Xbox One、Xbox Series X、PlayStation 4、PlayStation 5、iOS、Androidの各プラットフォームでは、プレイヤーがゲームミュージックを自分の音楽に置き換えることができます。どのプラットフォームの場合も、ユーザのミュージックがスタートした時点でミュートする全てのバスのMute for Background Musicオプションを有効にしておく必要があります。複数のバスを選択でき、ミュージックバス以外も選択できます。
プラットフォームのバックグラウンドミュージックオプションに、バスをアサインするには:
Property Editorに、Audio Busを1つロードする。
Mute for background musicオプションを選択する。
ユーザがコンソールのミュージックプレイヤを通して自分のミュージックをスタートさせると、このバスはミュートされる。
Mute for background musicを有効にした時の動作はプラットフォームによって多少異なります。また、サウンドエンジン初期化の時点で追加プログラミングが必要となります。
Android: Mute/Unmuteアクションは、ユーザがミュージックプレイヤのアプリケーションからゲームに切り替えた時に限り実行されます。つまり、ユーザのミュージックが独自に終了した場合はUnmuteアクションがありません。
iOS: サウンドエンジンの初期化設定でAudioSessionのMixOtherフラグが設定されている場合は、Mute/Unmuteアクションはユーザがミュージックプレイヤのアプリケーションからゲームに切り替えた時に限り実行されます。つまり、ユーザのミュージックが独自に終了した場合はUnmuteアクションがありません。iOS 8以降でAVAudioSessionCategoryAmbientカテゴリを使用している場合、全てのアプリケーションによるオーディオ中断でゲームミュージックのミュートやアンミュートが実行されます。
Xbox One、Xbox Series X、PlayStation 4、PlayStation 5: ゲーマーが自分のゲームプレイを録画して公開できる、DVR機能を備えたプラットフォームもあります。この場合、ゲームオーディオの一部でありユーザーが置き換えることのできるゲームミュージックの著作権について、法的な問題が発生します。ゲームスタジオ側は音楽をゲームに使う権利を有しているものの、エンドユーザーには、いかなる形式であれ、それを配信する権利がないかもしれません。このため、このプラットフォームでは通常ユーザーのBGMの録音を禁止しています。この問題の解決方法としてCPUの観点で最もコストが低いのは、音楽をゲームの残りの部分と分けてミックスすることです。これは、セカンダリアウトプット機能で行います。
Xbox One、Xbox Series X、PlayStation 4、PlayStation 5は、録音してはいけない音を送るためのバーチャルデバイスを提供しています。このDVR-bypass Audio Device用に別のミックスを設定するには、新しいマスターバスを作成します。次に、作成した新しいバスのAudio Deviceプロパティを変更して、DVR-bypassデバイスにポイントするようにします。これで、音を通常通り新しいバスや子バスにルーティングできます。詳細は 「セカンダリアウトプットを理解する」を参照してください。
PS4とPS5に関する重要事項 | |
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Mute for Background Music機能を使うには、セカンダリアウトプットをコードで追加する必要があります( |