Wwiseのエフェクトインスタンス(Effect instances)は、以下の2種類に分類できます。
Custom effect instancesは、1つのオブジェクトのみに適用される。カスタムインスタンスのプロパティを変更すると、この1つのオブジェクトだけが影響を受けます。
ShareSets は、複数のオブジェクトに適用できる。ShareSetのプロパティを変更すると、そのShareSetを使用する 全てのオブジェクトが、影響を受ける。
デフォルトで、作成した全てのエフェクトインスタンスが、最初はShareSetとなります。1つのオブジェクトだけのために、ShareSetを調整することも可能です。その場合は、Effect ShareSetをカスタムエフェクトインスタンスに変換します。例えば、Funky_ReverbというShareSetを作成したものの、Speech_1というサウンドだけに使う、特別バージョンが必要な場合を考えます。まずSpeech_1にFunky_Reverbを適用して、それをカスタムインスタンスへと変換してから、調整します。この時の変更は、Speech_1だけに適用され、Funky_ReverbShareSetに登録されたオブジェクトには適用されません。
ShareSetをカスタムインスタンスに変換するには:
Property Editorに、エフェクトが適用されているオブジェクトをロードする。
Effectsタブに切り替える。
表Effectsで、カスタムインスタンスに変換するエフェクトの、Modeリストより、Define customを選択する。
エフェクトインスタンスの名前に、“Custom”という単語が添付される。これで、このインスタンスを変更しても、影響を受けるのは、このインスタンスを使用する1つのオブジェクトだけである。
注釈 | |
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ShareSetのデフォルト(カスタム)バージョンをオブジェクトに適用して、カスタムエフェクトインスタンスを作成することもできます。オリジナルのShareSetも引き続き存在し、それに登録されたオブジェクト用に、変更されず残ります。 |