが削除されると、イメージソースはフェイドアウトします。
  • WG-72540 Auro 9.1チャンネル構成の名前を5.1.4に変更しました。

パフォーマンスの変更

  • WG-61061 Bookmark Allocator: AK Convolution Reverb、Flanger、Guitar Distortion、Harmonizer、Pitch Shifter、RoomVerb、Time Stretch、Stereo Delay、SoundSeed Air Wind、SoundSeed Air Woosh、Synth Oneを使用するためのEffectやSourceを更新しました。これらのプラグインが実行されるたびに発生する数多くの一時的なアロケーションを排除できます。
  • WG-63811 リバーブエフェクトのテイル処理といった、再生中のボイスからの入力接続なしに処理するバスの AK BusTask ジョブは、実行を開始する前に CAkLEngine::PostRunVpls ジョブに依存しなくなりました。これにより、 AK SwVoice および AK HwVoice ジョブの完了後もJob Worker Functionは引き続き実行できるため、サウンドエンジンのティックの経過実時間全体が削減されると考えられます。
  • WG-67233 Gain EffectをIn-Place EffectからIn-Place Object Processorに変換しました。これにより、Audio Objectごとに1回ではなく、Audio Objectsバスごとに1回だけインスタンス化されるようになりました。またこの処理は、オブジェクト信号に直接ゲインを適用するのではなく、必要に応じてAudio Objectの累積ゲインにのみ影響を与えるようになりました。これにより、Audio Objectバスでの使用時にメモリを節約できるだけでなく、エフェクトのパフォーマンスが大幅に向上します。
  • WG-70681 WAQLコンパイルがキャッシュされるようになりました。同じクエリを繰り返し実行する場合に実行時間が短縮されます。
  • WG-71033 行数や列数が多いクエリを表示する際のList Viewのパフォーマンスを改善しました。
  • WG-71688 パスのソート機能が有効になっている場合にn件の最有力候補パスを検証することで、リフレクションパスの計算を最適化しました。

その他の変更

  • WG-63289 Capture Logの「Failed Creating Source」エラーについてのエラーロギングを改善しました。
  • WG-71495 Visual Studio 2022のバージョンを17.8.8にアップグレードしました。
  • WG-72863 AkPlacementNewAkObject.h から新しいファイル AkPlacementNew.h に移動しました。これらのタイプを使用するプラグインについては、それらが含まれるヘッダの更新が必要になる場合があります。
  • WG-74781 McDSP FutzBox および ML1 プラグインの EULA を更新しました。

バグ修正

  • WG-51253 修正済み:Attenuation Editorに AK::SoundEngine::SetScalingFactor APIの影響が表示されていませんでした。
  • WG-58722 修正済み:Multi Editorを開いた状態で多くのオブジェクトを削除すると、フリーズする可能性がありました。
  • WG-59490 修正済み:Project Logs SettingsからInvalidEventActionの重大度を設定できていました。
  • WG-61985 修正済み:Game Object 3D Viewerにルーム名が正しく表示されていませんでした。
  • WG-64157 修正済み:New SoundBankボタンを使用して作成した新しいSoundBankが選択したWork Unitに作成されていませんでした。
  • WG-67207 修正済み:ブレンドコンテナの子孫オブジェクトを再生すると、コンテナのブレンドトラックが再生済みのサウンドに適用されていました。
  • WG-68184 修正済み:オブジェクトをoverride parentに設定していない場合、オーバーライドからエフェクトの変更、コピーと貼り付け、削除を実行できていました。
  • WG-68401 修正済み:Switch ContainerにWwiseから設定することができない廃止されたプロパティが存在していました。
  • WG-68535 修正済み:(Mac Authoring)最小レイアウトサイズを超えるスプリッタをドラッグすると、Game Object Profilerの3Dビューが適切にクリップされていませんでした。
  • WG-68629 修正済み:サウンドエンジンエラーをUnityでプリントするとクラッシュしていました。
  • WG-68658 修正済み:再生が停止された時に、WAAPI通知 ak.wwise.core.transport.stateChanged が常に送られていませんでした。
  • WG-68681 修正済み:モーダルダイアログが表示されている時にフローティングビューを使用できることがありました。
  • WG-68686 修正済み:複数のWwise Recorderプラグインを同じファイルに書き込むと、クラッシュする可能性がありました。
  • WG-69259 修正済み:チェックボックスでRTPC(リアルタイムパラメータコントロール)アイコンを右クリックしてもAdd RTPCショートカットメニューが表示されていませんでした。
  • WG-69327 修正済み:一部のデフォルトプロパティがSoundBankに不必要に保存されていました。
  • WG-69981 修正済み:変更したプロジェクトでゲームに接続した後も削除したオブジェクトの再生が続いていました。
  • WG-70117 修正済み: AkVariantBase.h. でメモリリークが発生していました。
  • WG-71103 修正済み(Spatial Audio)Reverb Zoneの親で、距離が正しく計算されていませんでした。
  • WG-71220 修正済み:スライダ範囲が変更された後にGame ParameterのSimulation Valueの上にマウスをかざすと、間違ったスライダが表示されていました。
  • WG-71278 修正済み:ソースのWAVにズームイン中にチャンネル移動すると、Filmの順序をオーバーライドして表示されていました。
  • WG-71551 修正済み:メータを初期化するとWwiseのロード時間が長くなっていました。
  • WG-71885 修正済み:Reflect Effect Editorのサインセグメントでカーブをワープした後、Wwise Authoringのデバッグでアサートやクラッシュが発生していました。
  • WG-71964 修正済み:Music Segment Editorでエントリーキューをドラッグすると、動きが遅くなる可能性がありました。
  • WG-72029 修正済み:ClearBanks操作中にメモリ割り当てエラーが発生すると、準備済みイベントが適切にクリーンアップされていませんでした。
  • WG-72119 修正済み:プロジェクトのリロード後、Streaming Devicesで「Ref'd Mem」に間違った値が設定されていました。
  • WG-72372 修正済み(Spatial Audio)Game Object 3D Viewerで回析パスが非表示になっていても、バーチャルポジションが引き続き表示されていました。
  • WG-72535 修正済み:アプリケーションの表示を全画面表示に切り替えると、メニューバーが正しくレンダリングされないことがありました。
  • WG-72664 修正済み:シーケンスコンテナのプレイリスト内でオブジェクトを追加、移動、削除する時に選択が正しく機能していませんでした。
  • WG-72724 修正済み:Audio Object Listがサイズ変更後に正しく表示されていませんでした。
  • WG-72829 修正済み:Blend Track Editorのスクロールバーが常に正しく更新されていませんでした。
  • WG-72893 修正済み:Blend Track Editorを特定のサイズより小さく変更できていませんでした。
  • WG-72918 修正済み:(Spatial Audio)Reflections Aux SendでサウンドのPostEventをコールした直後に UnregisterGameObject をコールすると、リフレクションが聞こえていませんでした。
  • WG-73143 修正済み:Project Explorerトラックパッドのスクロールスピードが速すぎていました。
  • WG-73146 修正済み:アテニュエーション(減衰)を無効にして、アテニュエーション(減衰)オブジェクトを選択していない場合、不必要な警告が表示されていました。
  • WG-73208 修正済み:nullptrを IAkMap::GetNextAssoc に渡すとクラッシュしていました。
  • WG-73256 修正済み:Wwiseのメジャーバージョン間でProfiler Settingsがリセットされていました。
  • WG-73299 修正済み:ゲームパラメータのSimulation Valueが0の場合、プロジェクトのリロード後デフォルトにリセットされていました。
  • WG-73351 修正済み:AuthoringのReflectを使用するサウンドを再生すると、「ASSERT: Invalid listener ID」が発生していました。
  • WG-73372 修正済み:Play Originalsを有効にして、Trim Startの値を非常に小さくすると、指定した値ではなく最初からサウンドが再生される可能性がありました。
  • WG-73382 修正済み:Switch ContainerのPlay Modeを変更する時に、Switch Containerの子のFade-inプロパティとContinue to playプロパティがList Viewに表示されている場合、プロパティが適切に更新されていませんでした。
  • WG-73516 修正済み:スライダとフェーダの見た目が、マウスをかざすと変わることがありました。
  • WG-73637 修正済み:行数の多いList Viewで列を編集すると、Wwise Authoringでストールが発生していました。
  • WG-73713 修正済み:トランジションセグメントのあるミュージック階層で PrepareEvent をコールした後にスタックオーバーフローが発生する可能性がありました。
  • WG-73727 修正済み:一度に複数のエレメントでインクルージョンを変更すると、Wwise Authoringでストールが発生していました。
  • WG-73776 修正済み:準備関数( PrepareEventPrepareGameSyncPrepareBankLoadBank )とそれらに対応する関数( UnprepareEventUnprepareGameSyncUnprepareBankUnloadBank )のコールでの不一致が原因でクラッシュする可能性がありました。例えば、関数を LoadBankPrepareEventUnloadBankUnprepareEvent の順番でコールするとクラッシュする可能性がありました。
  • WG-73808 修正済み:Sequence Containerプレイリストのボタンにドラッグした時の結果が正しくない場合がありました。
  • WG-74131 修正済み:Capture Logで複数の行をプロファイリングおよび選択すると、クラッシュする可能性がありました。
  • WG-74405 修正済み:Wwiseを閉じる時にクラッシュする可能性がありました。
  • WG-74460 修正済み:Event ViewerやSchematic Viewの空白エリアをクリックすると、Transport Controlでアクティブ再生が停止していました。
  • WG-74594 Fixed: Cannot add an RTPC to properties represented by a drop-down list.
  • WG-74697 Fixed: Soloing multiple channels in Mastering Suite doesn't work.
  • WG-75047 Fixed: Waveform in AK Convolution Reverb sometimes displayed as a rectangle.

コミュニティで報告されたバグの修正

  • WG-69787 修正済み:リファレンスの値が継承された時、そのリファレンスが非アクティブであるとReference ViewとWAQLが誤って報告していました。
  • WG-71268 修正済み:アンバランスな PinEventInStreamCache / UnpinEventInStreamCache コールが原因で、サウンドエンジンの終了時にデッドロックが発生していました。
  • WG-71290 修正済み:5.1より後のコンフィギュレーションのChannel Config OverrideではFilmの順序を選択できませんでした。
  • WG-71543 修正済み:ジオメトリを削除すると、リフレクションパスと回析パスが失われていました。
  • WG-73429 修正済み:メニューコマンドConvert All Audio Filesを実行してもプラグインメディアが変換されていませんでした。
  • WG-73910 修正済み:(WAAPI)4294967295を上回るゲームオブジェクトIDを指定して関数 ak.soundengine.seekOnEvent を使用すると、エラーが発生していました。
  • WG-74470 修正済み:バスボリュームのコールバックから入力接続タイプにアクセスできなくなっていました。
  • WG-74930 Fixed: Running Wwise Authoring at the same time as another game using Trigger Effects on the DualSense gamepad causes the game-provided Trigger Effects to be disabled or to repeatedly engage and disengage.

コミュニティで報告されたバグのベータ版以降の修正

  • WG-73183 修正済み:一部のリストのフィルタリングクエリでクラッシュする可能性がありました。
  • WG-73437 修正済み:Soundbank MetadataのMax Attenuationの情報にAttenuation Distance Scalingが含まれるようになりました。
  • WG-73663 修正済み:ソースプラグインのRTPC(リアルタイムパラメータコントロール)を変更すると、クラッシュする可能性がありました。
  • WG-74468 修正済み:Project Explorerの最下部でオブジェクト階層の親を変更すると、クラッシュしていました。
  • WG-74644 修正済み:インスペクション対象のEventがない状態でEvent Editorを使うと、クラッシュしていました。

ドキュメントの改善


参照

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