ダイアログイベントの活用

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ダイアログイベントの活用

ダイアログイベントを利用してゲームのオーディオを再生させる予定があれば、プロジェクトの初期段階に開発チームと話し合い、ゲームに存在するであろう様々な条件や結末を全て定義することが重要です。

パスは、ダイアログイベントがゲームによって呼び出された時に検証される、ルールのセットなので、State Groupの数や順番の変更など、パスに何らかの変更を加えると、追加のプログラミングが必要となります。最初の段階で、全てのルール、変数、条件などを定義する時間を確保することで、問題を防ぎ追加プログラミングの必要性を最小限に抑えることができます。

Dialogue Eventの名前を変更する

ダイアログイベントが作成されると、Wwiseが自動的に名前を付けます。このダイアログイベント名を、内容が分かるものに変更する習慣をつけると良いでしょう。イベントの名前は必ず固有のものとし、文字、数字、アンダースコアのみを使用してください。また、名前は必ず文字またはアンダースコアで始めます。

	注意
	ダイアログイベントをゲームに実装した後に名前を変更すると、名前変更を組み込むための追加のプログラミングが必要となるため、必要不可欠でなければ避けてください。

ダイアログイベントの名前を変更するには:

Project ExplorerのEventsタブで、名前を変更したいダイアログイベントをクリックする。
イベント名がハイライト表示される。
イベントの新しい名前を入力する。

	ヒント
	Dialogue Event Editorでイベント名を変更することもできます。

Dialogue EventのState Groupの並べ替え

ダイアログイベント内のState Groupの順番が、各パスの中の値の順番を決めるので、重要です。State Groupの順番を間違えた場合は、いつでも並べ替えることができます。

注意

ダイアログイベントをゲームに実装した後にダイアログイベント内のState Groupの順番を変更すると、追加のプログラミングが必要となるため、必要不可欠でなければ避けてください。もしState Groupの並べ替えを行う必要があれば、必ずオーディオプログラマーに連絡して、これに対応するコード変更を行ってもらってください。

ダイアログイベントで、State Groupを並べ替えるには:

Dialogue Event Editorに、ダイアログイベントを1つロードする。
Dialogue Event EditorのState Groupsペインで、 State Groupを新しい場所にドラッグする。State Groupを配置しやすいように、赤線が表示される。
State Groupの新しい順番を反映するために、既存のパスが自動的に更新される。

Dialogue EventからState Groupを削除する

プロジェクト開発の過程で、ダイアログイベントに対して、State Groupの追加や削除ができます。

注意

Dialogue Eventをゲームに実装した後にダイアログイベントのState Groupの追加や削除を行うと、追加のプログラミングが必要となるため、必要不可欠でなければ避けてください。もしState Groupの追加や削除を行う必要があれば、必ずオーディオプログラマーに連絡して、これに対応するコード変更を行ってもらってください。

ダイアログイベントからState Groupを削除するには:

Dialogue Event Editorに、ダイアログイベントを1つロードする。
削除するState Groupを右クリックして、ショートカットメニューで、 Remove Column を選択する。
State Groupとそのステートが、ダイアログイベントから削除されます。

ダイアログイベントの削除

不要となったダイアログイベントは、削除できます。ダイアログイベントを削除する前に、他のチームメンバーがそれをプロジェクトの別の部分で使用していないか、または既にSoundBankの1つに含まれていないか、確認すると良いでしょう。既にSoundBankクに入っているダイアログイベントを自分または他人が削除してしまうと、無効なダイアログイベントが発生します。Wwiseは、削除されたダイアログイベントをSoundBankから自動的に削除しないので、マニュアル操作で削除する必要があります。このようなダイアログイベントをWwiseで確認し管理しやすいように、SoundBank Managerでリスト表示されます。無効イベントの削除については「SoundBankのエレメントを検索する」を参照してください。また、全ての無効ダイアログイベントのリストをプロジェクトのインテグレティレポートで確認することもできます。インテグレティレポートの使用については「プロジェクトのトラブルシューティング」を参照してください。

イベントを削除するには:

Project ExplorerのEventsタブで、削除するダイアログイベントを右クリックして、ショートカットメニューで、Delete Selectionを選択する。
ダイアログイベントが削除される。

	注釈
	誤ってダイアログイベントを削除した場合は、Ctrl+Zを押すか、Edit > Undoをクリックして、削除を取り消します。

Dialogue Event内のオブジェクトを再生する

制作過程において、いつでも、ダイアログイベント内のパスにアサインされたオブジェクトを試聴できます。

ダイアログイベントを再生するには:

Dialogue Event Editorに、ダイアログイベントを1つロードする。
パスを1つ選択する。
パスにアサインされたサウンドオブジェクトが、自動的にTransport Controlにロードされる。
Transport ControlのPlayアイコンをクリックする。
サウンドオブジェクトが再生される。

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