バージョン
Wwiseには、グラフが表示されるビューがいくつかあります。グラフで、2つの変数の関係の設定、空間的ポジショニングの設定、パフォーマンスのモニタリングなどができます。
Wwiseには、数種類のグラフがあります。使える機能は基本的に同じですが、いくつかの違いがあります。
各グラフの目的を、下表に示します。
グラフの場所 |
To |
---|---|
Project Settings (Obstruction/Occlusion tab) |
サウンドオブジェクトのボリュームやLPFと、オブストラクションやオクルージョンの要因との関係を示すグラフ。 |
Property Editor (RTPC tab) |
Game Parameter値と、Wwiseのプロパティ値の関係を示すグラフ。 |
Blend Tracks Editor |
オブジェクトを複数のブレンドトラックに分けて、RTPCカーブを適用したり、クロスフェードを適用したり、両方を適用したりするためのグラフ。 |
Attenuation Editor |
特定のプロパティと、リスナーからエミッターソースまでの距離との関係を定義して、現実的な減衰、つまりサウンドの衰退を作成するグラフ。 |
Position Editor |
3D環境内のパスを設定して、サラウンドスピーカー環境の中にサウンドを配置するグラフ。 |
Switch Group Property Editor |
Switch Groupの様々なSwitchを、具体的なGame Parameterにマッピングするグラフ。 |
Music Fade Editor |
ミュージックトランジションで、あるミュージックピースから別のものに変わる時の、フェードイン・フェードアウトのカーブを設定するグラフ。 |
Performance Monitor |
ゲーム、シミュレータ、またはサウンドキャスターによってゲームエレメントがトリガーされる時の、サウンドエンジンのパフォーマンス情報を表示するグラフ。 Performance Monitorの情報は読み込み専用で、分析目的の利用に限定。このため、コントロールポイントの追加・削除や、カーブの調整ができない。 |
Game Sync Monitor |
ゲームパラメータ、モジュレータ(LFO、Envelope、Time)、そしてMIDIパラメータのRTPCの値を時間の経過とともに追跡。 Game Sync Monitorの情報は読み込み専用で、分析目的の利用に限定。このため、コントロールポイントの追加・削除や、カーブの調整ができない。 |
Reflect - Effect Editor |
距離に基づいた5種類のカーブを編集して、減衰によるボリューム変更、スプレッド率、そして音をカットオフする周波数の上限と下限を定義する。 |
Soundseed Air Woosh Source Plugin Editor (Object Path Graph) |
Woosh使用シーンで、オブジェクトがたどる軌跡を定義するパスと、サウンドが遠ざかる時の減衰も定義するパスを作成する。 |
Soundseed Air (Wind/Woosh) Source Plugin Editor |
生成されるWindサウンドやWooshサウンドのプロパティを定義する、複数の自動化カーブを作成する。 |
Voice Monitor |
一定の時間の間に再生されるWwiseオブジェクトのボイスのボリュームをカーブで確認する。 |
サウンドパスの作成、パフォーマンスのモニタリング、セグメントを使った作業などの際は、タイムフレーム(時間枠)も定義する必要があります。この場合、グラフビューに、タイムライン(時間軸)が関連付けられます。Wwiseのタイムラインの使い方についてはGetting to Know the Timelineを参照。