バージョン
オーディオデバイスは、対応プラットフォームがそれぞれ提供する物理的アウトプットやバーチャルアウトプット全てを表しています。Wwiseはデフォルトでいくつかのオーディオデバイスに対応しています。一部は、全てのプラットフォームに対応していません。複数のプラットフォーム用にゲームをデザインする時に、プラットフォームの性能が異なる場合は、オーディオが正しいアウトプットに向けられるようにLink/Unlink機能を使う必要があるかもしれません。方法は、あなたのマスターミキサー階層にあるマスターバスの1つで、プロパティページを開いてAudio Deviceプロパティを変更します。
デフォルトオーディオデバイスのプラットフォーム別の詳細を見るには、SDKドキュメンテーションのDefault Wwise Audio Devicesを確認してください。
サードパーティプラグインをインストールして、バーチャルアウトプットを追加することもできます。「サードパーティやカスタムのAudio Device」 を参照してください。
対応するアウトプットについては、下記一覧を参照してください。
チャットや遠隔通信用に設計されたアウトプット。ヘッドセットや、バーチャルデバイスなどが考えられます。以下のプラットフォームが対応しています:
Windows
Xbox One
Xbox Series X
PS4
PS5
プラットフォームの中にはDVR機能があり、ゲーマーがそのゲームプレイを録画して、公開できるものがあります。そこで、ゲームオーディオの一部でありユーザーが置き換えることのできるゲーム音楽の著作権について、法的な問題が発生します。ゲームスタジオ側は音楽をゲームに使う権利を有しているものの、いかなる形式であれエンドユーザーが配信する権利はありません。このため、このプラットフォームでは通常ユーザーのBGMの録音を禁止しています。このバーチャルオーディオデバイスを使えば、一部を別のミックスにいれて、それをDVRに送らずに、あとでメインアウトプットにミキシングすることができます。以下のプラットフォームが対応しています:
Xbox One
Xbox Series X
PS4
PS5
プラットフォームによって、ゲームコントローラにスピーカーがあります。1人のプレイヤーに対して、1つのアウトプットを設定できます。以下のプラットフォームが対応しています:
PS4
PS5
プラットフォームによって、ゲームコントローラにヘッドフォンを接続できます。1人のプレイヤーに対して、1つのアウトプットを設定できます。以下のプラットフォームが対応しています:
Xbox One
Xbox Series X
PS4
PS5
対応しているのはPlayStation 4 だけです。詳細は、メーカーのドキュメンテーションやSDKドキュメンテーションを参照してください。