バージョン
数人が同じプロジェクトで作業をする場合、特定ファイルを変更したため、プロジェクトファイルエラーや不整合が発生することがあります。このような問題の影響を抑えるために、プロジェクトファイルを開く度に、Wwiseは以下2種類のプロジェクト検証を行います。
XMLシンタックスエラーやスキーマエラーの検証
プロジェクト不整合の検証
検証することでエラーを解消し、更なるプロジェクト問題を防止することができます。
ソースコントロールシステムでプロジェクトファイルをチェックインまたはマージする時に、コンフリクト解消のためにXMLコード自体の更新が必要となることがあります。更新中にXMLシンタックスエラーやスキーマエラーが発生した場合、プロジェクトファイルが無効となり、Wwiseでプロジェクトを開けなくなります。メッセージボックスが開き、エラーの内容とエラーの具体的なファイル名や場所が表示されます。
問題を解消するには、エラーに表示された各Work Unitファイルを見直す必要があります。
プロジェクトファイルにXMLシンタックスエラーがなければ、次にWwiseがプロジェクトに不整合や問題がないかを検証します。例えば、Work UnitStatesの中の1つのStateが削除されたにもかかわらず、サウンド構造やミュージック構造のWork Unitの中にあるオブジェクトがそのStateを使っている場合、プロジェクト不整合となります。
Wwiseがプロジェクト問題を検知すると、各問題の詳細と共に、それをフィックスする方法を必要に応じて表示します。
問題が検知された場合の対処方法として、フィックス案を全て受け入れるか、拒否してプロジェクトの旧バージョンに戻すか、拒否してXMLファイル内で不整合をフィックスする方法があります。
プロジェクトの不整合を解消するには:
Wwiseで、プロジェクトを開く。
プロジェクトの不整合が検出された場合、Project Load Logが開き、プロジェクトの全ての問題のリストと共に、必要に応じてWwiseの提案するフィックス案が表示されru。
以下のいずれかを行う:
Acceptをクリックして、フィックス案を受け入れる。
Wwiseが、不整合をフィックスしてからプロジェクトを開く。フィックス案を受け入れる場合は1つずつ確認して、手作業によるフィックスが必要かどうかを判断する。
Cancelをクリックして、フィックス案を受け入れない。
Wwiseがプロジェクトを閉じる。プロジェクトの旧バージョンに戻すか、不整合をXMLファイル内でフィックスする。
注釈 | |
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Wwiseが実行したプロジェクトのフィックスは、プロジェクトを保存するまで保存されません。 |