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コマンドラインで、File Packager引数を使用

コマンドラインからパッケージファイルを生成する場合は、そのパッケージの詳細を定義するために使う引数が決まっています。コマンドラインで使用できる引数のリストを、下表に示します。

引数(Argument)

内容

-generate

ファイルパッケージ生成プロセスを開始する。この引数は、ファイルパッケージャのプロジェクトパス(Project path)や、引数-infoと組み合わせて使える。具体例を以下に示す。

  • File Packager Projectを使って生成:

    -generate <project_path>

  • SoundbanksInfo.xmlファイルを使い、1つのパッケージを生成:

    -generate -info <soundbank_info_filename> -output <package_name>

  • SoundbanksInfo.xmlファイルを使い、ストリームのパッケージを1つ、バンクのパッケージを1つ生成する。

    -generate -info <soundbank_info_filename> -output_stm <package_name> -output_bnk <package_name>

-info <filename>

SoundbanksInfo.xmlファイルの場所を指定する。

以下を単数または複数使う。

-output

-put_

-output <filename>

SoundBankのファイルとストリームメディアのファイルを含む、1つのファイルパッケージを生成する。<filename>で、ファイル名(File name)と、生成されたファイルパッケージを保存する場所を指定する。

<projectpath>を指定しない時に、この引数を使える。フルファイルパス、または単純にパッケージ名を使う。どちらの場合も、ファイルパッケージの拡張子を入れる必要がある。

この引数を、-output_stm、または-output_bnkと組み合わせて、ファイルの中身が異なる複数のパッケージファイルを生成できる。

この値はプロジェクト内で定義されるが、引数-outputが明確に定義された場合は、プロジェクト内で指定した値よりも、優先される。

-output_stm <filename>

ストリーム(Stream)用メディアファイルだけを含むファイルパッケージを1つ生成する。<filename>で、ファイル名(File name)と、生成されたファイルパッケージを保存する場所を指定する。

<projectpath>を指定しない時に、この引数を使える。フルファイルパス、または単純にパッケージ名を使う。どちらの場合も、ファイルパッケージの拡張子を入れる必要がある。

この引数を、-output_stm、または-output_bnkと組み合わせて、ファイルの中身が異なる複数のパッケージファイルを生成できる。

-output_bnk <filename>

SoundBank(SoundBank)ファイルだけを含むファイルパッケージを1つ生成する。<filename>で、ファイル名(File name)と、生成されたファイルパッケージを保存する場所を指定する。

<projectpath>を指定しない時に、この引数を使える。フルファイルパス、または単純にパッケージ名を使う。どちらの場合も、ファイルパッケージの拡張子を入れる必要がある。

この引数を、-output_stm、または-output_bnkと組み合わせて、ファイルの中身が異なる複数のパッケージファイルを生成できる。

-output_loose <directory>

-output_loose

ルースメディアファイルだけを含むファイルパッケージを、単数または複数生成する。ルースメディアファイルとは、1つ以上のSoundBankのイベントやファイル構造から参照され、このプロジェクトのどのSoundBankにも含まれないメディア。<directory>の指定は任意で、生成したファイルパッケージを保存する場所を指定する。<directory>を指定しない場合は、デフォルトのディレクトリである、SoundbanksInfo.xmlディレクトリが使われる。

<projectpath>を指定しない時に、この引数を使える。相対ディレクトリまたは絶対ディレクトリを使う。

この引数を、-output、-output_stm、または-output_bnkと組み合わせて、ファイルの中身が異なる複数のパッケージファイルを生成できる。

-blocksize <number>

パッケージ内のデータをアラインする、バイト数。指定する値は、プラットフォームの要件や、あなたのプロジェクトのI/Oフックによって異なります。

指定しなければ値は1となり、アラインされません。

-hideprogressui <boolean>

Wwise内からパッケージを生成している間、ダイアログGenerating Packagesを表示させるのかを、指定する。

「true」に設定すると、プログレスダイアログを表示しない。デフォルトで、この引数は「false」に設定されている。

<projectpath>

1つの.wfpprojファイルを直接指す、File Packagerプロジェクトパスを1つ、指定する。引数-generateと共に使うと、他の引数を無視して、File Packagerプロジェクトを使ってパッケージを生成する。

この引数は、オプショナル設定である。

-soundbanks_dir <directory>

生成したSoundBankを、Wwiseが保存したディレクトリを指定している、SoundbanksInfo.xmlファイル(SoundBanksInfo/RootPaths/SourceFilesRootにある)の情報を、オーバーライドする。

通常の書き方: ‘projectpath\GeneratedSoundBanks\platform\’.

この引数は、オプショナル設定である。

-cache_dir <directory>

コンバージョンしたファイルを、Wwiseが保存したディレクトリを指定している、SoundbanksInfo.xmlファイル(SoundBanksInfo/RootPaths/SourceFilesRootにある)の情報をオーバーライドする。

通常の書き方: ‘projectpath\.cache\platform\’.

この引数は、オプショナル設定である。

-languages “<language1> <languageN>“

パッケージするランゲージのリストを指定する。

[注釈]注釈

リストは、スペース区切りである。リストを1つの引数に含めるには、ダブルクオテーションマークを使うこと。

SFXもパッケージするには、ランゲージリストでキーワードとしてSFXを使う。

この引数は、オプショナル設定である。デフォルトとして、全てのランゲージがパッケージされる。

この引数は、File Packagerプロジェクトが指定されていない時に限り、使用する。

-banks “<soundbank1> <soundbankN>“

パッケージするSoundBankのリストを指定する。名前に、bnk拡張子は含まれない。

[注釈]注釈

リストは、スペース区切りである。リストを1つの引数に含めるには、ダブルクオテーションマークを使うこと。

この引数は、オプショナル設定である。デフォルトとして、全てのSoundBankがパッケージされる。

この引数は、File Packagerプロジェクトが指定されている時も、使用できる。指定したSoundBankへのレファレンスがあるパッケージを、自動的にビルドする。

-includedFilesInBanks “<soundbank1> <soundbankN>“

中に含まれるメディアファイルをルースファイルとしてパッケージに追加するSoundBankのリストを指定する。この設定は、ルースメディアがPrepareEvent APIに必要であり、かつメモリにロードしたバンクにも必要なメディアである場合に限り使用する。名前に、bnk拡張子は含まれない。

[注釈]注釈

リストは、スペース区切りである。リストを1つの引数に含めるには、ダブルクオテーションマークを使うこと。

この引数は、オプショナル設定である。デフォルトとして、SoundBankに含まれるメディアファイルは、ルースファイルとしてパッケージに追加しない。

-excludedFilesInBanks “<soundbank1> <soundbankN>“

参照しているメディアファイルがバンクに含まれず、ルースファイルとしてパッケージに追加すべきSoundBankのリストを指定する。この設定は、ルースメディアがPrepareEvent APIに必要であり、かつメモリにロードした別のSoundBankにも必要なメディアである場合に使用できる。名前に、bnk拡張子は含まれない。

[注釈]注釈

リストは、スペース区切りである。リストを1つの引数に含めるには、ダブルクオテーションマークを使うこと。

この引数は、オプショナル設定である。デフォルトとして、SoundBankに含まれないがこのSoundBankが参照するメディアファイルは、他のSoundBankから参照されていない場合に限り、ファイルパッケージに追加する。

-verbosity <level>

ツールの標準アウトプットストリームとエラーストリームにプリントする情報量を指定する。

レベルは、0(エラーのみ)、または1(エラーと警告)、または2(エラー、警告、情報メッセージ)とする。

[注釈]注釈

メッセージをプリントすることで、大型プロジェクトではパッケージングプロセスが遅くなることがある。ツールの速度が遅いと感じる場合は、この引数を使いverbosityレベルを下げ、加速化することができる。

この引数は、オプショナル設定である。デフォルトで、全てのメッセージタイプがプリントされる(レベル2)。


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