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Source Editorでオーディオソースを編集する

Source Editorを使用して以下のオブジェクトタイプを編集できます。

  • Audio Source(WAVファイルやAMBファイル)

  • ソースプラグイン (Silence、Sine、Tone Generatorなど)

トリム、ループ、フェードなどの編集機能は、Music Segmentやミュージッククリップのオブジェクトの一部として提供されるため、Interactive Music Hierarchyのオーディオソースオブジェクトには適用できません。

以下のセクションで説明する処理はプロジェクトのWork Unitに保存されます。これらの処理はソース素材のコンバージョン時に行われ、非破壊的です。

Source Editorについては「Source Editor: オーディオソース」をご参照ください。

オーディオソースのコンテンツをトリミングする

トリミングを使用してWAVファイルの最初や最後のサイレンスを削除し、ゲームのスペースを節約できます。Trim StartとTrim Endの外側のコンテンツは、コンバージョンと再生の際に除外されます。

トリム位置を定義するには:

  • Trim Start(波形の左下隅にある四角いハンドル)をドラッグします。

  • Trim End(波形の右下隅にある四角いハンドル)をドラッグします。

フェードインとフェードアウトの範囲を定義する

フェードインとフェードアウトの範囲を定義するには

  • Fade-inハンドル(波形の左上隅にある三角のハンドル)をドラッグします。

  • Fade-outハンドル(波形の右上隅にある三角のハンドル)をドラッグします。

  • フェードカーブを選択するにはハンドルを右クリックします。

ループとクロスフェード

ループポイントを調整し、クロスフェードを適用するには:

  1. 対象オブジェクトが入っている親のSoundオブジェクトでLoopを有効にします。

  2. Source EditorでOverride wav loop pointsを有効にします。これでWAVファイル内のループポイントがオーバーライドされます。有効にしない場合、WAVファイル内のループポイントがデフォルトで使用されます。Override wav loop pointsは、次のステップでLoop Startを設定すると自動的に有効になります。

  3. Loop Start(波形の左上にある緑のハンドル)を右にドラッグします。ループ時のクリックやポップを回避するため、PCM(パルス符号変調)データのゼロ交差の位置にループポイントを配置することが推奨されます。

  4. Loop End(波形の右上にある赤のハンドル)を左にドラッグします。

  5. サイドパネルでCrossfade Durationを定義します。これにより滑らかなループを作成し、クリックやポップを除去できます。

ファイルマーカーの追加、編集

オーディオソースファイルにマーカーを設定することができ、マーカーはシンクポイントや、キューポイントと呼ばれることもあります。マーカーに、ファイル内の位置を示す固有のIDが付いています。WwiseのSource Editorに表示されるグラフビューで、これらのマーカーを使用できます。また、オリジナルファイルに影響を与えずに、Wwiseで編集したり、新しく追加したりできます。

マーカーをクリックし、ソースファイル内のフラグを立てたい位置まで、自由にドラッグできます。例えば、ファイルのどこに問題があるのかを示すことができます。または、重要なことが始まるポイントを強調することもできます。ダイアログであれば、キャラクター別のスピーキングポイントのマーカーとして活用する方法があるかもしれません。自分の条件に一番合った方法で、マーカーで目印を入れてください。

Source Editorのサイドパネルに、以下のMarker Input Modesがあるので、選択してください:

  • Use File Markers: ソースのオーディオファイルのマーカーを使います。

  • Use Markers From Transients: オンセット自動検知により、マーカーが配置されます。マーカーは、あなたがMarker Detection Sensitivityスライダを動かすまで表示されません。Sensitivity値が大きいほど、マーカーが設定される可能性が高くなります。オンセットの検知があなたの求めている状態に近づくように、スライダを調整してください。その後、手作業で編集できます。マーカーに変更を加えると、マーカーのモードがManual Markersに変わります。

  • Manual Markers: ユーザーが設定したマーカーを使用します。Manual Markersを選択しても、直前に選択していた状態からマーカーは変更されません。設定されているマーカーがUse File Markersのものでも、Use Markers from Transientsのものでも、ユーザーは自由に直接、変更できます。変更を加えると、選択されたマーカーは直ちにManual Markersに設定されます。

Source Editorのグラフビューには、マーカーを使うときの便利なショートカットメニューが4つあります。

ショートカットメニューにあるマーカー関連のオプション:

  • Add Marker: Source Editorのグラフビューで、既存のマーカー以外の場所でショートカットメニューを開くと、このオプションが表示されます。グラフビューのタイムラインの、具体的に指定したポイントにおいて、ラベルのない新しいマーカーを作成できます。

  • Delete All Markers: Source Editorのグラフビューのどの場所からでも、ショートカットメニューを開くと、このオプションが表示されます。ソースファイルから、全てのマーカーが削除されます。オリジナルのファイルにあったマーカーは、変化しません。

  • Delete Marker: 特定のマーカーハンドルからショートカットメニューを開いたときだけ、このオプションが表示されます。このマーカーが削除されます。オリジナルのファイルにあったマーカーは、変化しません。

  • Edit Marker Label…: 特定のマーカーハンドルからショートカットメニューを開いたときだけ、このオプションが表示されます。Edit Labelダイアログが開き、選択中のマーカーの現在のラベルが表示されるので、ラベル名を自由に変更できます。

  • Edit Markers in List View: Source Editorのグラフビューのどの場所からでも、ショートカットメニューを開くと、このオプションが表示されます。List Viewが開き、マーカー関連の列が2つ表示されるので、ソースファイルのすべてのマーカー(Wwiseで作成したものを含む)を確認し、編集できます。

[ヒント]ヒント

オリジナルファイルのマーカーに戻すには、元に戻す操作(Edit > Undo、Ctrl+Z)のほか、 Marker Input Mode を、 Import From File に変えるだけです。ただし、気を付けてください!今までマニュアルで入力した内容が消去されます。

Wwise Source Editorの基本的なマーカー関連の機能を、下図で紹介しています。


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