プロジェクトを複数のWork Unitに分割した後は、自分が作業するものだけを残して、他のWork Unitをアンロードできます。プロジェクトの一部のWork Unitをアンロードする主な目的は、プロジェクトのロード時間の削減、メモリ使用量の削減、そして全体のパフォーマンスの改善です。プロジェクト自体が非常に大きい場合、Work Unitを1つ以上アンロードすることで、パフォーマンスが大幅に改善されます。
プロジェクトからアンロードできるのは、ユーザーが作成した以下の種類のWork Unitです。
Actor-Mixer Hierarchy Work Units
Interactive Music Hierarchy Work Units
Event Work Units
注釈 | |
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Default Work Unitはプロジェクトにとって不可欠なため、アンロードできません。 |
注釈 | |
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ネスト化されたWork Unitは、個別にアンロードできます。また、そのWork UnitのルートのWork Unitをアンロードすると、アンロードされます。 |
プロジェクトからアンロードしたWork Unitは、Project Explorerに表示されません。再度プロジェクトにロードするまで、そのWork Unitでは作業できません。
アンロードしたWork Unit。 |
ロードしたWork Unitに入っているオブジェクトやイベントで、引き続き作業ができます。ただし、これらのオブジェクトやイベントの中には、アンロードされたオブジェクトやイベントへのレファレンスを含んでいるものがあるかもしれません。例えば、以下のプロジェクトエレメントの中に、アンロードされたオブジェクトやイベントへのレファレンスが含まれることがあります。
Dialogue Event
Event
Music Stingers
Music Transitions
Queries
SoundBank
SoundcasterとMixing Session
その場合、アンロードされたエレメントは[Unloaded]
とマークされ、黄色ハイライトで表示されます。
引き続きオブジェクトの追加や削除、プロパティ値の変更、SoundBank生成などが可能ですが、Wwiseでこれらのオブジェクトやイベントを再生することはできません。
Work Unitをプロジェクトからアンロードすると、すぐにアンロードされます。アンロードしたWork Unitの中のコンテンツをアクセスする必要がある場合は、いつでも簡単にプロジェクトに再ロードできます。また、アンロードしたWork Unit内のオブジェクトやイベントに影響するようなプロジェクト変更を実行した場合は、それらのWork Unitをプロジェクトに再ロードする時に、変更点が、Project Load Logに表示されます。
注釈 | |
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Work Unitをプロジェクトからアンロードすると、使用されていないソースファイルと、プロジェクトにロードしていないソースファイルを、Wwise上で区別できません。その結果、全てのWork Unitを再ロードしてWwiseで完全な検証を実行するまで、プロジェクトで使用するファイルとしてWwise側で把握できないものは、File ManagerのUsage列で、Unknown(不明)とマークされます。 |
プロジェクトからWork Unitをアンロードするには:
Project Explorerで、アンロードするWork Unit(単数または複数)を選択する。
選択を右クリックし、メニューで Unload Work Unit を選択する。
Work Unitがアンロードされ、Project Explorerに表示されなくなります。
プロジェクトにWork Unitを再ロードするには:
Project Explorerで、アンロードされたWork Unitのうちプロジェクトに再ロードするもの(単数または複数)を選択する。
選択したWork Unitを右クリックして、メニューで、Load Work Unit を選択する。
Work Unitがプロジェクトに再ロードされます。
注釈 | |
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アンロードしたWork Unit内のオブジェクトやイベントに影響するようなプロジェクト変更を実行した場合は、それらのWork Unitをプロジェクトに再ロードする時に、変更点が、Project Load Logに表示されます。 |