Wwiseヘルプ

Wwiseでは、プロジェクトのオブジェクトやエレメントを1つずつ、アイコンで表すので、Project Explorerなどインターフェースの各所で、オブジェクトやエレメントのタイプを簡単に識別できるようになっています。全てのアイコン名と内容のリストを見るには「Wwiseのアイコン」を参照してください。

この他にも、色分けなどを利用して、Project Explorerの一部のオブジェクトのステータスが分かるようになっています。例えば、オブジェクトの色によって、そのオブジェクトに関連するソースがあるのか、また、特定プラットフォーム用にコンバージョンされているのか、などが分かります。Project Explorerで採用している記号や色分けを、下表に示します。

記号、色	例	Usage	タブ
アステリスク		このWork Unit内のプロジェクトエレメントに、変更が加えられたことを示す。プロジェクトを保存すると、消える。	全て
Link icon		グレイのリンクアイコンは、該当するオブジェクトの設定がプラットフォームにおいて可能であることを示しています。Wwiseでは、1つのオブジェクトに関連する様々なプロパティ値の大部分を、リンク・アンリンクできるので、同時に複数のプラットフォーム向けにオーサリングできます。デフォルトでは、複数のアクティブプラットフォームにおいて、すべてのプロパティ値はリンクされていますので、同じ値に設定できます。あるプロパティ値をアンリンクすると、そのプラットフォームでカスタマイズできるようになります。 リンク・アンリンクについては「Customizing object properties per platform」を参照してください。	Audio and ShareSets ( Effects and Audio Devices用)
チェックマーク		チェックマークが付いたオブジェクトは、現在のプラットフォームに含まれていることを示す。チェックマークがないオブジェクトは、現在のプラットフォームに含まれていない。	Audio and ShareSets ( Effects and Audio Devices用)
赤字のオブジェクト名		Sound SFX、Music Track、またはミュージックトラックが作成されたが、ソースに関連付いていないことを示す。	Audio
青字のオブジェクト名		このSound SFX、またはMusic Trackが、現在のプラットフォーム用にコンバージョンされていないソースに関連付いていることを示す。	Audio
白字のオブジェクト名		音またはミュージックトラックが、現在のプラットフォーム用にコンバージョンされたソースに関連付いていることを示す。	Audio

ソース管理プラグインを使用している場合、プロジェクトファイルのステータスが分かるように、Project ExplorerのWork Unitに重ねて特別なオーバーレイアイコンが表示されます。例えば、Marked for add（マーク済み）、Checked out（チェックアウト中）、未チェックアウトなど、ファイルのステータスが、アイコンで表示されます。オーバーレイアイコンについては「Managing project files with a source control plug-in」を参照してください。

Project Explorerで、標準的なWindows Explorer（またはMac Finder）コマンド、例えば名前変更、カット、コピー、ペーストなどを、ショートカットメニューから実行できます。さらにタブ内で、またはWwiseインターフェースの他のビューに、プロジェクトエレメントをドラッグ＆ドロップできます。なお、オブジェクトを移動すると、親子関係に影響するので、注意してください。これらのエレメントや、エレメント同士の関係の構築と管理については、以下のセクションを参照してください。

Project Explorerのショートカットメニューは標準的なコマンド以外に各タブ専用のコマンドもあり、例えばプラットフォームを含めたり除外したり、Audioタブでオーディオファイルをインポートしてコンバージョンしたり、SoundBanksタブでSoundBankの定義ファイルをインポートしたりするコマンドがあります。