次のセクションでは、Wwiseバージョン2019.1.1とバージョン2019.1.2の間での変更点を挙げ、説明します。以前のバージョンの詳細については、 以前のリリースノート をご覧ください。
プラットフォームSDKアップデート
- Windows: Visual Studio 2017をバージョン15.9.12にアップデートしました。
- Xbox One XDK: XDK 10.0.17134.5046 (2018年7月 qfe4) へのアップデート。
- UWP_vc150: 現在はWindows SDK 10.0.17763.0を使用中で、ARM64のサポートも追加しました。
- Magic Leap: SDK 0.21.0にアップデート。
- Switch SDK: 7.3.0へアップデート。
新機能
- WG-40496 WAAPI: ホストで、2つ以上のSound Engineインスタンスが稼働中の場合に、ak.wwise.core.remote.connectを使うときに、どちらのインスタンスに接続するのかを指定できるようになりました。
- WG-42896 iZotopeのプラグインが、Android、iOS、MACで、使えるようになりました。
- WG-43219 プラグインの定義ファイルに、どのプラットフォームも可能な"Any"を追加しました。
パフォーマンスの変更
- WG-43686 大型のバス階層があるゲームに接続したときの、Master Mixer View内のパフォーマンス問題を修正しました。
APIの変更
- WG-42861 サウンドエンジンとドキュメンテーションから、 AK::SoundEngine::AddSecondaryOutput() に関する記述を全て削除しました。
その他の変更
- WG-41746 Voice Inspector Viewの、Voiceリストに、ボイスとミュージックトラックのアイコンを追加しました。
バグ修正
- WG-40466 修正済み: (Switch) Wwise Motionプラグインが、デバイスとの接続を切断すると、クラッシュしました。
- WG-40897 修正済み: Multi Editorで、Value列を使ったソート。
- WG-41506 修正済み: Project Explorerで長方形をドラッグすると、自動スクロールが停まりませんでした。
- WG-41796 修正済み: Opusは特定の条件下で、1.1チャンネルのソースを誤ってステレオに変換してしまいました。
- WG-42339 修正済み: 再生中に、音の減衰がRTPC経由で解除されたときに、減衰のボリュームが0dBにリセットされるべきところ、現在値で停まってしまいました。
- WG-42340 修正済み: CrankCaseAudio REVデータの入ったSoundBankは、生成される度に、必ずしもバイナリが同一でありませんでした。
修正済み: 全体的な安定性に関連する修正。
- WG-42436 修正済み: グローバルなコールバックへの登録解除の欠如により、サウンドエンジンを2度、初期化した場合に、エラーが発生することがありました。
- WG-42488 修正済み: (UWP) ゲームパッドの振動が、Motionアウトプットを削除してからも数秒間、続きました。
- WG-42510 修正済み: 稀にAkMidiCtx.cppでDebug Assertが発生しました。
- WG-42525 修正済み: (macOS) ほかのアプリケーションがBluetoothオーディオインプットを取得したときに、オーディオのロスがありました。
- WG-42769 修正済み: Voice Inspectorが、2つの異なるリスナーのある、同じAux Busオブジェクトに関して、Auxiliary send値を報告しました。
- WG-42992 修正済み: (Magic Leap) Wwiseが誤って、OpusコーデックとGranular Synthプラグインが、利用できないと報告していました。
- WG-43025 修正済み: Microsoft Spatial Sound Platform Outputプラグインで、アウトプットデバイスを48 kHzに設定していないと、オーディオのクラックルノイズが発生しました。
- WG-43064 修正済み: WwiseがAACコンバージョン時にフリーズしました。
- WG-43083 修正済み: Continuous設定のBlend Containerで、同じBlend Trackの複数のゾーンで、あるサウンドがアクティブであれば、そのサウンドは、そのゾーンとゾーンの間でもアクティブだとみなされていました。
- WG-43113 修正済み: 無効なMusic Switch ContainerやDialogue Eventの引数のあるプロジェクトをロードすると、クラッシュしました。
- WG-43146 修正済み: Microsoft Spatial Sound Platformアウトプットプラグインで、オーディオスレッドのパンプ(pump)が通常の速さでなければ、オーディオのクラックルノイズが発生しました。
修正済み: Microsoft Spatial Sound Platform Outputプラグインのオーディオが、正しいアウトプットデバイスにルーティングされませんでした。
- WG-43149 修正済み: トリガーレートと3Dパスが有効になっているRandom Containerの、プレイバック中にゲームに接続すると、クラッシュしました。
- WG-43172 修正済み: Spatial Audioでリスナーを
AK::SpatialAudio::RegisterListener()
経由で変更すると、既存のルームが、新しいリスナーに送信するようにアップデートされませんでした。
- WG-43230 修正済み: (PS4) SCE Audio 3D Object Pannerプラグインがデッドロックしました。
- WG-43238 修正済み: カスタム設定したAttenuationのオーナー(Attenuation Editorの、Used Byフィールド)が失われてしまいました。
- WG-43265 修正済み: Macでインポートできるファイル数を制限する、インポートダイアログ。
- WG-43271 修正済み: Crankcase REVで、0で割ると、無限ループが発生しました。
- WG-43315 修正済み: Advanced Profilerをタブで分割表示にすると、カーソル位置を変えても、右または下パネルが更新されないことがありました。
- WG-43336 修正済み: サウンドバンクを生成すると、まれにクラッシュしました。
- WG-43350 修正済み: Wwiseに接続中のときに、レンダリングされたEffectがサウンドエンジンでインスタンス化されました。
- WG-43368 修正済み: エンジンのバッファー毎サンプル数が、2のべき乗(power of 2)でないときに、Izotope Trash Boxエフェクトがクラッシュしました。
- WG-43404 修正済み: 複数のインスタンスを同時にスタートさせると、WwiseCLIで、かなりのパフォーマンス劣化(スタートアップ時間)が起きることがありました。
- WG-43412 修正済み: エフェクトで、Bypass Effect xまたはBypass Allのどちらか、あるいはEffectのプロパティの1つを、State Groupがコントロールしている場合に、そのエフェクトがレンダリングされませんでした。
- WG-43426 修正済み: Multi-Editorを開いた状態で、Contents Editorで選択した項目を縮小表示させるのに、時間がかかりすぎました。
- WG-43438 修正済み: wp.pyで生成したプラグインは、WWISEROOTと別のドライブに保存されている場合に、ビルドできませんでした。
- WG-43440 修正済み: Interactive Music Switch ContainerのPathの、"None"の部分が、誤ってワイルドカード ("*") と解釈されました。重要な注意点: この問題を解決するには、SoundBanksを再生成する必要があります。
- WG-43459 修正済み: Post Eventアクションを含むイベントを編集すると、クラッシュすることがありました。
- WG-43480 修正済み: 大型のバス階層があるゲームに接続したときに、大幅なディレイがありました。
- WG-43496 修正済み: アウトプットデバイスを追加または削除すると、アサートが発生しました。
- WG-43528 修正済み: エフェクトやソースプラグインのための、ヘルプが表示されませんでした。
- WG-43545 修正済み: Motionの入った2019.1プロジェクトと、MotionプラグインのないWwiseの実装を一緒にロードすると、クラッシュしました。
- WG-43550 修正済み: 一部のUIエレメントは、State Groupのアサインが変更されても、更新されませんでした。
- WG-43555 修正済み: 稀に、サウンドエンジンでメモリリークとアサートが発生しました。
- WG-43586 修正済み: Wwise外でファイルを操作するときに、プロジェクトの変更ノティフィケーションが、表示されないことがありました。
- WG-43600 修正済み: 再生中に"Enable Attenuation"のStateが適用されませんでした。
- WG-43683 修正済み: 稀にデバグアサートが、MIDIミュージッククリップの再生中にありました。
- WG-43814 修正済み: Wwiseに接続すると、限定的なRTPCに誤ったスタティック値がインゲームに適用されました。
- WG-43956 修正済み: ほかのプラットフォームの設定をコピーすることで、新しいプラットフォームを追加すると、複数のアサートが発生しました。
- WG-43522 (Linux) PulseAudioが、LinuxのデフォルトSystem Sinkになりました。
- 参照
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