バージョン
転送データが膨大な量にのぼれば、サウンドエンジンからのキャプチャーが、Wwiseのパフォーマンスに影響することもあります。そこでAdvanced ProfilerのProfiler Settingsダイアログを使用して、生成する情報タイプを制限すると良いでしょう。情報の種類(Information type)を1つ以上、選択から外すことで、以下が実現します。
ネットワークの転送帯域幅を節約できる。
Wwiseのメモリスペースを節約できる。
データを演算しない分、ゲームのCPU時間を短縮できる。
Wwiseでデータを処理せずグラフ化しない分、WwiseのCPU時間を短縮できる。
また、1回のキャプチャーセッションの、プロファイラ(Profiler)とゲームオブジェクトプロファイラ(Game Object Profiler)の、2つのレイアウトにある全てのビューの内容をそのまま、プロファイリングセッションのファイルにダンプするのかどうかを、Wwiseで指定できます。このファイルのデータを、あとからWwiseにロードし直して、ゲームのオーディオを詳しく分析できます。
注釈 | |
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Wwiseは制限を超えた場合、古いキャプチャセッションを消去します。このため、さらに古いキャプチャセッションを保存したい場合は、プロファイリングセッションが終わる度に一番古いファイルの名前を変えるか、Number of sessions keptを増やす必要があります。 |
キャプチャーする情報タイプを、指定するには:
以下のいずれかを行う:
Advanced Profilerの、タイトルバーで、View Settingsアイコンをクリックする。
メニューバーで、Project > Profiler Settingsをクリックする。
Alt+Gを押す。
Profiler Settingsダイアログが開きます。
情報タイプを1つ以上、リストから選択する。(情報タイプの詳細については 「Profiler Settings」 を参照。)
注釈 | |
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Profiler Settingsダイアログでデータタイプの選択を外すと、通常は該当するタブがAdvanced Profilerから削除されます。しかしSpatial Audio情報の場合は、タブがありません。その代わり、データタイプが 「Game Object 3D Viewer」 に送信される情報に対応しています。 「Game Sync Monitor」 では Voice Inspector Data と Game Syncs の両方が選択されている必要があります。 |
Capture Logの下に、使用できるメモリの再大容量を入力する。メモリサイズは、最小10MB、最大4000MBである。
Game Profilerが使用するメモリは、Capture Log(キャプチャーログ)の指定メモリ容量を超えることはありません。
Number of sessions kept(保存セッション数)に数値を入力して、ディスクに保存するプロファイルセッション数を指定する。これ以上のファイルが存在する場合は、最古のファイルから削除される。
OK をクリックします。
Game Profilerが、選択した情報タイプのデータだけを、キャプチャーする。