次のセクションでは、Wwiseバージョン2017.2.7とバージョン2017.2.8の間での変更点を挙げ、説明します。以前のバージョンの詳細については、 以前のリリースノート をご覧ください。オンラインヘルプを使用する場合は、目次カラムの最上段にあるリストから、異なるバージョンのWwise を選択することもできます。本リリースはバグ修正リリースであり、このため、2017.2.xの全バージョンに関して、プロジェクト、バンク、APIは、変更しなくても互換性が保たれます。
プラットフォームSDKアップデート
- Magic Leap SDK 0.16.0にアップデート。
- Mac: macOSのバージョンのミニマムターゲットが、10.9 Mavericksになりました。
- Xbox One XDK: XDK 10.1.17133.2020 (2018年4月)へのアップデート
- PS4 SDK: SDKを5.508.041へアップデート
新機能
- WG-37837 (WAAPI) インポートファンクションで、インポートしたファイルをソースコントロールに自動的に追加すべきかどうかを指定できるようになりました。
- WG-39152 (WAAPI) オブジェクトクエリに対し、リターン選択肢として
audioSource:language
を追加しました。
パフォーマンスの変更
- WG-39085 (Xbox One) デバッグ以外のコンフィギュレーションで、ShapeXmaファンクションのバリデーションコードを排除しました。
バグ修正
- WG-31497 修正済み: 複数のネットワークアダプタのあるマシン上で実行すると、Wwise Remote Connectダイアログに表示されないアプリケーションがありました。
- WG-38280 修正済み: アンリンクされたプロパティは、リンクされたプロパティのあるPresetをロードしたあとも、アンリンクのままでした。
- WG-38734 修正済み: 何も入っていないEventをSoundFrame経由で再生すると、クラッシュしました。
- WG-38849 修正済み: 親ミュージックセグメントを再生しながらミュージッククリップを削除すると、クラッシュしました。
- WG-39078 修正済み: (iOS) シンクを中断したときに、稀にアサートが発生しました。
- WG-39089 修正済み: サウンドバンクが全て同期されていないときに、まれに
CAkActiveParent
がクラッシュしました。
- WG-39096 修正済み: Capture Log Filterで Include parents and busses を有効にすると、クラッシュすることがありました。
- WG-39098 修正済み: Blend Containerの子にUser-Defined Auxiliary Sendのオーバーライドを設定しても、子のAuxiliary sendが設定されていないと、効力がありませんでした。
- WG-39131 修正済み: ゲームオブジェクトの名前を指定して、そのオブジェクトをウォッチする場合に、そのオブジェクト名が別のゲームオブジェクトのサブストリングであれば、その別オブジェクトも3D Game Object Viewerに表示されることがありました。
- WG-39168 修正済み: Switch Containerで複数のサウンドを削除するときに、そのコンテナのサウンドの1つがSource Editorに表示中であれば、クラッシュすることがありました。
- WG-39229 修正済み: Switch GroupsやState Groupsを、Dialogue Event EditorやMusic Switch Container Association Editorで並べ替えることができませんでした。
- WG-39249 修正済み:
GetPanningRule
、GetSpeakerAngles
、GetSpeakerConfiguration
、GetPS4OutputHandle
は、サウンドエンジンの起動を待たず、デフォルト値をリターンしました。
- WG-39279 修正済み: ルートにファイルをインポートするときに、Tab Delimited Importでフリーズしました。
- WG-39286 修正済み: (Android) Android Pでゲームを起動するときに、稀にクラッシュしました。
- WG-39312 修正済み:
SetListenerSpatialization
に対しボリュームオフセットをパスし、アンビソニックスを使用しているときは、 CAkListener::ComputeSpeakerMatrix3D
で無限ループが発生しました。
- WG-39407 修正済み: SoundBankやWEMなどのWwiseファイルを生成するときに、リパースポイント経由で、それらのファイルを見つけることができませんでした。
- WG-39441 修正済み: (Windows) Motionが、Xbox Oneコントローラで減衰されました。
- WG-39467 修正済み: 低メモリで実行すると、MS Spatialシンクプラグインがクラッシュすることがありました。
- WG-39474 修正済み: (Windows) WindowsでWASAPIオーディオシンクを使うときに、一部のハードウェアでWindows Playback Device Settingsを高解像度の周波数 (192 kHz) に設定すると、オーディオグリッチが発生することがありました。
- WG-39498 修正済み: Wwise Authoringでプロジェクトを切り替えると、XAudio2がクラッシュしました。
- WG-39509 修正済み:
AkInitSetting.settingMainOutput.audioDeviceShareset
を入力しても、Master Audio Busが指定のデバイスに切り替わりませんでした。
- WG-39515 修正済み: ReflectのDelayライン管理で、稀にクラッシュしました。
- WG-39523 修正済み: PresetにInitial Delayがロードされませんでした。
- WG-39529 修正済み: 出力デバイスの準備ができていないと、起動時にクラッシュすることが、稀にありました。
- WG-39541 修正済み: 同じSwitch Containerを再生する複数のゲームオブジェクトの1つに対して
StopPlayingID()
をコールすると、ほかのゲームオブジェクトのSwitch履歴が消去されました。
- WG-39544 修正済み: ファンクション
SetRPTCValueByPlayingID
をコールするときにトランジションタイムが指定されていると、Playing IDが無視されました。
- WG-39624 修正済み: バスに新しいミキサープラグインを選択すると、Wwise Effect Editorがアップデートされませんでした。
- WG-39678 修正済み: 長い AkRecorder ファイルパスがトランケーションされました。
- WG-39745 修正済み: サンプルレート44,100 HzのデバイスでLPFパラメータを増減させると、グリッチが発生しした。
- WG-39783 修正済み:
GetSpeakerAngles()
のタイミング問題。 LoadBank("Init.bnk")
と間をあけずにコールすると、失敗することがありました。
- WG-39846 修正済み: Wwise Profilerをゲームに接続すると、
AkInitSettings
で設定したAudio Deviceがリセットされました。
- 参照
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