バージョン

menu_open

クリップの使い方

Music Segment Editorの様々なクリップ専用ツールを使えば、タイムラインに沿ってクリップを簡単に編集できます。あるトラックのクリップを上下にドラッグして他のトラックまで移動させたり、クリップを別のクリップに重ねたりすることができます。クリップのハンドル(Clip handle)を内側にドラッグするとクリップが短くなり、外側にドラッグすると長くなります。クリップを延長すると、クリップが繰り返されます。1回の繰り返しを、1回のループ(Loop)と呼びます。

Music Segment Editorでクリップを操作する時に利用できる、クリップ専用の様々なツールやインジケータを、下表に示します。

アイコン

Name

内容

Clip handle「クリップハンドル」

ドラッグすると、クリップが短縮または延長される。クリップを延長すると、ループが作成される。

/

Play cursor「再生カーソル」

セグメントが再生中または一時停止中であれば、そのセグメントの現在の再生位置を表す。セグメントが停止中であれば、再生を再開する時の開始地点を示す。

[注釈]注釈

Source Editor の Play Cursor の開始位置は、初期遅延があるときは順守されません。詳細は、 Source Editor ドキュメント を参照してください。

End cursor「エンドカーソル」

ドラッグすると、Music Segment Editorに表示された1つのセグメントの中の、全てのミュージックトラックが、短縮または延長される。ミュージックトラックを短縮または延長しても、それらのトラックにあるクリップの長さや再生設定は、影響されない。

Clip indicator「クリップインジケータ」

ループするクリップの、冒頭を表す。

クリップのループ再生

Music Segment Editorにあるクリップハンドル(Clip handle)を使って、簡単にクリップをループできます。

Music Segment Editorでクリップをループ再生させるには:

  1. クリップハンドルをクリックして、ハンドルをドラッグして、クリップを延長する。

  2. クリップインジケータがタイムライン上に表示されるまで、クリップを延長する。

    クリップのループが、作成されます。さらにクリップを延長して、必要な数のループを追加できる。

クリップの移動

ミュージックのレイヤ操作やアレンジのために、トラックに入っているクリップを、移動することができます。ミュージックをミックスするために、Music Segment Editorで、クリップを好きなように並べたり重ねたりできます。スナップ機能を使用することで、タイムラインに沿って複数のクリップの位置を正確にそろえることができます。「Music Editorの目盛に合わせてスナップさせる」 を参照してください。

クリップを移動するには:

  1. トラックの中のクリップを1つ選択して、別の位置にドラッグする。

[ヒント]ヒント

カット、コピー、ペーストなど、Windowsの標準コマンドを使って、クリップやトラック全体を移動することもできます。

クリップの分割

Music Segment Editorで、クリップを分割(Split)できます。この機能は、例えばバスドラムのヒットを単独で抜き取り、全体の長さに渡りリピートさせる時や、他のトラックにインサートする時などに、活用できます。また、抜き取ったバスドラムのクリップは、どのトラックにも追加できるので、ミュージックのアレンジを変えたり、作曲し直すことさえも可能です。

クリップを分割(Split)するには:

  1. クリップを分割する位置まで、再生カーソル(Play Cursor)をドラッグする。

  2. このトラックの中で、分割するクリップを右クリックして、ショートカットメニューで、Split on Play Cursor(再生カーソルの位置で分割)を選択する。

    再生カーソルの位置で、クリップが分割される。目的に応じて、これらのクリップを編集する。

クリップのスタッキング

複数のクリップがオーバーラップしていて、下にあるクリップのシンクポイントが見えない時などに、クリップの順番を入れ替えることができます。ショートカットメニューに表示される、Bring to Front(最前面に移動)コマンド、Send to Back(最背面に移動)コマンドを使います。

クリップのスタッキング順を変更するには:

  1. ミュージックトラックの中で、オーバーラップしているクリップを右クリックして、Send to Back(最背面に移動)を選択する。

    クリップ同士の順番が逆になり、下にあったクリップが上にくる。

    [注釈]注釈

    別の方法として、クリップの見える部分を右クリックして、Send to Front(最前面に移動)を選択することでも、クリップのスタッキング順を変更できます。


このページはお役に立ちましたか?

サポートは必要ですか?

ご質問や問題、ご不明点はございますか?お気軽にお問い合わせください。

サポートページをご確認ください

あなたのプロジェクトについて教えてください。ご不明な点はありませんか。

プロジェクトを登録していただくことで、ご利用開始のサポートをいたします。

Wwiseからはじめよう