Wwise SDK 2023.1.8
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次のセクションでは、Wwiseバージョン2022.1.8とバージョン2023.1の間での変更点を挙げ、説明します。
プラットフォーム固有の情報は、こちらにあります:
以前のバージョンの詳細については、 以前のリリースノート をご覧ください。
AK::SpatialAudio::SetGameObjectInRoom
APIを使ってRoomにGame Objectを割り当てる必要がありました。いまでは、AkRoomParams::GeometryInstanceID
を使ってRoomにジオメトリが割り当てられている限り、空間認識計算を自動で実行できるようになりました。Room包含判定の内部実行をオーバーライドする場合は、AK::SpatialAudio::SetGameObjectInRoom
を呼び出します。すると、Wwiseが指定Game ObjectのRoomの自動更新を停止します。AK::SpatialAudio::UnsetGameObjectInRoom
を呼び出すと、内部で実行されるRoom包含判定を再び有効にできます。AkRoomParams::RoomPriority
メンバがAkRoomParams
に新しく追加されました。内部実行のRoom包含判定アルゴリズムでこれを使用し、Game Objectが物理的に2つのRoom内に位置する時(例えば、1つのRoomの中に別のRoomがある場合など)に、どのRoomをGame Objectに割り当てるか判断します。この場合、優先度が高いルームが割り当てられまず。SetGameObjectInRoom
を呼び出してオーバーライドできます。また、UnsetGameObjectInRoom
を呼び出すと再度有効にできます。AK::SpatialAudio::SetReverbZone
とAK::SpatialAudio::RemoveReverbZone
)追加されました。AK::Wwise::Plugin::Host
サービスにGetProjectLicenseIDを追加しました。AkSpeakerVolumeMatrixCallbackInfo
からIAkMixerInputContext
を削除しました。OutputSearchedPaths
関数を AK::StreamMgr::IAkFileLocationResolver
から AK::StreamMgr::IAkLowLevelIOHook
に移動しました。EstimateHFDamping()
の戻り値をAKRESULTからAkReal32に変更し、HF Damping値を直接返すようにしました。引数__ AkReal32 out_hfDampingを削除しました。AkSpatialAudioInitSettings::uMaxEmitterRoomAuxSends
を追加しました。AkMemSettings::bUseDeviceMemAlways
を削除し、新たな設定AkMemSettings::bEnableSeparateDeviceHeap
を採用しました。AkMemSettings::bEnableSeparateDeviceHeap
を使うと、汎用メモリヒープを1つだけ使うことが簡単になります。AkMemSettings::bUseDeviceMemAlways
をtrueに設定していた場合は、AkMemSettings::bEnableSeparateDeviceHeap
をfalseに設定します。AkMemSettings::AllocDeviceVM
とAkMemSettings::FreeDeviceVM
に設定していたカスタムメモリフックは、AkMemSettings::AllocVM
とAkMemSettings::FreeVM
に設定します。AkGeometryParams::EnableTriangles
を削除してAkGeometryInstanceParams::UseForReflectionAndDiffraction
に置き換えました。AK::StreamMgr::IAkLowLevelIOHook
インターフェースを簡素化しました。AkGeometryInstanceParams::RoomID
の使用は廃止予定で、このパラメータは今後のバージョンで削除されます。RoomIDを使わず、デフォルト値(-1)のままにするようおすすめします。AK::SoundEngine::IsPluginRegistered
を新しく追加しました。AKPLATFORM::AllocVM
とAKPLATFORM::FreeVM
のサンプル関数と、ほかの一部の仮想メモリ関連の関数および定義を、AkPlatformFuncs.hからAkMemoryMgrFuncs.hに移動しました。この変更に伴い、コンパイラエラーを解決するため、コード内の一部のヘッダインクルードを変更したり追加したりする必要がある場合があります。AkMarkerCallbackInfo
にサイズメンバを追加し、AddOutputCaptureMarker
にサイズ引数を追加し、Wwise Wave Viewerの並列マーカー表示を修正しました。AkSimd.h
からAkSimdTypes.h
に移動しました。コンパイルエラーを解決するため、コード内の一部のヘッダインクルードを変更する必要がある場合があります。project
引数が任意になりました。SetObjectObstructionAndOcclusion()
を使用する時に、オブストラクション値とオクルージョン値がダイレクトパスにのみ送信されるようになりました。CAkLEngine::ReleaseBuffersAndFeedbackAsync
時ではなく、各ミキシング操作開始時にクリアされるようになりました。CAkLEngine::ReleaseBuffersAndFeedbackAsync
の負荷のほとんどをなくすことができます。<Wwise>\Authoring\Data\Schemas
インストールディレクトリに以前置かれていたWwiseAuthoringAPI.json
ファイルを削除しました。これを数ファイルに分け、すべて<Wwise>\Authoring\Data\Schemas\WAAPI
ディレクトリに置いています。AK_DISABLE_OPTIMIZATIONS
とAK_ENABLE_OPTIMIZATIONS
)を追加し、Wwiseコードを部分的に選択して最適化を無効化/有効化できるようにしました。特定の問題をデバッグする時に便利になると考えられます。Tools
ディレクトリにあったFilePackagerなどのバイナリファイルを、Wwise Authoringアプリケーション実行ファイルと同じ場所に移動しました。NudgeToShadowZone()
でアサートがトリガーされました。EstimateHFDamping()
関数が、HF減衰の定義と整合しない不正な値を渡す。CAkSrcMedia::PrepareNextBuffer
でアサートが発生する。AK::SoundEngine::ReplaceOutput
呼び出しがデフォルトパラメータで呼び出された時に、アサートが発生する場合がある。AK::SoundEngine::ReplaceOutput
がロックされる。Wwise_IDs.h
を管理できない。AK::SoundEngine::TryUnsetMedia
が成功しない。