バージョン

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Effectsタブ:バス

バスのEffectsタブで、1つのAudio BusまたはAuxiliary Busに対して最大255種類のEffectを適用できます。チャンネルベースのバスにEffectを適用すると、送られてくるオーディオデータを全てサブミックしてからEffectチェインを適用します。リストの順序に従って、エフェクトが適用されます。

[注釈]注釈

Audio ObjectsバスにEffectをインサートする場合に、送られてくるデータが処理前にサブミックスされるかどうかは、使用する具体的なEffectによって異なります。詳細は 「Audio ObjectにEffectを使用」 を参照してください。

WwiseでEffectを適用する時は、ボイスが以下の4つのレベルのEffectを通ることがあることに注意してください:

  • Actor-Mixer階層やInteractive Music階層のボイスに最大255個のEffectを適用できます。ただし子オブジェクトが親オブジェクトのエフェクトをオーバーライドすることもあるので、忘れないでください。

  • バス階層の出力パスにある各Audio BusやAuxiliary Busにそれぞれ最大255個のEffectを適用できます。

  • 最終マスターバス(Master Audio BusやMaster Secondary Bus)に最大255個のEffectを適用できます。

  • Audio Deviceに最大255個のEffectを適用できます。

つまり、可能性として多数のエフェクトが連鎖して最終的な出力に適用されます。これらのエフェクトを管理するために以下を行うことができます:

  • Modeオプションを使用してエフェクトをShareSetとして設定することで、これを通して同じエフェクトの複数のインスタンスを同時に調整することが可能です。ModeをCustomに設定することで、必要に応じて特定の設定を個別のエフェクトインスタンスに適用することができます。

  • Bypassチェックボックスを選択してエフェクトを一時的に取り除き、必要に応じてチェックボックスのチェックを外してエフェクトを復元します。これはエフェクトの影響を確立するためのテスト時に便利です。RTPCのBypassオプションやイベントのBypass Effect Actionsを利用して、特定のゲームシナリオやイベントでエフェクトを取り除くことも可能です。

Actor-MixerやInteractive Musicのオブジェクトのエフェクトと異なり、バスのエフェクトはレンダリングできません。

[ヒント]ヒント

Actor-MixerやInteractive MusicのオブジェクトのEffectsタブの詳細については「Effectsタブ: Actor-Mixerオブジェクト、Interactive Musicオブジェクト」をご覧ください。

General

項目

内容

[name]

オブジェクト名。

オブジェクトのカラーを示します。アイコンをクリックすると、カラーセレクタが開きます。

カラーを選ぶと、オブジェクトに適用されます。オブジェクトのカラーを選択すると図示の通り選択したマスにパレットアイコンと、右下に黄色い三角形が表示されます。

親オブジェクトのカラーを継承するにはカラーセレクタの左端にあるマスを選択します。

オブジェクトのMute(ミュート)、Solo(ソロ)の設定ボタンであり、オブジェクトに自動的に設定されているミュートやソロの状態を示す。

オブジェクトをミュートにすると、現在のモニターセッションにおいて、このオブジェクトの音がミュートされる。オブジェクトをソロにすると、プロジェクト内の他のオブジェクトが全て、ミュートされる。

ミュートやソロを示すMSが太文字であれば、このオブジェクトが意図的にミュートされた、またはソロにされたことを示す。太文字でない、薄いMSの表示は、このオブジェクトのミュート状態やソロ状態が、他のオブジェクトの状態に関連して自動的に決まったことを示す。

あるオブジェクトをミュートすると、その下位オブジェクトが自動的にミュートされる。

オブジェクトをソロにすると、その同位にある他のオブジェクトが自動的にミュートされ、下位オブジェクトや上位オブジェクトが自動的にソロにされる。

[ヒント]ヒント

Ctrlキーを押しながらSボタンをクリックすると、このソロボタンに関連付いている1つのオブジェクトだけが、ソロになる。

[注釈]注釈

ミュートやソロの機能は、モニタリング目的のために提供されるもので、プロジェクト内で維持されず、SoundBankにも保存されない。

このオブジェクトを直接参照する、あなたのプロジェクトにある要素の数を示します。アイコンの色は、このオブジェクトを参照するものがあればオレンジ色、参照するものがなければ灰色です。

ボタンを選択すると 「Referenceビュー」 が開き、 References to: フィールドにオブジェクト名が表示されます。

Notes

このオブジェクトのプロパティについての、追加情報。

Property Editorで選択中のタブの表示方法を設定します。デフォルトで、選択した1つのタブを表示する1つのパネルがあります。スプリッターボタンをクリックすることで、左右または上下に並んだ2つのパネルが表示されます。選択したオプションは背景色で強調表示されます。

同じタブを両方のパネルで開くことはできません。どちらのパネルでも同じタブを開こうとした場合、最初のパネルに別のタブが自動的に表示されます。

[ヒント]ヒント

  • Ctrlと、表示させたいProperty Editorタブの番号に相当する数字を押します。例えばCtrl+4を押すと、4番目に表示されているタブがRTPCタブである場合はそれが表示されます。

エフェクト

項目

内容

表のヘッダを右クリックしてConfigure Columnsダイアログを開き、表示する列と順番を指定する。「表の使用」 を参照してください。

エフェクト

(Selector)

このオブジェクトに適用できるEffectとそれらに対応するインスタンスのリストを開く。Effectを選択すると、そのスロットが前に使用していたEffectを置き換える。

エフェクトを削除するには、Noneオプションを選択する。

ID

このエフェクトのID番号。

Effect

Compressor、Matrix Reverb、Parametric EQなど、バスに適用するエフェクトのタイプ。

Name

バスに適用するエフェクトインスタンスの名前。エフェクトインスタンスは、ShareSet、またはShareSetのカスタムインスタンスとする。

選択したエフェクトタイプの、全てのエフェクトインスタンスが、該当リストに表示される。

Prev.

エフェクト階層における、直前のShareSetを選択する。

Next

エフェクト階層における、次のShareSetを選択する。

Mode

エフェクトインスタンスを共有するのかどうかを指定します。Modeは以下のいずれかです:

  • Define custom: カスタムエフェクトインスタンスを作成し、そのプロパティをオブジェクト間で共有しません。

  • Use ShareSets: EffectのShareSetを使用し、Effectのプロパティをオブジェクト間で共有できます。

[注釈]注釈

カスタムエフェクトを追加してから、その ModeUse ShareSets に変更した場合は、Create ShareSet from Custom Objectアラートダイアログが開きます。以下の3つのオプションがあります:

  • Convert: New Effectダイアログが開き、指定したEffect Settingsのある新しいShareSetを作成することができます。

  • Revert: Effect Editorの設定が解除され、エフェクトをShareSetの元の設定に戻します。

  • Cancel: 変更していないEffect Editorに戻り、ModeはDefine customとして復元されます。

Bypass

選択中のEffectインスタンスを処理するかどうかを指定します。チェックボックスを選択するとEffectが削除されます。チェックボックスの選択を外すとEffectが復元されます。

このオプションは以下のシナリオで便利です:

  • ゲームをプロファイリングする時、このオプションをトグルしてオンとオフを切り替え、EffectがサウンドデザインとCPU使用量に与える影響をPerformance Monitorの表示で確認できます。

  • サウンドデザインをプラットフォームごとにカスタマイズする時、プラットフォームの処理能力が低い場合、あるオブジェクトのEffectをアンリンクしてから、そのオブジェクトの一部のEffectをバイパスできます。

またRTPCのBypassオプションやEventのBypass Effect Actionsを使用し、特定のゲームシナリオやEventのEffectを削除できます。

Default value: false

Edit

「Effect Plug-in Editor」を開き、選択中のEffectインスタンスのプロパティをリアルタイムで編集できます。

このバスに適用できるEffectとそれらに対応するインスタンスのリストを開きます。Effectを選択すると、次に使用可能なEffectsリスト下部のスロットに追加されます。

追加したEffectはリスト内で選択して上下にドラッグできます。複数のEffectを選択してドラッグするにはCtrlキーやShiftキーを使用します。

Effectをリストに追加する別の方法として、Project ExplorerのShareSetsタブからShareSetをドラッグするか、リストでEffectを右クリックしてAdd Effectを選択します。この場合、新しいEffectは現在のスロットにインサートされ、後続のすべてのEffectがリストを1スロットずつ下方に移動されます。

Effectsリストで選択したEffectを削除します。複数のEffectを選択するにはCtrlキーやShiftキーを使用します。

(Location in Hierarchy)

エフェクト階層の中のShareSetの場所を表示します。エフェクトのカスタムインスタンスの場合であれば、カスタムインスタンスの名前が表示されます。

Bypass All

オブジェクトにインサートしたすべてのEffectを処理するかどうかを指定します。チェックボックスを選択するとすべてのEffectが削除されます。チェックボックスの選択を外すとEffectが復元されます。

このオプションは以下のシナリオで便利です:

  • ゲームをプロファイリングする時、このオプションをトグルしてオンとオフを切り替え、EffectがサウンドデザインとCPU使用量に与える影響をPerformance Monitorの表示で確認できます。

  • サウンドデザインをプラットフォームごとにカスタマイズする時、プラットフォームの処理能力が低い場合、あるオブジェクトのEffectをアンリンクしてから、そのオブジェクトのすべてのEffectをバイパスできます。

またRTPCのBypassオプションやEventのBypass Effect Actionsを使用し、特定のゲームシナリオやEventのEffectを削除できます。

Default value: false


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