バージョン

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概要

Interactive Music Hierarchyの基本ユニットは、Music Segmentです。ゲームのミュージックトラックやサブトラックをアレンジして、レイヤを重ねたミュージックスコアを編成するために使う、マルチトラックシーケンサーに似ています。1つのミュージックトラックに入れるサブトラック数に制限はなく、それぞれのサブトラックに違うミュージッククリップが入ります。トラックごとに再生方法を変えることで、変化に富んだゲームミュージックが成立します。

インターフェース上で分かりやすいように、ミュージックトラックやMusic Segmentは、以下のアイコンで表されます。

アイコン

内容

Music Track: 親セグメントが再生されると、毎回、このトラックが再生される。

Random Music Track: 親セグメントが再生されると、毎回、サブトラックがランダムな順番で再生される。

Sequence Music Track: 親セグメントが再生されると、毎回、サブトラックが順番に再生される。

Switch Music Track: 結びつけられたSwitch Groupの設定に従い、サブトラックが再生される。

Music Segment: ミュージックトラックの親オブジェクト。

セグメントの中のミュージックトラックは全て、Music Segment Editorに表示されます。ミュージックトラックの中にはミュージッククリップがあり、画面で確認しながら編集できます。クリップ(Clip)は、それぞれのオーディオソースを表し、Music Segment Editorのタイムライン(Timeline / 時間軸)に沿って、波形で表示されます。クリップを操作したり、タイムラインの特定ポイントに合わせてキュー(Cue)をセグメントに追加したりできます。また、カスタムキューを設定して、いつプロパティ変更やトランジションを実行するのか、またはいつスティンガーを再生するのかを、指定できます。

キューの一種で大変便利なのが、Eventというキューです。これを使うと、ミュージックセグメントのタイムライン上の特定のポイントに、再生するEventを簡単に追加できます。

Music Segment Editorは、以下の3エリアに分かれています。

  • クリップやキューを、選択したエレメントに合わせるための、スナップボタン(Snap buttons)

  • ミュージックトラックのプロパティ設定の変更や、トラックごとのミュート(Mute)や強制再生(Force playback)の設定をする、トラックコントロール機能(Track controls)

  • クリップやキューを確認するための、セグメントのタイムライン(Timeline / 時間軸)

セグメントを使った作業には、以下のタスクが伴います:


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