次のセクションでは、Wwiseバージョン2018.1.2とバージョン2018.1.3の間での変更点を挙げ、説明します。以前のバージョンの詳細については、 以前のリリースノート をご覧ください。本リリースはバグ修正リリースであり、このため、2018.1.xの全バージョンに関して、プロジェクト、バンク、APIは、変更しなくても互換性が保たれます。
| 注釈: プラグイン開発者へ このWwiseバージョンは、Wwise 2018.1でビルドしたプラグインをサポートします。これ以前のバージョンのWwiseでビルドされたプラグインは、プラグイン開発者が互換性のあるバージョンでリコンパイルして、リパッケージする必要があります。 |
新機能
- WG-39161 プラグイン開発者がプラグインをパッケージングするのを補助する、Pythonツールを追加しました。
- WG-39448 Audiokinetic Launcherで使うbundle.jsonファイルをプラグイン開発者が作成するのを補助する、Pythonツールを追加しました。
- WG-39455 プラグイン開発者が新しいプラグインを作成するのを補助する、Pythonツールを追加しました。
その他の変更
- WG-39447 SDKドキュメンテーションで、一部のWwiseオブジェクトのclassIdを修正しました。
- WG-39566 Motionシンクが対応しないプラットフォームは、Motion Factory Presetsのインポート時にデフォルトで除外するようになりました。除外したプラットフォームはすべて、必要に応じて再び入れることができます。
- WG-39844 MSSpatialの初期化の失敗を説明するエラーメッセージを追加しました。
バグ修正
- WG-30329 修正済み: プロジェクトの変更中に、Batch Renameでクラッシュすることがありました。
- WG-31497 修正済み: 複数のネットワークアダプタのあるマシン上で実行すると、Wwise Remote Connectダイアログに表示されないアプリケーションがありました。
- WG-37689 修正済み: Diffractionを有効にすると、ほぼ平面に近い大きな三角形が原因で、Spatial Audioでエラーが報告されることがありました (AK::SpatialAudio::SetGeometry - Invalid diffraction edge formed by vertices [X, Y] and triangles (U, V))。
- WG-39454 修正済み: Audio OutputプラグインのInitが長いと、サウンドエンジンがタイムアウトとみなす可能性がありました。
- WG-39515 修正済み: ReflectのDelayライン管理で、稀にクラッシュしました。
- WG-39541 修正済み: 同じSwitch Containerを再生する複数のゲームオブジェクトの1つに対して
StopPlayingID()
をコールすると、ほかのゲームオブジェクトのSwitch履歴が消去されました。
- WG-39544 修正済み: ファンクション
SetRPTCValueByPlayingID
をコールするときにトランジションタイムが指定されていると、Playing IDが無視されました。
- WG-39560 修正済み: シンククリーンアップが行われるのが、シンク初期化と同じスレッド(オーディオスレッド内)となり、オーディオスレッド停止後ではなくなりました。
- WG-39605 修正済み: Windows専用のオーディオアウトプットプラグインが、オーサリングでほかのターゲットプラットフォーム用の音を試聴するときに、使用できませんでした。
- WG-39624 修正済み: バスに新しいミキサープラグインを選択すると、Wwise Effect Editorがアップデートされませんでした。
- WG-39674 修正済み: API機能の名前である
AK::SpatialAudio::SetEmitterAuxSendValues
、AK::SpatialAudio::SetPosition
、AK::SpatialAudio::SetEmitterObstructionAndOcclusion
、AK::SpatialAudio::SetPortalObstructionAndOcclusion
が、Capture Logで不正確に記述され、それぞれ、AuxSends、Position、SetEmitterObstruction、SetPortalObstructionとなっていました。
- WG-39678 修正済み: 長い AkRecorder ファイルパスがトランケーションされました。
- WG-39680 修正済み: 高度に圧縮されたファイルで、Opusファイルのソーススターベーションが頻繁にありました。
| 注釈: あなたがIAkAutoStreamを、自分で実装してある場合、それをリコンパイルし、新しいファンクションである IAkAutoStream::SetMinTargetBufferSize を実装しなくてはならない可能性が高いです。このファンクションで、オートストリームシステムで準備されるオートストリームの最少バッファサイズを設定できます。 |
- WG-39682 修正済み: Wwise Authoringを閉じると、
Meter3DUserPref::GetValue
がクラッシュしました。
- WG-39693 修正済み: クラス
CAkVPL3dMixable
で、削除によりメモリが破損する可能性がありました。
- WG-39705 修正済み: Attenuation Editorでゲームオブジェクトをウォッチ中に、追加のフラグがいくつか表示されたり、表示されるべき一部のフラグが表示されなかったりしました。
- WG-39717 修正済み: Wwise Reflectのイメージソースが、新しいIDのイメージソースによって置き換えられることがありました。
- WG-39726 修正済み: Reflection orderを0に設定してリフレクションを無効にし、同時にジオメトリを追加または削除すると、Spatial Audio がクラッシュしました。
- WG-39737 修正済み: ソースプラグインで、自動生成されたユーザーインターフェースを使用できませんでした。
- WG-39745 修正済み: サンプルレート44,100 HzのデバイスでLPFパラメータを増減させると、グリッチが発生しした。
- WG-39765 修正済み: Project Explorerで名前を使ってオブジェクトに移動。
- WG-39783 修正済み:
GetSpeakerAngles()
のタイミング問題。 LoadBank("Init.bnk")
と間をあけずにコールすると、失敗することがありました。
- WG-39794 修正済み: (Xbox One) MSSpatialAudioの使用中に、稀にハングしました。
- WG-39838 修正済み: Game Object ProfilerのSpatial Audioリフレクションが、誤った透明度で描写されることがありました。
- WG-39846 修正済み: Wwise Profilerをゲームに接続すると、
AkInitSettings
で設定したAudio Deviceがリセットされました。
- WG-39850 修正済み: (macOS) コマンドアドオンがサポートされていませんでした。
- WG-39882 修正済み: ポジショニングの "Override Parent" 設定が、サウンドエンジンに正しくプッシュされませんでした。
- WG-39886 修正済み: チャンネル数2以上のマルチチャンネルソースファイルを、Quality係数16未満のOpusに変換すると、再生時にノイズが発生しました。
- WG-39891 修正済み: DirectXデバイスのステータス処理を更新しました。
- 参照
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