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LFOの活用

LFO(Low Frequency Oscillator)は時間の経過と共にプロパティ値のモジュレーションを発生させるために使います。LFOのプロパティを以下に示します。

項目

内容

Depth

オシレータの振幅変化率。最大振幅は1.0。

単位:%

Default value: 100

Range: 0 to 100

Frequency

一秒間のサイクル数。

単位: Hz

Default value: 1

Range: 0 to 20000

Units: Frequency

Waveform

モジュレータ形状のことで、以下のオプションから選択できる:

  • Sine

  • Triangle

  • Square

  • Saw up

  • Saw down

  • Random:Randomを選択すると、モジュレータが実行される度にランダムなレベルが適用される。

Default value: Sine

Smoothing

波形のハードなエッジをならすためのLPF。

単位:%

Default value: 0

Range: 0 to 100

PWM

矩形波のみに適用されるパルス波の幅。

単位:%

Default value: 50

Range: 0 to 100

Attack

オシレータがフル振幅に到達するのにかかる時間。

単位: s

Default value: 0

Range: 0 to 100000

Initial Phase Offset

オシレータ波形の初期位相。

単位:°

Default value: 0

Range: -180 to 180

Scope

LFOインスタンスの作成方法を選択する。

  • Voice:サウンドやオブジェクトの再生ごとに、LFOインスタンスを作成する。

  • Note/Event:全ての再生インスタンス、またはMIDIの場合は全てのノートで、LFOインスタンスを作成する。

  • Game Object:ゲームオブジェクトごとにLFOインスタンスを作成する。

  • Global:プロジェクト全体用に1つのLFOを作成する。

Default value: Note or Event

Wwiseには追加型のプロパティ(Voice Volume、Voice Pitchなど)と排他的なプロパティがあります。追加型のプロパティにLFOを追加すると、このプロパティの現在値にLFOモジュレーションが付加されます。排他的プロパティにLFOを追加すると、このプロパティの現在値がLFOモジュレーションによって置き換えられます。

LFOでVoice Volumeのモジュレーションを行うには:

  1. Project Explorerで、LFOを加えるオブジェクトを選択する。

  2. Property Editorで、RTPCタブを開く。

  3. RTPCリストで、[>>]ボタンをクリックする。

  4. セレクタメニューで、Voice Volumeを選択する。

  5. X軸のセレクタボタンをクリックする。

  6. セレクタメニューで、LFO > Default (Custom)を選択する。

  7. [...]ボタンをクリックしてLFOプロパティを編集する。

  8. カーブを編集してモジュレーション範囲を設定する。

LFOオブジェクトはCustomまたはShareSetとして作成できる。Customオブジェクトはその場所、つまりそれを有するオブジェクト内に直接保存される。ShareSetは別のWork Unitに保存され、他のオブジェクトで再利用できる。

[注意]注意

LFOやEnvelopeのモジュレータの処理時間は、RTPCの使用によって変わります。多くのプロパティで、オーディオコントロールフレーム1つにつき、モジュレータを1回、評価します。ただしVoice Volumeプロパティの場合は、オーディオサンプルフレーム1つにつき、これらのモジュレーターを1回、評価します。これらはプラットフォームのメモリやCPUを多く消費することがあるので、厳選して使ってください。

[注釈]注釈

LFOやEnvelopeのモジュレータの、その時点でのRTPCカーソルの値は、モジュレータの内部プロパティによって決定されるため、表示されません。


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