バージョン
1つのグラフビューの中で同時に複数のカーブで作業することもあるため、以下の基本的なタスクの習得が重要です。
注釈 | |
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RTPCカーブは、あるプロパティから別のプロパティへ、またあるオブジェクトから別のオブジェクトへ、コピーできます。RTPCカーブのコピーについては「Copying RTPC curves」を参照してください。 |
Wwiseのグラフビューの多くで、パスやGame ParameterとWwiseプロパティの間の関係を表すカーブを複数、表示できます。カーブリストでカーブを1つ選択すると、それがグラフビューに表示されます。また、RTPC Editorや、Attenuation Editorのグラフビューなどのように、複数カーブの表示に対応しているグラフであれば、Ctrlを押しながら、複数のカーブをクリックして、全てを同時にグラフビューに表示させることも可能です。
あるカーブを選択しなくても、グラフビューに表示させたままにするには、そのグラフビューにピン付け(Pin)できます。カーブをピン付けすると、そのアウトラインが常にグラフビューに表示されます。しかし、このカーブのコントロールポイントは表示されません。カーブを選択しなければ、そのコントロールポイントの設定を変えられません。
選択されたカーブ(Selected curve)と、ピン付けされたカーブ(Pinned curve)の違いを、RTPCグラフビューを例に、下図に示します。
グラフビューに複数のカーブが表示されていると、XY軸の単位を表す数値が、表示されなくなることがあります。これは、カーブのGame Parameterの単位や、プロパティの単位が、異なる場合に起こります。例えば、同時にピッチカーブとボリュームカーブを表示すると、単位が「セント」と「デシベル」で違うので、Y軸の単位表示が消えます。
注釈 | |
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グラフビューに表示される複数のカーブの、目盛り方式が異なる場合、Y軸の単位が表示されません。目盛りの方式については「グラフビューの目盛り方式の設定」を参照してください。 |
グラフビューで、カーブを表示するには:
グラフビューで、カーブリストのカーブを1つ選択する。
カーブが、グラフビューに表示される。
他にも複数のカーブを表示させるには、Ctrlを押しながら、リストでカーブを選択する。
選択した複数のカーブが、グラフビューに表示されます。それぞれのカーブの表示単位が異なる場合は、X軸やY軸に、単位が表示されない。
Wwiseでは、プロジェクトのカーブに対する操作性と柔軟性を高めるたいめに、カーブセグメントの形状を変更できます。カーブセグメントとは、カーブ上の任意の2点のコントロールポイントの間の部分を指します。カーブ形状として、直線、定数、対数関数、指数関数、S型カーブなど、様々な選択肢があります。
注釈 | |
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カーブ関連のツールを使うと、柔軟性が高まる一方、より多くの処理が必要なため、CPU負荷が高くなります。 |
コントロールポイント間の、カーブ形状を指定するには:
グラフビューで、カーブのセグメントを1つ、右クリックする。
ショートカットメニューが表示される。
メニューで以下のオプションを1つ選択します:
Logarithmic (Base 3): 対数関数、底3
Sine (Constant Power Fade In): このサインカーブは、カーブの「入」部分で使う時だけ、コンスタントパワークロスフェード(Constant power crossfade)を提供する。
Logarithmic (Base 1.41): 対数関数、底1.41
Inverted S-Curve: 逆Sカーブ
Linear: 直線
Constant: 定数
S-Curve: Sカーブ
Exponential (Base 1.41): 指数関数、底1.41
Sine (Constant Power Fade Out): このサインカーブは、カーブの「出」部分で使う時だけ、コンスタントパワークロスフェード(Constant power crossfade)を提供する。
Exponential (Base 3): 指数関数、底3
選択したカーブ形状が、カーブのこのセグメントに適用される。
必要に応じて、カーブの他のセグメントでも、カーブ形状を選択する。