バージョン
メディアファイルをWwiseプロジェクトにインポートする際に、エラーが発生することがあります。発生する可能性のある2種類のエラーを、以下に示します。
「回復可能なエラーへの対処」 はConflict Managerで解消できる
「回復不可能なエラーへの対処」 はWwiseで解消できない
既にWwiseにあるファイルをインポートしようとすると、Audio File ImporterでReplace Modeを選択していない限り、Conflict Managerが開きます。目的に合わせて、以下の3種類のオプションから選択してください。
Replace - 既存のオーディオファイルを、インポートするファイルで置換。
Use Existing - オーディオソースに現在リンクされているファイルを、継続して使用。
Cancel - インポート操作をキャンセル。
個別にオプションを選択することも、エラーリストの全てのファイルにオプションを適用することも可能です。
回復可能なエラーのファイルを置換するには:
ウィンドウConflict Managerで、以下を行う:
全ファイルを置換するには、Set All Toエリアの、Replaceをクリックする。
ファイルを個別に置換するには、Error Listの、Replaceをクリックする。
Importをクリックする。
インポートリストにあるファイルが、指定した場所にインポートされる。
回復不可能なエラーとはWwiseで解決できないエラーです。このエラーがConflict Managerで表示された場合は該当ファイルのインポートをキャンセルします。以下に、このエラーの例を示します:
Not a valid wav file.(有効な.wavファイルでない)
Error copying the file to the originals folder.(ファイルをOriginalsフォルダにコピーする際にエラーが発生)
Can't open source or output file.(ソースまたは出力ファイルを開けない)
Wwise外で解決を試みてから操作を再試行してください。以下に、トラブルシューティングに活用可能な考えられる原因や提案を示します:
ファイルフォーマットがサポートされていない: ファイルフォーマット、サンプル範囲、ビットデプス、チャンネルコンフィギュレーションがサポートされていることを「PCMオーディオファイルフォーマット」で確認してください。
ファイルパスが長過ぎる: ファイル名とファイルパスを合わせた文字数が256文字未満であることを確認してください。「Wwiseのファイルパスの長さ制限」を参照してください。
ファイルアクセスエラー: ファイルパーミッションとファイルが使用中かどうかを確認してください。ファイルが外部ドライブにあるためエラーが引き起こされる場合もあります。
オーディオファイルが見つからない: レファレンスランゲージのメディアファイルがないSound Voiceオブジェクトです。