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RTPCタブ


[注釈]注釈

バス用のRTPCタブは、Actor-Mixer やInteractive Musicのオブジェクト用と全く同じですが、Inclusionボックスだけは、適用されません。「Effect Plug-in Editor」のRTPCタブは、Actor-MixerオブジェクトやInteractive MusicオブジェクトのRTPCタブと全く同じです。

RTPCタブで、Wwiseで設定するプロパティ値をゲーム中のパラメータにマッピングします。グラフビューのRTPCカーブを使い、X軸にゲーム中のパラメータを、Y軸にWwiseで使うプロパティ値を設定することで、プロパティ値とゲーム中のパラメータの関係を決めます。両者の関係を細かく設定するには、カーブ上のコントロールポイントを追加します。カーブを1種類だけ表示することも、全てを表示して比較することもできます。また、カーブを、あるプロパティから他のプロパティへ、またはあるオブジェクトから他のオブジェクトへ、コピーできます。

グラフビューのGame Parameterカーソルを前後にスクロールして、再生中にプロパティ値のマッピングをテストできます。また、再生中にリアルタイムでポイントを変更できます。ゲームオブジェクトの再生中のパラメータ値もグラフビューに表示されます。つまり、表示中のそれぞれのカーブに対応するパラメータの数値がゲームオブジェクトごとに表示されます。

グラフの下で、RTPCタブは2つのパネルに分割されています。左パネルは、RTPCの作成、RTPCのWwiseプロパティ値の再アサイン、関連付けられたゲーム側のパラメータの変更、などができます。右パネル(RTPCサイドパネル)は まるで 「Multi Editor」 のミニチュア版のようになり 、モジュレータのShareSets など、選択中の複数のパラメータのプロパティを編集できます 。

[注釈]注釈

Project ExplorerのGame Syncsタブで1つ以上のGame Parameterを作成しないと、RTPCタブの各種オプションが有効になりません。

[注釈]注釈

RTPCタブに表示される各種オプションを設定するには、Project ExplorerのGame Syncsタブで、最低1つのGame Parameterを作成しておく必要があります。

General

項目

内容

[name]

オブジェクト名。

オブジェクトのカラーを示します。アイコンをクリックすると、カラーセレクタが開きます。

カラーを選ぶと、オブジェクトに適用されます。オブジェクトのカラーを選択すると図示の通り選択したマスにパレットアイコンと、右下に黄色い三角形が表示されます。

親オブジェクトのカラーを継承するにはカラーセレクタの左端にあるマスを選択します。

オブジェクトのMute(ミュート)、Solo(ソロ)の設定ボタンであり、オブジェクトに自動的に設定されているミュートやソロの状態を示す。

オブジェクトをミュートにすると、現在のモニターセッションにおいて、このオブジェクトの音がミュートされる。オブジェクトをソロにすると、プロジェクト内の他のオブジェクトが全て、ミュートされる。

ミュートやソロを示すMSが太文字であれば、このオブジェクトが意図的にミュートされた、またはソロにされたことを示す。太文字でない、薄いMSの表示は、このオブジェクトのミュート状態やソロ状態が、他のオブジェクトの状態に関連して自動的に決まったことを示す。

あるオブジェクトをミュートすると、その下位オブジェクトが自動的にミュートされる。

オブジェクトをソロにすると、その同位にある他のオブジェクトが自動的にミュートされ、下位オブジェクトや上位オブジェクトが自動的にソロにされる。

[ヒント]ヒント

Ctrlキーを押しながらSボタンをクリックすると、このソロボタンに関連付いている1つのオブジェクトだけが、ソロになる。

[注釈]注釈

ミュートやソロの機能は、モニタリング目的のために提供されるもので、プロジェクト内で維持されず、SoundBankにも保存されない。

Inclusion

SoundBankを生成する時にエレメントを含めるかどうかを指定する。選択すると、このオブジェクトが含まれる。選択しないと、含まれないことを示す。

サウンドデザインをプラットフォームごとに最適化するために、一部のエレメントを特定のプラットフォームで除外することができる。デフォルトで、このチェックボックスは全プラットフォームに適用される。チェックボックスの左側にある Linkインジケータ を使用し、エレメントをアンリンクする。その後にチェックボックスの状態をプラットフォームごとにカスタマイズできる。

このオプションを選択しないと、エディタのプロパティオプションや動作オプションが設定ができなくなる。

Default value: true

このオブジェクトを直接参照する、あなたのプロジェクトにある要素の数を示します。アイコンの色は、このオブジェクトを参照するものがあればオレンジ色、参照するものがなければ灰色です。

ボタンを選択すると 「Referenceビュー」 が開き、 References to: フィールドにオブジェクト名が表示されます。

Notes

このオブジェクトのプロパティについての、追加情報。

Property Editorで選択中のタブの表示方法を設定します。デフォルトで、選択した1つのタブを表示する1つのパネルがあります。スプリッターボタンをクリックすることで、左右または上下に並んだ2つのパネルが表示されます。選択したオプションは背景色で強調表示されます。

同じタブを両方のパネルで開くことはできません。どちらのパネルでも同じタブを開こうとした場合、最初のパネルに別のタブが自動的に表示されます。

[ヒント]タブ選択のショートカット

  • Ctrlと、表示させたいProperty Editorタブの番号に相当する数字を押します。例えばCtrl+4を押すと、4番目に表示されているタブがRTPCタブである場合はそれが表示されます。

RTPC

項目

内容

(Graph View)

X軸をゲーム中のパラメータ、Y軸をWwiseプロパティ値として、両者の関係を示すグラフ。

グラフビューに複数のカーブを同時に表示できます。

グラフビューの中心にズームインする。

グラフビューの表示を、デフォルトのズーム比「1:1」にリセットする。

グラフビューの中心からズームアウトする。

Coordinates

X

選択したコントロールポイントのX座標。

2つ以上のコントロールポイントを選択すると、このフィールドの数値が「0」となり、これを増減させることで、選択中の全てのコントロールポイントを、現在の数値から増減できる。例えば、2つのコントロールポイントを選択して、テキストボックスXに「-5」と入力すると、両方のコントロールポイントが、左に「5」だけ移動する。

Y

選択したコントロールポイントのY座標。

2つ以上のコントロールポイントを選択すると、このフィールドの数値が「0」となり、これを増減させることで、選択中の全てのコントロールポイントを、現在の数値から増減できる。例えば、2つのコントロールポイントを選択して、テキストボックスYに「-5」と入力すると、両方のコントロールポイントが、下に「5」だけ移動する。

検索フィールドが開き、標準的な英数字の検索によってマッチしない項目がビューで非表示となる。詳しくは「表の使用」を参照。

検索フィールドを閉じて検索フィルタを解除するには、Searchアイコン左のCloseアイコンをクリックする。

[注釈]注釈

「List View」「Query Editor」「MIDI Keymap Editor」「Referenceビュー」で、ノードが閉じて非表示となっている項目は検索対象とならない。

行ヘッダ部分でショートカット(右クリック)オプションのConfigure Columns...をクリックする。

「Configure Columnsダイアログボックス」が開く。表示する行とその順番を指定する。

(Selector)

Selectorメニューが開き、ゲーム内のパラメータにマッピングするWwise上のプロパティを選択できる。

User defined auxiliary sendや、Game-defined auxiliary sendの、ローパスフィルタやハイパスフィルタのパラメータで、General Settingsに表示されないものを、RTPCコントロール用に選択できる。

(ピン留め有・無)

グラフビューでRTPCカーブを表示するかどうかを示す。

Pinアイコンを選択すると、RTPCカーブを選択しているかどうかにかかわらず、カーブがグラフビューで表示される。

(Color block)

グラフビューに表示されるRTPCカーブの色を示す。全てのカーブで、色が異なる。

相対プロパティ(ボリューム、ピッチ、ローパスフィルタ)の色は、統一されている。

Y axis

Y軸にアサインしたWwiseプロパティ。

Y軸にアサインしたWwiseプロパティを変更するには、Wwise Property Displayボタンをクリックして新しいプロパティを選択する。

X axis

X軸にアサインされたGame Parameter、またはMIDIコントローラ、またはモジュレータ。

別のX軸の表示を選択するには、リストを展開する。

Notes

RTPCについての、追加情報。

RTPC Side Panel

[name field]

選択中のRTPCオブジェクト(X軸)の名前を表示する、編集可能なテキストフィールド。

Referencesというボタンに、プロジェクト内で、選択中のRTPCオブジェクトをレファレンス先とする件数が表示される。

このボタンをクリックすると、 「Referenceビュー」 が開き、選択中のRTPCオブジェクトを直接のレファレンス先とする、プロジェクトのすべてのオブジェクトやエレメントが表示される。

[注釈]注釈

複数のRTPCオブジェクトを選すると、ボタンはグレーアウト表示され、「0」と表示される。

最大表示は999です。 万が一レファレンス数が1,000以上となった場合は、数値は増加せず、Referenceビューにすべてのオブジェクトやエレメントが表示されます。

RTPCサイドパネルのName列とValue列に、選択中のRTPCオブジェクト(X軸)の、すべてのプロパティと、その値(直接編集が可能)が、表示される。複数のRTPCを選択中で、共通のプロパティがあり、そのプロパティ値が異なる場合は、ダッシュ記号が表示される。

[注意]編集した内容を、複数のオブジェクトに適用させることができる

プロパティ値にダッシュ記号が表示されていても、編集は可能。ただし、変更すると、すべての選択中の該当RTPCに適用される。

RTPCオブジェクトをダブルクリックすると、Editorビューが開く。Simulation Valueというプロパティは例外で以下に示すが、それ以外のプロパティ情報を確認するには、対象オブジェクトのエディタのヘルプページ( 「Property Editor: Game Parameter」 または 「Modulator Editor」 )を参照。

Simulation Value

選択中のGame Parameterの現在値を設定し、グラフ中のGame Parameterカーソルの位置を決めるもので、オーサリングツールのシミュレーションだけに使う。フィールド範囲とスライダー範囲は、Game ParameterのProperty Editorで設定するが、このプロパティが表示されるのはRTPCのセクションだけで、例えば RTPC side panel や、 Multi Editor などに表示される。

Default value: 50


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