この特殊なプラグインで、各プラットフォームのコントローラ用に、1つ以上のモーションカーブを作成しカスタマイズできます。モーションカーブはそれぞれ、一定の時間をかけて変化するモーションエフェクトの強さを定義し、オプションでADSRエンベロープコントロールを使いさらに細かくカーブの形状を設定することもできます。
デフォルトで、モーションカーブの強度は、設定時間を通して、モーションをフルに生成する「1」(つまり100%)に設定されています。既存のコントロールポイントを移動し、新しいポイントを追加することで、求められるエフェクトをつくり出してください。
モーションのカーブをさらに細かく複雑に設定するには、カーブセグメントの形状を調整します。カーブセグメントとは、カーブ上の任意の2点のコントロールポイントの間の部分を指します。カーブ形状として、直線、定数、対数関数、指数関数、S型カーブなど、様々な選択肢があります。カーブ形状の指定などグラフ上での作業に仕方についてはグラフビューについてを参照してください。
以下の対象に合わせて、それぞれのカーブを作成できます。
Default Small(デフォルト スモール) - モーションジェネレータデバイス(単数または複数)の小型モータによる使用が可能なデフォルトカーブ。
Default Large(デフォルト ラージ) - モーションジェネレータデバイス(単数または複数)の大型モータによる使用が可能なデフォルトカーブ。
Default Left Trigger - 1つまたは複数のモーションジェネレータデバイスの左トリガーモータによる使用が可能なデフォルトカーブ。
Default Right Trigger - 1つまたは複数のモーションジェネレータデバイスの右トリガーモータによる使用が可能なデフォルトカーブ。
Xbox One™ Small - Xbox Oneコントローラの小型モータに割り当てられているカーブ。
Xbox One Large - Xbox Oneコントローラの大型モータに割り当てられているカーブ。
Xbox One™ Left Trigger - Xbox Oneコントローラの左Triggerのモータに割り当てられているカーブ。
Xbox One™ Right Trigger - Xbox Oneコントローラの右トリガーのモータに割り当てられているカーブ。
注釈 | |
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トリガーモータ(デフォルトとXbox One)は、Wwiseオーサリングツールから起動することはできません。 PC UWPアプリケーションでのみ使用できます。 |
PlayStation®4 Small - PlayStation 4 コントローラの小型モータに割り当てられているカーブ。
PlayStation®4 Large - PlayStation 4 コントローラの大型モータに割り当てられているカーブ。
Switch™ Small(Switch スモール) - Switch コントローラの小型モータに割り当てられているカーブ。
Switch™ Large(Switch™ ラージ) - Switch コントローラの大型モータに割り当てられているカーブ。
ただし、時間を節約するために、カーブをいくつか再利用することも考えられます。また、1つのモーターをソロすることで、そのモーションカーブの微調整がしやすくなります。1つのモーターをソロすると、再生中に他の全てのモーターがミュートされます。
(非推奨)プラグインWwise Motion Generatorを使い、モーションエフェクトを作成するには:
Property Editorに、モーションオブジェクトを1つロードする。
Contents Editorで、タイトルバーの Add Source ボタンをクリックする。
表示されたリストから、Wwise Motion Generatorをクリックする。
Controllerタイトルバーに、モーションソースが追加される。
ソースをダブルクリックして、Property Editorにロードする。
Curveリストから、Default Smallカーブを選択する。
カーブが、グラフビューに表示される。
Default Smallのモーションカーブを、以下の操作で編集する。
カーブ上にポイントを追加する。
ポイントを別の場所にドラッグするか、XY座標のボックスに具体的な数値を入力する。
各カーブセグメントの形状を決める。
注釈 | |
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特定のモーターのモーションを微調整するには、リストにある各モーターをソロします。1つのモーターをソロすると、再生中に他の全てのモーターがミュートされます。 |
その他のカーブについて、以下のいずれかを行う。
Usageリストで、Customを選択して、新規モーションカーブを作成する。
Usageリストで、既存のカーブ名を選択して、そのカーブを再利用する。
テキストボックスPeriodで、1回のモーションカーブサイクルにかかる時間を、指定する。
この設定値で、X軸の長さが決まる。
RTPCを使って、モーションエフェクトの長さをリアルタイムで変更したい場合は、テキストボックスPeriod Multiplierに数値を入力する必要がある。Period multiplier値を変更すると、新しい時間の長さに合うように、カーブがストレッチまたは縮小される。
注釈 | |
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RTPCを使用していない場合は、Period Multiplierの数値をデフォルトの「1」のままにします。 |
モーションエフェクトの時間の長さを指定するには、以下のいずれかを選択する:
One period - モーションエフェクトの長さとして、Period×Period multiplierと定義する期間(period)1つを使う。
Fixed duration - モーションエフェクトに固定の長さを指定する。ここで指定した数値によって、モーションエフェクトのカーブを再生する回数が変わる。もしFixed duration値が、Period×Period multiplierの倍数でなければ、最後のカーブサイクルが途中で終わる。
Envelope - ADSRエンベロープコントロールを使い、時間の経過に伴うカーブの形状を決める。
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