Voice Asset Importerを使って、タブ区切りテキストファイルのコンテンツをWwiseにインポートして、複数のサウンドボイスオブジェクトをプロジェクト用に自動的に作成できます。Voice Asset Importerを使うことで、作成プロセスが効率化され、エラーの可能性が減ります。
注釈 | |
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タブ区切りテキストファイルは、Microsoft Excelなどの外部アプリケーションで生成します。 |
表のファイルに様々な種類の情報が記載されていても、Wwiseが読み込むのは、以下の4種類だけです。
Filenames - ファイル名であり、サウンドボイスオブジェクトと、そのオーディオソースを作成するために使う。最初はオーディオソースに何も入っていないが、同名のオーディオファイルへのレファレンスが含まれる。つまり、他のオーディオファイルと同様の方法で、置換できる。
Random container names - Random Container名であり、テキストファイルにこれが含まれる場合、そのサウンドボイスオブジェクトの親Random Containerを作成する時に使う。
Sound voice notes - サウンドボイスのメモであり、サウンドボイスオブジェクトのNotesフィールドに追加される情報。
Audio source notes - オーディオソースのメモであり、オーディオソースのNotesフィールドに追加される情報。
テキストファイルの中の情報の順番や長さは重要でなく、そのファイルをインポートする前に、テキストファイルのどの列をインポートするのかを事前に指定します。指定するには、テキストファイルの列を選択して、前述の4種類の情報に割り当てます。テキストファイルの列は、4種類の情報のうちのどれかに指定していなければ、Wwiseで無視されます。
インポートしなくてはならない必須情報は、Filenameだけです。Filenameを使ってWwiseでサウンドボイスオブジェクトとオーディオソースを作成するので、テキストファイルにあるFilenameはそれぞれ、必ず固有の名前とします。このFilenameは、オーディオソースにリンクするオーディオファイル(WAV)にも付けられます。
選択した列が正しいかを事前に確認するために、Voice Assets Importerのプレビューに、これから作成されるオブジェクトとインポートされる情報が表示されます。
項目 |
内容 | |||
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File to import |
インポートするタブ区切りテキストファイルのファイル名と場所を表示する。 | |||
インポートするタブ区切テキストファイルを指定するためのダイアログボックスが開く。 | ||||
Import Options | ||||
Use header |
Column Indexリストにヘッダ行名を表示するかどうかを指定する。本オプションを選択しないと、Column Indexリストに、列がColumn 1、Column 2と連番で表示される。 | |||
Header row |
テキストファイルで、各列のヘッダがある行を指定する。 | |||
Start import at row |
Wwiseでボイスアセット情報の読み込みを開始する行を指定する。 | |||
Column Type |
Wwiseにインポートできる4種類の情報を、以下に示す。
Wwiseでボイスアセットを作成するために必須の情報は、Filenameだけである。 | |||
Column Index |
タブ区切りテキストファイルの中から指定できる列のリスト。テキストファイルの行を、Wwiseで使う4種類の情報にマッピングできる。 | |||
Voice Assets Preview | ||||
Sound Voice |
Wwiseでこのサウンドボイスオブジェクトに付けられる名前。ファイル名が存在しない場合は、表のセルにダッシュ記号が表示される。 これは、Wwiseで作成されるもののプレビュー表示である。 | |||
Random Container |
WwiseでこのRandom Containerに付けられる名前。Random Containerが存在しない場合は、表のセルにダッシュ記号が表示される。 これは、Wwiseで作成されるもののプレビュー表示である。 | |||
Sound Note |
該当するサウンドボイスオブジェクトのNotesフィールドに追加される情報。このサウンドボイスオブジェクトに備考情報がなければ、表のセルにダッシュ記号が表示される。 これは、Wwiseで作成されるもののプレビュー表示である。 | |||
Source Note |
該当するオーディオソースのNotesフィールドに追加される情報。このオーディオソースに備考情報がなければ、表のセルにダッシュ記号が表示される。 これは、Wwiseで作成されるもののプレビュー表示である。 | |||
Import Destination |
これらのボイスアセットが新しく作成される、プロジェクト階層内の場所。 | |||
Project Explorer - Browserが開くので、これから作成する新規ボイスアセットを入れるWwiseオブジェクトまたはフォルダを指定する。 | ||||
Custom Propertiesbutton |
ダイアログCustom properties editorが表示されるので、インポートしたオブジェクトのカスタムプロパティを設定できる。
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Importingダイアログボックスが開くので、ファイルのインポートの進行状況を確認して、必要な時は停止できる。 | ||||
Voice Asset Importerダイアログボックスが閉じ、テキストファイルのアセットはインポートされない。 |