バージョン

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警告:あなたのメジャーリリース ( 2022.1.17.8543 ) に該当する最新ドキュメンテーションが表示されています。特定バージョンのドキュメンテーションにアクセスするには、Audiokinetic Launcherでオフラインドキュメンテーションをダウンロードし、Wwise AuthoringのOffline Documentationオプションにチェックを入れてください。

Source Editor: オーディオソース

オーディオソースのSource EditorはプラグインのSource Editorと異なり、「Contents Editor: SFX」「Contents Editor:Music Track」、または「Contents Editor: Voice」から開けます。オーディオソースのアイコンをダブルクリックするか、キーボードショートカット(デフォルトはShift + X)を使います。

オーディオソースのSource Editorを開く
プラグインのSource Editorを開く
[注釈]Soundseed Grain Source タブ

Soundseed GrainはグラニュラーシンセサイザーをWwiseユーザーに提供するプレミア(有償)プラグインの1つで、ほかのプラグインと違いSourceタブがあります。基本的には、オーディオソースのSource Editorと同じです。ただしこのページにある情報に加えて、Soundseed Grainを使う際は、Soundseed Grainの独自機能について、 「Source Settings」 を参照してください。

Source Editorに、オーディオファイルのファイルネームや長さなど、オーディオソースの様々な情報が表示されます。オーディオソースは、オーディオファイルとオブジェクトの間にある、独立した抽象化レイヤです。元のオーディオファイルをプロジェクトにインポートする時に、これにリンクしたオーディオソースが作成されます。

Source Editorの詳細については「オーディオソースの編集」を参照してください。

Audio Source Properties

項目

内容

[name]

オブジェクト名。

[source name]

オーディオソースファイルの名前。

Notes

このオブジェクトのプロパティについての、追加情報。

Sourceタブ

項目

内容

Graph View(概要はグラフビューについてを参照。)

Waveform

PCM(WAVまたはAMB)ファイルのコンテンツの一定タイムラインの間の状態を、 PeakモードまたはRMSモード で示す。

チャンネル名やコンフィギュレーションの詳細は「バスコンフィギュレーションを理解する」を参照。

Envelope Edit - HDR


HDRエンベロープが編集可能かどうかの設定。本オプションを表示させるには、以下を満たす必要がある。

  • 親オブジェクトが、HDRを有効にしたバスにルーティングされていること。

  • 親オブジェクトのEnvelope Tracking(エンベロープトラッキング)機能が有効になっていること。

Fade-in handle

フェードイン範囲を決めるハンドル。フェードインのカーブを右クリックすると、適用するフェードカーブを選択できる。

Fade-out handle

フェードアウト範囲を決めるハンドル。フェードアウトのカーブを右クリックすると、適用するフェードカーブを選択できる。

/

(Play cursor)

タイムラインは、Play Cursor の位置操作に関して、関するウェーブフォームとは異なります。タイムラインを使用すると、再生を開始したい場所にPlay Cursorをドラッグ&ドロップできます。ウェーブフォームの再生カーソルはドラッグ&ドロップできません。ただし、ウェーブフォームを直接クリックしても同じ結果が得られます。

Play Cursorを目的の開始点に移動してSound SFXまたはSound Voiceの開始位置をカスタマイズすることは、 Authoringツールの再生音にのみ影響します。ゲーム中、間接的なオブジェクト(Play Cursorが変更されたSound SFX またはSound Voice にリンクされている親や Event など)を通じて、クリップの再生はカスタムスタートポイントから開始するのではなく、最初から開始します。

Transport のPlay ボタンをクリックすると、Play Cursor の位置からクリップが再生されます。Play Cursor の実行中にPlay ボタンをクリックすると、最初のPlay Cursorと同じ開始位置から同時に再生される別のPlay Cursorが追加されます。

[注釈]注釈

Source Editor の Play Cursor は、Vorbisでエンコードされたソースがシークテーブルで変換されている場合にのみ動作します。

オーディオソースのインテグレティ問題を指摘するアイコン。

アイコン上にマウスを移動すると、ツールティップにインテグリティ問題の内容が表示される。

問題のフィックスを試みるには、黄色の三角アイコンをクリックする。

インテグリティ問題の詳細については「オーディオソースのインテグリティ問題の解決」を参照。

[注意]アラートアイコンが隠れいていることがあります。

グラフの特定エリアにフォーカスを当てると、アラートアイコンが表示されるはずのグラフの右上が画面から隠れてしまうことがあります。

Mode

波形の表示モードを以下より選択する。

  • Peak(ピーク): 標準の表示モード。各チャンネルを表示する。数値は、対象部分のPCMピーク値をdBで示している。

  • RMS(二乗平均平方根): RMS(Root Mean Square)値。全てのチャンネルが縮小表示される。数値は、対象部分のRMSピーク値を示している。

Reset

以下の設定項目をリセットする。

  • Trim Start、Trim End

  • Loop Start、Loop End

  • Override file loop points

  • Fade-in、Fade-out

  • Crossfade duration

  • HDR envelope

  • Play Cursor

Source Side Panel

行ヘッダ部分でショートカット(右クリック)オプションのConfigure Columns...をクリックする。

「Configure Columnsダイアログボックス」が開く。表示する行とその順番を指定する。

検索フィールドが開き、標準的な英数字の検索によってマッチしない項目がビューで非表示となる。詳しくは「表の使用」を参照。

検索フィールドを閉じて検索フィルタを解除するには、Searchアイコン左のCloseアイコンをクリックする。

[注釈]注釈

「List View」「Query Editor」「MIDI Keymap Editor」「Referenceビュー」で、ノードが閉じて非表示となっている項目は検索対象とならない。

Channel Configuration Override

ソースのチャンネルコンフィギュレーションの選択肢を示し、選択するとグラフビューに表示される。

オーディオ波形は常にWwiseの表示順序がある。5.1の場合、グラフビューの左側に示される通り、上から順に、L + R + C + SL + SR + LFE。1次アンビソニックスの場合、W + Y + Z + Xに該当する。

Wwiseは選択中のチャンネルコンフィギュレーションを解釈し、グラフビューで表示順通りに出力する。ソースのチャンネルコンフィギュレーションを、以下のファイル順序のスキームのいずれかに基づいて解釈する:

  • SMPTE:デフォルトで、Wwiseはファイル順番をSMPTE(Microsoft標準)として解釈するが、アンビソニックスヘッダがある場合を除く。5.1の場合、5.1(L,R,C,LFE,SL,SR) と表示される。
    ただしデフォルトはリスト内に Detect [channelconfig] と表示され、この場合の”channelconfig”は検知されたコンフィギュレーションを示す。5.1の場合、Detect [5.1(L,R,C,LFE,SL,SR)]と表示される。

  • FuMa:デフォルトでWwiseは、Ambisonics Component Orderingや、1次、2次、3次アンビソニックスのチャンネルオーダーをFuMaと解釈する。1次アンビソニックスの場合、 4(Ambisonics) (FuMa) と表示される。
    ただしデフォルトはリスト内に Detect [channelconfig] と表示され、この場合の”channelconfig”は検知されたコンフィギュレーションを示す。1次アンビソニックスの場合、 Detect [4(Ambisonics)(FuMa)] と表示される。
    高次アンビソニックス用にFuMaは定義されていなく、これらはAmbiX(ACNオーダーとSN3Dノーマライゼーション)として解釈される。

  • Anonymous:Channel Configのanonymousオプションでは単純に、グラフビューの表示順に従いチャンネル番号がふられる。1次アンビソニックスファイルは4 (Anonymous) と表示され、グラフビューで単純に1 + 2 + 3 + 4と表示される。同様に、5.1ファイルは6 (Anonymous) と表示され、グラフビューで単純に1 + 2 + 3 + 4 + 5 + 6と表示される。

  • Film:アンビソニックスファイル以外に、リストにあるファイル順序の別の選択肢はFilmである。5.1は、5.1(L,C,R,SL,SR,LFE) と表示される。

  • AmbiX:リストにあるアンビソニックスの代替ファイル順番は、AmbiX(ACNオーダーとSN3Dノーマライゼーション)。1次アンビソニックスは、4(Ambisonics)(AmbiX) と表示される。

Default value: 0

Conversion Settings

このオブジェクトに適用できるコンバージョン設定インスタンスのリストを示す。選択中のインスタンスの名前が、対応するテキストボックスに表示される。

コンバージョン設定インスタンスを削除するには、Noneオプションを選択する。

Crossfade duration

ループするときに、ループポイント前後のクロスフェード範囲を決める設定。一部のループポイントで発生してしまうクリックやポップ音を回避して、スムーズなループを達成するために使う。

単位:ms

Default value: 0

Range: 0 to 60000

Crossfade Shape

クロスフェードのカーブ形状。選択肢:

  • Logarithmic (Base 3)

  • Sine

  • Logarithmic (Base 1.41)

  • Inverted S-Curve

  • Linear

  • S-Curve

  • Exponential (Base 1.41)

  • Reciprocal Sine

  • Exponential (Base 3)

Default value: Sine

Fade-in Curve

フェードインのカーブ形状。選択肢:

  • Logarithmic (Base 3)

  • Sine

  • Logarithmic (Base 1.41)

  • Inverted S-Curve

  • Linear

  • S-Curve

  • Exponential (Base 1.41)

  • Reciprocal Sine

  • Exponential (Base 3)

Default value: Sine

Fade-in Duration

フェードインのカーブの長さ。

単位:ms

Default value: 0

Range: 0 to 3600

Fade-out Curve

フェードアウトのカーブ形状。選択肢:

  • Logarithmic (Base 3)

  • Sine

  • Logarithmic (Base 1.41)

  • Inverted S-Curve

  • Linear

  • S-Curve

  • Exponential (Base 1.41)

  • Reciprocal Sine

  • Exponential (Base 3)

Default value: Reciprocal Sine

Fade-out Duration

フェードアウトのカーブの長さ。

単位:ms

Default value: 0

Range: 0 to 3600

Loop End

ループの終了位置を決めるハンドル。

[注釈]注釈

ループポイントが使われるのは、親サウンドのループ設定が有効になっている場合のみ。

Default value: -0.001

Loop Start

ループの開始位置を決めるハンドル。

[注釈]注釈

ループポイントが使われるのは、親サウンドのループ設定が有効になっている場合のみ。

Default value: -0.001

(Link/Unlink)

メイクアップゲインを全プラットフォームに適用するのかどうかを示す。

Make-Up Gain

元のオーディオファイルのボリュームに対する増加または減少を指定する、オフセット値。

Default value: 0

Range: -24 to +24

Units: dB

Marker Detection Sensitivity

トランジェント検出アルゴリズムの、感度。Sensitivity値が高いほど、トランジェントマーカーの数が多くなる。

Default value: 0

Range: 0 to 100

Marker Input Mode

マーカーの管理方法を設定する。次のオプションのいずれかを選択可能:

  • Import From File オリジナルのオーディオファイルで保存されたマーカーを使用する。

  • Detect From Transients オーディオファイルのトランジェント(オンセット)を自動検出し、検出箇所にマーカーを追加する。このオプションを選択すると、検出の感度のスライダが表示される。検出感度を設定することで、オンセット検出アルゴリズムの感度を制御できる。

  • Manual Markers 自分でマーカーを配置する。

[注釈]注釈

マーカーの移動、削除、新マーカーの追加などがあると、モードが自動的にManualに切り換わる。

Default value: Import From File

Override Conversion Settings

コンバージョン設定について、親の設定を継承するのか、階層内の現在のレベルで定義するのかを示す。

このオブジェクトが最上位オブジェクトの場合は、Override parentオプションを選択できない。

Default value: false

Override file loop points

使用するループポイントを、以下から選択する。

  • Checked:プロジェクトで設定したループポイントを使用。

  • Unchecked:WAVファイルに設定されたループポイントを使用。

Default value: false

Trim Start

トリムの開始位置を決めるハンドル。これより左にある全てのコンテンツが、コンバージョン処理や再生の対象外となる。

単位: s

Default value: -0.001

Trim End

トリムの終了位置を決めるハンドル。これより右にある全てのコンテンツが、コンバージョン処理や再生の対象外となる。

単位: s

Default value: -0.001

Conversion タブ

項目

内容

Conversion Settings

Conversion Settingsグループボックスのプロパティの内容については 「Conversion タブ: Actor-Mixerオブジェクト、Interactive Musicオブジェクト」 を参照。

File Properties

File Propertiesというグループボックスには、以下の3つの列がある:

  • [property name]

  • Original: ファイルのオリジナルバージョンのこと。

  • Converted: ファイルのコンバージョン後のバージョンのこと。

File Path

ソースファイルの場所への、フルパス。

[ヒント]ヒント

パスが長すぎてグループボックスに入らないこともあるので、列ヘッダのスプリッターをドラッグし、パスを完全に表示させることもできる。あるいは、ショートカットメニューの Open containing folder というオプションを使えば、ファイルの保存場所を開ける。

チャンネル

オーディオソースファイルに含まれる個別オーディオチャンネルの数。

サンプルレート

単位ヘルツ(Hz)で示した、オーディオソースのデジタルオーディオ信号の1秒間のサンプル回数。

File Size

オーディオソースファイルのメモリサイズの大きさと測定単位。

Duration

オーディオソースの最初から最後までの長さ(秒単位)。

Bandwidth

一定時間に送信可能な最大データ量。

単位: KB/s(KB毎秒)

Format

PCM、ADPCMなどオーディオソースファイルのオーディオフォーマット。


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