Wwiseヘルプ

LFE (.1) は絶対にダウンミックスしません。インプットとアウトプットの両コンフィギュレーションでLFEチャンネルがある場合は、インプットのLFEチャンネルの信号をアウトプットにコピーします。アウトプットにLFEチャンネルがなければ、インプットのLFEチャンネルの信号をドロップします。

4.xや5.xのコンフィギュレーションでは、フロント以外のスピーカーペアは1つしかないので、サイドチャンネルとバックチャンネルの区別がありません。両者ともサラウンドを意味します。このようなコンフィギュレーションではサラウンドの頭文字のSを使いサラウンドチャンネルをSLやSRと呼び、一貫性を保ちます。また、やや偶然の結果として4.xや5.xのコンフィギュレーションのサラウンドチャンネルであるSLとSRは、バックチャンネルのBLやBRではなく6.xや7.xのサイドチャンネルのSLやSRにそれぞれマッピングされます。5.1のサラウンドスピーカーのDolby推奨の角度と7.1のサイドスピーカーの角度がマッチするので不都合はありません。

For more details, see 5.1 Virtual speaker setup and 7.1 Virtual speaker setup on the Dolby website.

	注釈
	4.xや5.xコンフィギュレーションのサラウンドチャンネルを、Wwiseの設定で6.xや7.xコンフィギュレーションのバックチャンネルにルーティングする方法は、現時点ではありません。

Wwiseのダウンミックスでノーマライゼーションを行いませんが、これはノーマライゼーション係数の予測しにくい動作を考慮したためです。このためチャンネル数が多いコンフィギュレーションからチャンネル数の少ないコンフィギュレーションにダウンミキシングすると、ラウドネスゲインが発生することが珍しくありません。BusボリュームのStateやRTPCを活用して、デザイナーの好みに合うノーマライゼーションを行うようにしてください。

あるアンビソニックコンフィギュレーションを、オーダーの異なる別のアンビソニックコンフィギュレーションにルーティングすると、インプットチャンネルが減るか、アウトプットチャンネルに無音が送られます。標準的なコンフィギュレーションにルーティングされるアンビソニックコンフィギュレーションは、「デコードされる」と言います。アンビソニックコンフィギュレーションにルーティングされる標準的なコンフィギュレーションは、「エンコードされる」と言います。

Anonymousのコンフィギュレーションでは、ダウンミキシングが行われません。ルーティング動作は標準コンフィギュレーションのLFEチャンネルと同じです。もし対応するチャンネルがアウトプット側にも存在すればコピーされ、それ以外の場合はドロップされます。