Wwise SDK 2023.1.8
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次のセクションでは、Wwiseバージョン2019.2.8とバージョン2021.1の間での変更点を挙げ、説明します。
プラットフォーム固有の情報は、こちらにあります:
以前のバージョンの詳細については、 以前のリリースノート をご覧ください。
AK::IAkObjectAwareEffectPlugin
AK::IAkSourcePluginContext::NodeID
は削除され、代わりに AK::IAkVoicePluginInfo::GetAudioNodeID
となりましたAK::IAkMixerPluginContext
は、バスにインサートされた全てのEffectで利用できるようになりました。AK::IAkMixerPluginContext::Compute3DPositioning()
の、in_fSpread 引数や in_fFocus 引数の範囲が、[0,100]から[0,1]に変わりました。AkMemSettings::uMemoryDebugLevel
= 2で有効にできます。デバッグ専用のアロケータで、「アロケーションごとに1ページ」というアロケーション戦略を使い、ほとんどの無効な書き込みをトラップできます。なお、これは非常に遅いアロケータで大量のバーチャルメモリを使うので、注意してください。開発中はデフォルトにせず、特定の問題を追跡したいときに有効にしてください。ak.wwise.core.profiler.enableProfilerData
を追加しました。AK::MemoryMgr::DumpToFile
を追加しました。AkMemSettings::uMemoryDebugLevel
でアクセスできるランタイムメモリーデバッグを、AkMemoryMgrに追加しました。これでリークトラッキングや、非常に基本的なインテグリティチェックが行えます。AKRESULT SetGameObjectToPortalObstruction(AkGameObjectID in_gameObjectID, AkPortalID in_portalObjectID, AkReal32 in_fObstruction)
AKRESULT SetPortalToPortalObstruction(AkPortalID in_portalObjectID0, AkPortalID in_portalObjectID1, AkReal32 in_fObstruction)
AK::MemoryMgr
用に、デバッグCランタイムアロケータフックを追加しました。ak.wwise.core.profiler.getAudioObjects
を追加しました。また、パイプラインIDを使って1つのボイスやバスを取得する機能を、 ak.wwise.core.profiler.getVoices
と ak.wwise.core.profiler.getBusses
に追加しました。AK::SoundEngine::SetMultiplePositions
に完全に対応するようになりました。Spatial Audioで各サウンドポジションの回折パス、透過パス、そして反射パスが計算されるようになりました。AK::SpatialAudio::SetGameObjectRadius
を追加しました。ak.wwise.core.object.get
を参照してください。AK::IAkMixerPluginContext::Compute3DPositioning
が、0から1の間のSpread値やFocus値をとるようになりました。ShowListView
、 ShowSchematicView
、 Search
が、テキスト値(つまり文字列)を受け取り、プロジェクトのテキストを検索できるようになりました。PostMIDIOnEvent
と StopMIDIOnEvent
を変更し、再生中のIDの再生をサポートするようにしました。また、新しい AkMIDIEvent
タイプの AK_MIDI_EVENT_TYPE_WWISE_CMD
を追加しました。AkSourcePosition
に、ポジションの更新時の GetBufferTick()
の値である、メンバー updateBufferTick
が加わりました。GetSampleTick()
を追加しました。これは GetBufferTick()
* AkAudioSettings.uNumSamplesPerFrame
と同等です。AK_ALIGN_DMA, AK_ALIGN_FASTDMA
や AK_ALIGN_SIZE_FOR_DMA
を削除しました。これらが定義される事例が長年なかったため、これらの使用箇所は問題なく削除することができます。AK::IAkMixerPluginContext::ComputePositioning
を追加しました。AK::IAkVoicePluginInfo
は、 AK::IAkGameObjectPluginInfo
から継承されません。 IAkPluginContextBase::GetAudioNodeID()
をベースクラス IAkPluginContextBase
に動かし、GetBusIDなどの重複するアクセサを削除しました。WritePascalString
関数と WriteUtf16String
関数を削除しました。ReloadCurrentSkin
の名前を ReloadCurrentTheme
に変更しました。AK::IAkGlobalPluginContext
にあるミキシング用の関数の一部( MixChannel
、 Mix1inNChannels
、 MixNinNChannels
、 ApplyGain
、 ApplyGainAndInterleave
)を、新インターフェース AK::IAkPluginServiceMixer
に移動しました。このインターフェースをフェッチするには、 AK::IAkGlobalPluginContext::GetPluginService()
をコールするか、 AK_GET_PLUGIN_SERVICE_MIXER
マクロを使います。今後、このインターフェースに信号処理の関数や、いわゆるサービスインターフェースがほかにも追加されるので、プラグイン開発者がWwise内の既存機能、例えばプロセッサ別の拡張を活用する機能などを、Effect用に活用できるようになります。IAkPluginMemAlloc
から、関数のデバッグバージョンを削除して、簡素化しました。メモリデバッグ機能は、プラグインのホスト内に隠されました。NotifyMonitorData
にタイムスタンプを追加しました。AK::MemoryMgr::InitForThread
をコールしませんでした。