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プロパティ値をランダム化して再生を強化する

ゲームプレイ中に同じサウンドが2回以上再生されることはよくあります。サウンド発生時の繰り返しを回避するため、Randomizerを使用して再生ごとにサウンドを変化させることが可能です。

Randomizerを有効化してプロパティを設定する

Randomizerは、Randomizerアイコンがあるすべてのプロパティに適用できます。

アイコン

Status

内容

Randomizer Enabled

Randomizerエフェクトが適用されたプロパティ値。

Randomizer Disabled

Randomizerエフェクトが適用されていないプロパティ値。

Randomizer Mixed

Randomizer エフェクトは Multi Editor にロードされた1つ以上のすべてではないプロパティ値に適用されます。Property Editor やContents Editorではこのインジケータが見られません。

Randomizerのプロパティを編集するには:

  1. プロパティのRandomizerアイコンをダブルクリックする。

  2. Randomizerビューが開くので、以下の表に従いプロパティを設定する。

Randomizerを有効・無効にする別の方法として、プロパティのRandomizerアイコンを右クリックし、Enable RandomizerまたはDisable Randomizerを選択することもできます。

複数のオブジェクトのRandomizer機能のプロパティを同時に編集するには、Project Explorerで複数オブジェクトを選択して、選択を右クリックして、Show in Multi Editorを選択します。

Randomizerビュー

項目

内容

Enabled

オブジェクトのプロパティ値にRandomizerを適用するかどうかの設定。選択すると、Randomizerを適用する。選択しないと、オブジェクトのプロパティ値にRandomizerを適用しない。

Default value: false

Min Offset

プロパティの可能範囲の最小値を決める、プロパティ値に対するオフセット。

Default value: 0

Max Offset

プロパティの可能範囲の最大値を決める、プロパティ値に対するオフセット。

Default value: 0

Randomizerビューのタイトルバーに、選択したWwiseオブジェクト名または複数選択した場合はオブジェクト数と、選択したプロパティが表示されます。

「Multi Editor」と同じように、開かれたRandomizerビューには、UIがフォーカスしている内容に合わせてオブジェクトがリロードされます。初めにロードしたプロパティが、明示的に変更されるまで表示され続けます。現在ロードされているプロパティがないオブジェクトはRandomizerビューで開きません。

Randomizerプロパティを理解する

ランダマイザをプロパティ値に適用する方法を理解することは重要です。サウンドオブジェクトを再生する際、ランダマイザに対応する各プロパティに対して以下が行われます:

  1. 有効にするとサウンドオブジェクトとそのすべての子孫のランダマイザは、それぞれランダムな値を生成します。

  2. Randomizer値の合計が最終的なプロパティ値に追加されます。最終的なプロパティ値は以下で構成されます:

    • オブジェクトのプロパティ値。

    • このプロパティのRTPC。

    • このプロパティのステート。

最終的なプロパティ値の算出方法にかかわらず、最終的なRandomizer値が最終的なプロパティ値に追加されます。VolumeやPitchのプロパティの場合、プロパティ値は常に、多数あるソースの合算によって算出されます。ローパスフィルタやハイパスフィルタのプロパティでは、設定したフィルタ動作(Filter Behavior)により異なります。以下をご参照ください:

下図は、VoiceオブジェクトのVolumeプロパティについて、最終的なRandomizer値の算出方法を示したものです。各オブジェクトでボリュームプロパティのランダマイザが有効です。最終的なランダマイザ値であるRandは、x、y、zの合計値です。この値がボイスオブジェクトの最終的なボリューム値に追加されます。


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