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Wwise SDK 2023.1.8
プロジェクトを複数のWwise対応プラットフォーム向けにビルドする

プラグインをビルドする

build コマンドが、既に生成されたソリューション(プロジェクトフォルダにソリューションがなければ、 プリメイクでプロジェクトを設定する を参照)を使い、プラグインをコンパイルし、バイナリファイルをWwiseの実装にコピーします。 このコマンドは、プロジェクトフォルダ内からコールする必要があり、適切に機能するためには、いくつかの引数が必要です。これは典型的なビルドコマンドです:

これでプロジェクトがreleaseモード( -c フラグ)でビルドされますが、ターゲットのアーキテクチャは x64( -x フラグ)、MSVCツールセットはvc160( -t フラグ)、プラットフォームは現在のオペレーティングシステムのAuthoringプラットフォームとなります。引数に可能な値については、 build コマンドのヘルプを調べてください。

バイナリがWwiseインストールに直接アウトプットし、テストができる状態となります:

  • For the SoundEngine plug-in part, go to %WWISEROOT%/SDK/{Platform}/{Config}/{bin,lib}.
  • For the Authoring plug-in part on Windows, go to %WWISEROOT%/Authoring/x64/{Config}/bin/Plugins.
  • For the Authoring plug-in part on macOS, go to %WWISEROOT%/Authoring/macosx_gmake/{Config}/bin/Plugins.
  • For the Authoring plug-in part on Linux, go to %WWISEROOT%/Authoring/linux_gmake/{Config}/bin/Plugins.
  • For the Documentation plug-in part, go to %WWISEROOT%/Authoring/Data/Plugins/{PluginName}/Html.

注釈: 一部のプラットフォームでは build コマンドの実行時に複数のツールチェーンバージョン用にプラグインをビルドし、各プロジェクトビルドの起動のための固有の環境変数を設定することなどを行います。For each supported platform, the %WWISEROOT%/Scripts/ToolchainSetup/{Platform} directory, if it exists, contains two files:

  • ToolchainVers.txt, which specifies the list of supported toolchain versions for the platform
  • GetToolchainEnv.py, which determines the environment variables to be applied during the build process, given one of the values in ToolchainVers.txt as an argument

If desired, it is also possible to override either of these when executing the build command in wp.py, by specifying –toolchain-vers {file} or –toolchain-env-script {file} on the command line. 独自ビルド構造を維持したい場合や、Wwise SDKとは別のツールチェーン用にプラグインを公開したい場合などに、これを行うことができます。

さらにwp.pyで生成されるプロジェクトは、定義された環境に基づき、プロジェクトのコンパイル対象であるツールチェーンバージョンに合わせてビルド出力フォルダを自動的に調整します。各プラットフォームでどのようにこれを判断しているかについては、該当するプラットフォーム専用の情報ページにおいて詳細をご確認ください。

ターゲットプラットフォームの追加

あなたのプラグインの開発中に、いつでもターゲットプラグインを追加できます。追加するには、プラットフォームをプリメイクしてビルドします。おそらくあなたは、少なくとも1つのプラットフォームをビルドしたいと考え、もし Authoring 向けにビルドした場合は、さらに Documentation もビルドしたいと考えます。プロパティを選択したときに、 Property Help パネルに表示される、プラグインプロパティのためのドキュメンテーションが、これでインストールされます。

例えば、以下のコマンドラインを実行すれば、 Windows_vc160 と Authoring のプラットフォームのプリメイクとビルドが行われます:

フックを使ってビルド後のアクションを実行する

特定のターゲットをビルドしたあとに、カスタムアクションを実行したいと思うことはよくあります。それを達成するには、 –build-hooks-file フラグを build コマンドに追加し、Pythonファイルを指定します。このファイルはUserが作成する必要があり、 new コマンドで生成する最初のスケルトンには含まれていません。例えば、ビルド後のフックファイルは以下のような内容になります:

こちらの例では、Windows_vc160プラットフォームやAuthoringプラットフォーム用に、ビルド後のフックを呼び出します:

build_hooks.py ファイルは、プラグインディレクトリのルート(root)に保存します。

こちらの例では、DLLファイル "library.dll" をプラグインディレクトリからWwiseインストールにコピーします:

プラグインの開発が終わってから、最後に行う手順が、プロジェクトをAudiokinetic Launcherからすぐにインストールできるフォーマットにパッケージすることです。 詳細は、 プラグインをAudiokinetic Launcher用にパッケージングする をご覧ください。

次のセクション: プラグインをAudiokinetic Launcher用にパッケージングする


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