バージョン
Wwise Unity Integration Documentation
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Wwise Pickerウィンドウに、Wwiseプロジェクトの利用できるオブジェクト(EventやSwitchなど)が同じ構造で表示されます。 Wwise Pickerビューに表示されるプロジェクトは、Wwise Settingsウィンドウ(メニューの Edit > Project Settings > Wwise Editor )で入力したプロジェクトと同じです。 一般的に、UnityにWwiseプラグインをインストールするときに、このプロジェクトを指定します。
バージョン2021.1から、Wwise Pickerには、File SystemとWwise Authoringの2つのモードができました。モードを切り替えるには、Pickerウィンドウの左上にあるメニューを使ってください。
File Systemモードでは、Wwiseプロジェクトを保存すると、表示されたオブジェクトがWwise Pickerビューで更新されます。 作成したオブジェクトが表示されない場合は、おそらく、プロジェクトが保存されていないからです。 Wwise
Pickerビューを強制的にリフレッシュするには、Refresh Projectをクリックします。 なお、この操作で全てのWwise関連データがリフレッシュされるので、SoundBankを生成するときに作成されるXMLメタデータファイルの中のデータもリフレッシュされます。
注記: AkWwiseProjectData.assetを、バージョンコントロール下に置かないでください! これはWwiseプロジェクトデータ用の一時的なキャッシュファイルで、Wwise PickerがWork Unitファイルを繰り返しパースするのを回避するためにあります。これをバージョンコントロールに追加すると、 問題発生の可能性があります。 |
注記: Wwise SettingsダイアログでWwise Windows Installation Path (MacではWwise Application)を指定する必要があります。Unityで Generate SoundBanks をクリックしたときに、UnityはWwiseパスを使う必要があります。 |
Wwise Authoringモードでは、PickerはWAAPIを使ってWwiseで開いているプロジェクトとやり取りをします。このモードでは、File Systemモードと同じ機能が提供されるほか、以下の機能もあります:
注意: このモードが正しく機能するには、Wwise AuthoringでWwiseプロジェクトを開き、WAAPIの設定を正しく設定しておく必要があります。 WAAPIをあなたのプロジェクト用に設定する詳細については、 WAAPIユーティリティ ページを参照してください。 |
次の各セクションで説明する機能は、File SystemモードとWwise Authoringモードのどちらにもあります。
Wwise Pickerからシーンにオブジェクトを追加するには、オブジェクトを既存Game Objectの上や、Inspectorウィンドウの中にドラッグします。 各コンポーネントの詳細は、それぞれのコンポーネントのドキュメンテーションを参照してください:
特定アイテムを探すには、Wwise Picker上部にあるフィルターボックスを使います。 探しているアイテムの名前を入力すると、Wwise Picker がサーチ条件に合わないアイテムを自動的にフィルターにかけます。
アイテムを展開・縮小するには、+/-ボタンをクリックするか、アイテム名をダブルクリックします。 キーボードの矢印キーを使って、アイテムを選択したり展開したりすることもできます。
探しているアイテムの親アイテムが閉じていれば、見つかるまでアイテムをいくつか展開する必要があります。
全てのプラットフォームやランゲージの全てのSoundBankを生成するには、 Generate SoundBanks をクリックします。 生成されたSoundBankはWwise PickerのSoundBankフォルダに、Wwise内で生成した場合と同様に表示されます。 同時にUnityのステータスバーに、以下のいずれかのメッセージが表示されます:
WwiseUnity: SoundBanks generation successful
これは、エラーや警告がない場合WwiseUnity: SoundBanks generation has warning(s)
これは、警告がある場合WwiseUnity: SoundBanks generation error
これは、エラーがある場合 メッセージをクリックするとフォーカスが Console
タブに移り、SoundBank生成プロセスの情報を確認できます。PickerでWwiseオブジェクトを右クリックすると、シーン内にあるそのリファレンスを探すオプションが提示されます。 これを選択すると、Hierarchyウィンドウにカスタムサーチが追加され、このWwiseオブジェクトへのリファレンスを含むGameObjectが隔離されます。 また、このアイテムを選択してShift + Rを押せば、同じことができます。
これはFile Systemモードでしか提供されないオプションです。有効にすると、PickerはWwiseプロジェクトファイルが変更されたのを検知するとすぐに、表示内容を更新します(プロジェクトを保存したときにトリガーされることが多い)。 このオプションを無効にすると、Pickerの内容を更新するには Refresh Project ボタンをクリックする必要があります。
Wwise Objectをリファレンス先とするWwiseコンポーネントを右クリックすると、それをPickerで選択するオプションが、メニューに表示されます。これを選択すると、Pickerウィンドウで、リファレンス先のオブジェクトがハイライト表示されます。
Wwise AuthoringモードでWwiseプロジェクトに変更を加えると、すぐにPickerウィンドウにも反映されます。 WwiseのProject Explorerでオブジェクトのコピー、名前変更、削除、または移動を行うと、Pickerウィンドウの表示内容は、必ずそれに一致します。 さらに、Pickerウィンドウのアイテムを右クリックすると、多くの追加機能が表示されます。
選択した内容をUnityとWwise Authoringで同期させるかどうかを、 Autosync selection オプションで決めることができます。 最後に選択した項目が、両プログラムで同じになるので、プログラム間の移動が楽になります。
WAAPi Pickerでイベントを右クリックして、試聴を選択することができます。 同じオプションを使って、現在再生中のEventが始まってから、それを停止することもできます。
ショートカット: スペースバー、または速いダブルクリック。
また、どのイベントが再生中なのか分からなくなった場合は、Pickerにある任意のアイテムを右クリックして Stop All を選択できます。
PickerウィンドウでWwiseオブジェクトの名前を変更するには、ショートカットメニューでそのオプションを選択します。
ショートカット: F2、または遅いダブルクリック。
注記: Work UnitやPhysical Folderの名前は、変更できません。 |
ショートカットメニューのOpen Containing Folderオプションで、WwiseオブジェクトのWork Unitが入っているフォルダを、File explorerで開けます。
ショートカット: Ctrl + O
選択したアイテムがSoundBankであれば、SoundBankフォルダを開くためのオプションも、追加で表示されます。これで、Wwise Authoringで現在アクティブなプラットフォームの、Generated SoundBanksフォルダを、File explorerで開けます。
注記: まだSoundBankが生成されていなければ、おそらくOSのルートディレクトリが開きます。 |
Wwise Authoringモードで Refresh ボタンをクリックすると、Pickerウィンドウの表示内容が消去され、WAAPIを使ってプロジェクトの内容が再度フェッチされます。
コネクション(Connection)の状態や、失敗したWAAPIリクエストの結果として出たエラーメッセージは、Wwise Picker Windowの右上に表示されます。
あなたのプロジェクトのWAAPIの設定は、 WAAPIユーティリティ ページを参照してください。 WAAPIが有効なのに、Unityプロジェクトでウェブソケットコネクションを開くのに失敗した場合は、Wwise Pickerウィンドウに具体的なエラーメッセージが表示されます。
コネクションエラーのメッセージ:
その他のエラーメッセージ:
接続が失敗するたびに、接続失敗の回数をNとすると、Unityインテグレーションが2^N秒後に再接続を試みます。待機時間は、32秒を超えることはありません。