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Working with animation paths

オブジェクトのポジショニングを設定するには、1つのソースポイントまたは複数のコントロールポイント(単数または複数)を使ってパスを作成します。パスを作成すると、オブジェクトがそのパス上を指定された時間をかけて動いて(アニメーションされて)いきます。さらに効果を高めて柔軟にするには、1つのオブジェクトにパスをいくつも設定してそれぞれの時間の長さを変えて、順番通りまたは全くランダムな順番で再生させます。

アニメーションパス(Animation path)は、グラフビューとタイムラインを使って作成します。グラフビューやタイムラインのポイントの移動や削除、ズームやパンなど、具体的な情報ついてはグラフビューについてを参照してください。

Creating animation paths

オブジェクトのポジションを設定する前に、アニメーションパスを作成する必要があります。アニメーションパスは、コントロールポイント(単数または複数)で成立します。複数のポイントを使うと、アニメーションパスが作成され、オブジェクトがパスに沿って指定した時間をかけて移動します。

パスは、グラフビューで作成します。グラフビューには、Max distance(最大距離値)に対する割合(%)として、コントロールポイントの位置が表示されます。つまり、各コントロールポイントの数値は、グラフのどの象限にあるかによって、0から+/- 100の値となります。

[注釈]注釈

初めてパスを作成すると、Wwiseが自動的にパス名をObjectName_01_Pathとします。このパス名はいつでも、内容が分かるパス名に変更できます。ただし、パス名は必ず固有の名前とします。

アニメーションパスを作成するには:

  1. Position Editor (3D Automation)で、Newをクリックする。

    新規アニメーションパスがリストに追加され、グラフビューとタイムラインの両方に、コントロールポイントが1つ追加される。

  2. テキストボックスPath Nameに、内容が分かるパス名を入力する。

  3. パスの最初のポイントを、グラフビューの任意の場所までドラッグして、配置する。

  4. ポイントを追加するには、グラフビューでダブルクリックする。

    グラフビューのポイントが、自動的に結ばれて、アニメーションパスが形成される。

[ヒント]ヒント

ポイントの位置を微調整するには、グラフビューでポイントをドラッグするか、X座標とY座標のテキストボックスに座標を直接、入力します。また、ポイント間のタイミングを変更するには、タイムライン上で移動します。

Randomizing the position of each point along a path

ゲームのリアル感を高めて繰り返しを避けるために、パスにあるポイントのポジションを簡単にランダム化(Randomize)できます。ポイントの水平方向と垂直方法の数値として可能な範囲を、ポイントごとに指定するだけです。ランタイムに、Wwiseがこの範囲からランダムに数値を選択して、コントロールポイントの実際のポジションとして指定します。

[注釈]注釈

グラフビューにおける各コントロールポイントの位置は、Max distance(最大距離値)に対する割合(%)として、測定されます。Random Rangeで設定した値で、ポイントのX、Y、Z座標を変更するため、同じ単位で設定します。

パスのポイントの、ポジションをランダム化するには:

  1. Position Editor (3D Automation)で、パスリストから、パスを1つ選択する。

  2. In the Random Range group, specify a value for the following two properties:

    • Horizontal - ポイントのXY座標(水平ポジション)に対するオフセット値を入力することで、そのポイントで可能な数値の範囲を指定する。ランタイムにWwiseがこの範囲から数値を選択することで、コントロールポイントの水平位置が決まる。

    • Vertical - ポイントのZ座標(垂直ポジション)に対するオフセット値を入力することで、そのポイントで可能な数値の範囲を指定する。ランタイムにWwiseがこの範囲から数値を選択することで、コントロールポイントの垂直位置が決まる。

      [注釈]注釈

      各ポイントの垂直位置(Z値)のデフォルトは、0です。

Displaying the attenuation radius and cone in the graph view

信号がリスナーから遠ざかる時の自然なロールオフをシミュレーションするために減衰を使う場合は、グラフビューでパスを設定する時に減衰の各エリアを視覚的に確認できるように、Max distance(最大距離)半径とサウンドコーン(Sound cone)を参考情報として表示できます。

グラフビューの表示を、変更するには:

  1. In the Display Option group, select either of the following options:

    • Show Radiusは、減衰のMax distance(最大距離)半径を、グラフビューに表示させる。

    • Show Coneは、コーンの角度(インナーアングルとアウターアングル)を、グラフビューに表示させる。

[注釈]注釈

Show RadiusオプションとShow Coneオプションは、現在のオブジェクトに減衰インスタンスが適用されている場合のみ、選択できます。

Changing the path duration

作成したパスの時間の長さを、パス(Path)ごとに設定できます。パスの時間を変えるには、タイムライン(Timeline)の長さを変える必要があります。なおタイムライン上のポイント間が均等ではない(Non-linearモード)場合は、ポイントの間隔を維持してタイムラインをストレッチするのか、ポイントを現在の位置に残したままタイムラインを伸ばすのかを、指定します。

アニメーションパスの時間を、変更するには:

  1. Pathリストで、時間を変更したいパスをクリックする。

  2. Configure Timelineボタンをクリックする。

    The Configure Timeline dialog opens.

  3. テキストボックスLengthで、選択したパスの新しい時間を指定する。

  4. 既にタイムラインにコントロールポイントがあり、Non-linearモードであれば、以下のオプションを1つ選択する。

    • Stretch proportionallyは、既存の複数のコントロールポイントの、タイムライン上の位置関係を維持しながら、位置を変える。

    • Preserve key valuesは、既存のコントロールポイントのタイムライン上の位置を、変えない。つまり、新しいタイムラインの長さより後のコントロールポイントは、削除される。

  5. OK をクリックします。

    アニメーションパスの長さが更新される。またタイムラインに、新しい時間設定が反映される。

Reordering the animation path list

アニメーションパス(Animation path)リストのパスを特定の順序で表示させたい、つまり再生させたい場合は、順番を変更できます。

パスリストの順番を、変更するには:

  1. Pathリストで、移動するパスをクリックする。

  2. 選択したパスを、移動先までドラッグする。

[ヒント]ヒント

パスリストの中でパスを移動すると、リストでパスが挿入される位置が、赤いラインで表示されます。

Deleting animation paths

不要となったパスは、リストから削除できます。

アニメーションパスを、削除するには:

  1. Pathリストで、削除するパスをクリックする。

  2. Deleteをクリックする。

    確認メッセージボックスが表示されます。

  3. OK をクリックします。

    リストから、パスが削除される。

Determining how animation paths are played back

複数のアニメーションパス(Animation paths)を作成した後は、その再生方法を決めます。コンテナと同様に、作成したパスをランダムに再生するか、パスリストで指定した順番通りに再生するかを、選べます。また、全てのパスを次から次へと再生させるのか、オブジェクトが再生された時にパスを1つだけ再生させるのかも、選べます。

アニメーションパスの、再生方法を設定するには:

  1. Position Editor (3D Automation)で、再生方法を、以下のオプションから1つ選択する。

    • Sequenceは、リストの最初から最後まで、順にパスを再生する。

    • Randomは、全てのパスを再生し終わるまで、ランダムな順番でパスを再生する。

  2. In the Play Mode group, select one of the following options:

    • Continuousは、全てのパスを再生し終わるまで、パスを次から次へと再生する。

    • Stepは、オブジェクトが再生される度に、リストのパスを1つだけ、再生する。

  3. Continuousを選択すると、オプションとして、LoopやTransition timeを、選択できる。

    アニメーションパスのリスト全体を無限に再生するには、Loopオプションを選択する。

    1つのパスが終わり、次のパスが始まるまでの間に、線形(リニア)トランジションを追加するには、Transition timeオプションを選択した上で、トランジションにかける時間を、該当するテキストボックスで指定する。

  4. Stepを選択すると、オプションとして、Pick new path when sound startsを、選択できる。

    Pick new path when sound startsオプションを選択すると、新しいサウンドが再生される度に、そのサウンドが再生イベントでトリガーされたか否かに関わらず、強制的にWwiseで新しいパスを使用する。このオプションは、Continuousに設定したコンテナの中の各サウンドに、違うパスを使用したい時に、特に便利である。


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