バージョン

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警告:あなたのメジャーリリース ( 2024.1.2.8726 ) に該当する最新ドキュメンテーションが表示されています。特定バージョンのドキュメンテーションにアクセスするには、Audiokinetic Launcherでオフラインドキュメンテーションをダウンロードし、Wwise AuthoringのOffline Documentationオプションにチェックを入れてください。

Soundcaster(サウンドキャスター)とSoundcasterセッション

Wwise Soundcasterでシミュレーションを行い、オーディオやモーションをリアルタイムにミックスして再生できます。Soundcasterでプロトタイプやプルーフオブコンセプトを作成したり、新しいアイディアを実験したりテストしたりできます。

Soundcasterコントロール機能を使って、その場で設定を変更したり、オブジェクト、イベント、State、Switch、Trigger、そしてRTPCのプロパティを編集して適用したりして、変更点をWwiseやゲーム上で視聴できます。ゲームに接続していれば、選択したゲームオブジェクトに関連するサウンドやモーションを再生して、Statesをゲームの状況などに合わせて視聴できます。また、必要に応じてコンバージョン前のファイルを再生できます。設定したSoundcasterレイアウトは、Project ExplorerのSessionsタブでSoundcasterセッションとして保存できます。Soundcasterセッションは、シミュレーションで使ったWwiseオブジェクトやイベントを含むプリセットのようなものです。

項目

内容

(Soundcaster Session Selector)

現在プロジェクト内に存在するSoundcasterセッションのリスト。

選択したSoundcasterセッションの名前が該当フィールドに表示される。

Soundcasterの全モジュールを削除して、全ての再生を停止する。

Soundcaster Controls

全てのSoundcasterモジュールの再生を停止する。

全てのSoundcasterモジュールの再生を一時停止する。このボタンをもう一度クリックすると、再生が再開する。

(Transport Play Options)

Transport Play Optionsメニューが開き、以下のオプションが表示されます:

  • Play OriginalsPlay Converted

  • Only Play Objects Included in Platform

Play Originals を選択すると、コンバージョン前のオリジナルのかたちでオブジェクトが再生されます。Play Converted を選択すると、コンバージョン後のバージョンのオブジェクトが存在する場合は、それが再生されます。

[注釈]注釈

あるプラットフォーム向けにオーディオファイルをコンバージョンすると、そのプラットフォームの具体的なハードウェア要件に合わせてファイルが変換されます。つまり、Wwiseを実行しているプラットフォームがそのファイルタイプをサポートしない場合は、コンバージョン後のファイルをWwiseで再生できな可能性があります。

Only Play Objects Included in Platform を選択すると、選択したプラットフォームに含まれるオブジェクトだけがTransport Controlで再生できます。

デフォルト値は Play Originals で、 Only Play Objects Included in Platform がアクティブです。これらの値のいずれかを変更した場合、Transport Play Optionsボタンがオレンジ色になります。

(Delay)

Event Action、Random Container、またはSequence Containerに、ディレイを適用したかどうかを示す。ディレイがあれば、再生のディレイ時間中はアイコンが青色になる。

(Fade)

Event Action、Random Container、またはSequence Containerに、フェードを適用したかどうかを示す。フェードがあれば、再生のフェード時間中はアイコンが青色になる。

(Reset Menu)

Resetメニューが開き、以下のオプションが表示されます:

  • Reset All : 全オブジェクトを元の設定に戻す。

  • Reset All Random and Sequence Containers: オブジェクト用にトリガーした全てのランダムアクションやシーケンスアクションを解除する。

  • Reset All Game Parameters: オブジェクト用にトリガーした全てのGame Parameterを解除する。

  • Reset All States: オブジェクトの全てのSet Stateアクションを解除する。

  • Reset All Switches : オブジェクトに設定した全てのSet Switchアクションを解除する。

  • Reset All Set Mute: オブジェクト用にトリガーした全てのミュートアクションを解除する。

  • Reset All Set Pitch: オブジェクト用にトリガーした全てのピッチアクションを解除する。

  • Reset All Set Volume: オブジェクト用にトリガーしたボリュームアクションを解除する。

  • Reset All Set Bus Volume: オブジェクト用にトリガーしたボリュームアクションを解除する。

  • Reset All Set Low-pass Filter: オブジェクト用にトリガーした全てのLPFアクションを解除する。

  • Reset All Bypass Effect: オブジェクト用にトリガーした全てのエフェクトバイパスアクションを解除する。

  • Reset All Set Effect: オブジェクト用にトリガーされたすべてのset effectアクションを解除する。

  • Reset All Music Tracks Force Usage: Soundcasterを使った特定トラックの強制再生を解除する。

  • Reset All Source Editor Play Cursors: Source Editorで手動でトリガーした再生カーソルを解除する。

  • Reset Attenuation Preview: オブジェクトに設定されたdistance、angle、obstruction、occlusion、diffraction、transmissionの値をデフォルト値に再設定する。

Game Syncs

State

選択すると、Soundcasterにロードしたオブジェクトに関連するStateやState Groupだけでなく、プロジェクトで作成した全てのState GroupやStateを表示する。

(State Group)

Soundcasterのオブジェクトに関連する全てのStateやState Groupの名前。

(State)

現在選択中のStateやState Groupに関連する全てのStateの名前。

Switch

選択すると、Soundcasterにロードしたオブジェクトに関連するSwitchやSwitch Groupだけでなく、プロジェクトでSoundcasterに入ったオブジェクト用に作成した全てのSwitch GroupやSwitchを表示する。

(Switch Group)

Soundcasterのオブジェクトに関連する全てのSwitch Groupの名前。

(Switch)

Switch Groupと関連する全てのSwitchの名前。

RTPCs

選択すると、Soundcasterにロードしたオブジェクトに関連するRTPCだけでなく、プロジェクトで作成した全てのRTPCを表示する。

(Game Parameter Name)

オブジェクトの階層内の全てのGame Parameterの名前。

(Value)

RTPCの視聴目的で再生中に変更できるGame Parameter値。

Trigger

現在のミュージックオブジェクトに関連する全てのTriggerをGame Syncs部分に表示する。

(Trigger Name)

Soundcasterのオブジェクトに関連するTriggerのリスト。

現在再生中のミュージックオブジェクトに重ねて再生する該当スティンガーを呼び出す。

Soundcaster Modules

項目

内容

(Title Bar)

Soundcasterモジュールとして追加したプロジェクトエレメントの名前とアイコン。Soundcasterに追加できるプロジェクトエレメントを以下に示す。

Event

Sound SFX

Sound Voice

Random Container

Sequence Container

Blend Container

Switch Container

Actor-Mixer

Audio Bus

Music Segment

Music Playlist Container

Music Switch Container

Soundcasterモジュールの再生を停止する。

Soundcasterモジュールの再生を一時停止する。このボタンをもう一度クリックすると、再生が再開する。

選択したSoundcasterモジュールを再生する。

Hold Shift while clicking Play to have Wwise play the loaded sound while bypassing its properties. That is, somewhat like a PFL (Pre-Fader Listen) found in some DAWs, Wwise will play the object without its hierarchical properties (including such things as volume, pitch, filters, delays, Effects, Auxiliary Sends, Attenuation Curves, RTPC curves, States, positioning, and bus routing), but with its source edits (such as fades, trims, and loop points) still intact.

[警告]警告

If you use the Play - Bypass properties shortcut, the resulting sound might be uncomfortably loud or off-pitch.

Transport のPlay ボタンをクリックすると、Play Cursor の位置からクリップが再生されます。Play Cursor の実行中にPlay ボタンをクリックすると、最初のPlay Cursorと同じ開始位置から同時に再生される別のPlay Cursorが追加されます。

(Delay)

Event Action、Random Container、またはSequence Containerに、ディレイを適用したかどうかを示す。ディレイがあれば、再生のディレイ時間中はアイコンが青色になる。

(Fade)

Event Action、Random Container、またはSequence Containerに、フェードを適用したかどうかを示す。フェードがあれば、再生のフェード時間中はアイコンが青色になる。

(Mute and Solo)

オブジェクトのMute(ミュート)、Solo(ソロ)の設定ボタンであり、オブジェクトに自動的に設定されているミュートやソロの状態を示す。

オブジェクトをミュートにすると、現在のモニターセッションにおいて、このオブジェクトの音がミュートされる。オブジェクトをソロにすると、プロジェクト内の他のオブジェクトが全て、ミュートされる。

ミュートやソロを示すMSが太文字であれば、このオブジェクトが意図的にミュートされた、またはソロにされたことを示す。太文字でない、薄いMSの表示は、このオブジェクトのミュート状態やソロ状態が、他のオブジェクトの状態に関連して自動的に決まったことを示す。

あるオブジェクトをミュートすると、その下位オブジェクトが自動的にミュートされる。

オブジェクトをソロにすると、その同位にある他のオブジェクトが自動的にミュートされ、下位オブジェクトや上位オブジェクトが自動的にソロにされる。

[ヒント]ヒント

Ctrlキーを押しながらSボタンをクリックすると、このソロボタンに関連付いている1つのオブジェクトだけが、ソロになる。

[注釈]注釈

ミュートやソロの機能は、モニタリング目的のために提供されるもので、プロジェクト内で維持されず、SoundBankにも保存されない。

Voice Volume

バスにルーティングする前、またはAuxiliary Busに送る前に、現在のオーディオオブジェクトに適用する減衰(レベルまたは振幅)。ボリュームの詳細については「Understanding the voice pipeline」を参照。

デフォルト値: 0
Range: -400から400
単位: dB

[注釈]注釈

デフォルトスライダレンジは、-96から+12までとなっています。範囲を広げるには、数値を直接入力するか、編集コントロール部分にカーソルを当てたまま、マウスをスクロールします。

Voice Pitch

以下のような、オーディオストラクチャの再生スピード。

  • Pitch 0 = 通常のスピード

  • Pitch 1200 = 2倍速

  • Pitch 2400 = 4倍速

  • Pitch -1200 = 0.5倍速

  • Pitch -2400 = 0.25倍速

[ヒント]ヒント

1200 centsは、1オクターブに等しい。

Default value: 0

Range: -2400 to 2400

Units: Cents

Voice Low-pass Filter

指定値に基づいて高周波を減衰させる、リカーシブ(再帰)フィルタ。

ローパスフィルタの単位は、適用するローパスフィルタ率を表し、0はローパスフィルタなし(信号に影響なし)、100は最大減衰を表す。

—詳しくは WwiseのLPFとHPF値カットオフ周波数 を参照。

単位:%

Default value: 0

Range: 0 to 100


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