バージョン
Wwiseではプロジェクトの一部のデフォルトオブジェクト値を指定できます。デフォルト値は新規オブジェクトを作成するたびに適用されますが、別のオブジェクトの子として新規オブジェクトを作成した場合は例外です。その場合は、このオブジェクトの親にアサインしたオーディオアウトプットやConversion Settings ShareSetが継承されます。
新規オブジェクトを作成するたびにデフォルトオブジェクト値が適用されるよう、プロジェクトの早い段階で指定することを推奨します。
プロジェクト開発中にデフォルトオブジェクト値を変更すると、変更後に作成したオブジェクトにのみ適用されます。そのため、デフォルトオブジェクト値を設定してSFXオブジェクトなど1つのオブジェクトタイプを作成してから、デフォルトオブジェクト値を変更してVoiceオブジェクトなど別のオブジェクトタイプを作成することも可能です。
デフォルトオブジェクト値はユーザごとに指定できます。WwiseはこれらをXMLファイルとして<project directory>/<project_name>.<user_name>.wsettings
のパスで保存します。
デフォルトオブジェクト値を指定するには:
メニューバーでProject > Default Object Values(Shift+D)をクリックします。
Default Object Valuesダイアログでデフォルト値を指定します。詳細については下表をご覧ください。
OK をクリックします。
Default Object Valuesダイアログが閉じ、値が保存されます。
項目 |
内容 | |||
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Routing | ||||
Audio Output |
新規のサウンドオブジェクトやミュージックオブジェクトをルーティングさせる、デフォルトのマスターミキサー階層のオーディオバス。 | |||
Project Explorer - Browserが開き、デフォルトAudio Busを選択できる。 | ||||
Sound Objects | ||||
Voice Volume |
全ての新規サウンドオブジェクトのデフォルトのレベル、つまり振幅。 デフォルト値: 0 | |||
Default Conversion Settings | ||||
Override Project Settings |
プロジェクト設定を上書きします。これにより、別のデフォルトのConversion Settings ShareSetを選択できる。
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(Conversion Setting ShareSet) |
デフォルトのコンバージョン設定として使うShareSetの名前。 このプロジェクトで新規の上位親オブジェクトを作成する度に、デフォルトのコンバージョン設定ShareSetが使われる。他のオブジェクトの子として新規オブジェクトを作成する場合は、親にアサインされているコンバージョン設定ShareSetを継承する。 SoundBank生成中に、ユーザのデフォルトコンバージョン設定は絶対に使われない。 | |||
Project Explorer - Browserが開き、別のデフォルトのコンバージョン設定ShareSetまで移動して選択できる。 | ||||
Default Object Valuesダイアログが閉じ、設定が保存される。 | ||||
Default Object Valuesダイアログが閉じ、設定は保存されない。 |