次のセクションでは、Wwiseバージョン2021.1.10とバージョン2021.1.11の間での変更点を挙げ、説明します。
プラットフォーム固有の情報は、こちらにあります:
以前のバージョンの詳細については、以前のリリースノート をご覧ください。
新機能
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WG-54953 Audio Object処理を実行するバスのLoudness値とTrue Peak値のメーター表示のサポートを追加しました。
その他の変更
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WG-60486 新しいアセットのインポートに失敗した時のエラーメッセージを改善しました。
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WG-62612 AMDやNvidia GPUでハイパフォーマンスのグラフィックモードを使用するよう、Wwise Authoringアプリケーションがシステムに対しヒントを提供するようになりました。
バグ修正
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WG-59700 修正済み: 3Dデバイスをリセットする時に、Game Object 3d Viewerがクラッシュする可能性。
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WG-60212 修正済み: 最初のセッションロード成功後に互換性のないプロファイラセッションのロードを試みた後のクラッシュ。
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WG-60692 修正済み: (Spatial Audio) 新しいサウンドが再生された時に、Roomゲームオブジェクトのサウンドパスはリスナーが動くまで更新されません。
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WG-61178 修正済み: エフェクトを追加した直後にEnterキーを押した場合に、Wwiseがクラッシュする可能性があります。
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WG-61209 修正済み: (Spatial Audio) ルームトーンに対するポータルのオクルージョンがシグナルパスで2回適用されます。
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WG-61328 修正済み: (Spatial Audio) SetGameObjectRadiusはリスナーが移動するまでパスを更新しません。
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WG-61397 修正済み: (Spatial Audio) 回折パスが幅の広いポータルを通過する場合はサウンドのアテニュエーション(減衰)半径が終わる前にカットオフされる可能性があります。
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WG-61595 修正済み: Wwiseをゲームに接続することでEvent Actionsにより設定されたゲームのEffectバイパス値が上書きされます。
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WG-61684 修正済み: (wp.py) Visual Studio 2015のインストールディレクトリを発見した時のクラッシュ。
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WG-61691 修正済み: プロファイラをリモートプラットフォームに接続した時にクラッシュする可能性があります。
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WG-61781 修正済み: Wwiseでオリジナルファイルを再生する時にWAVマーカが無視される可能性。
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WG-62116 修正済み: System Audio ObjectがAudio Deviceのメーターから消えることがあります。
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WG-62433 修正済み: ローパスフィルタのラベルがコントロール部に重なります。
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WG-62788 修正済み: (Spatial Audio) エミッタとリスナーが同じルームにあり、中心から外れたポータルの近くにリスナーがいる場合は、ダイレクトパスがリスナーのうしろで誤って曲がります。
コミュニティで報告されたバグの修正
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WG-52903 修正済み: Project Explorerで、展開されたステートが正しく戻されません。
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WG-59422 修正済み: トランジションにTrigger rateが設定された有限回数のシーケンスコンテナをInitial Delayのあるブレンドコンテナと組み合わせた時のクラッシュ。
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WG-60577 修正済み: ミュージックトラックを、そのボリュームスライダがアクティブである時に削除した時のクラッシュ。
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WG-60602 修正済み: 非常に小さいソース(960サンプル未満)をWEM Opusでエンコードすると範囲外メモリのアクセスが発生します。
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WG-60945 修正済み: Game-Defined Auxiliary Sendsはバス上のRTPCから定期的な更新を受信しません。
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WG-60969 修正済み: (Spatial Audio) 回折を使用するエミッタは、リスナーのポジションがポータルに重なった時に聞こえなくなる可能性があります。
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WG-61127 修正済み: 低メモリのシナリオ中の
CAkListener::MultiDirectionGainCorrectionForObjects
のクラッシュ。
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WG-61304 修正済み: (Spatial Audio) リスナーとエミッタが異なるルームにあるものの、それがポータルの同じ側にある場合は、回折パスが削除され透過損失が0となる可能性があります。
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WG-61508 修正済み: サウンドバンクメタデータのMax attenuation for EventsはPost Eventアクションを考慮しません。
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WG-61597 修正済み: ストリーミングメディアが不適切なタイミングでガベージコレクタに検査された場合に、停止することがあります。AkUnrealIOHookに、より詳細なログを追加しました。
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WG-61634 修正済み: Multi EditorやデフォルトのプラグインプロパティリストでRTPCやStateを確認している時のクラッシュ。
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WG-61655 修正済み: Audio Device ShareSetを0として
AK::SoundEngine::ReplaceOutput
を呼び出す時に古い出力Audio Deviceが複数のオーディオバスに接続されている場合は音声が途切れる可能性があります。
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WG-61686 修正済み: Segment EditorでExternal EditorがMusic ClipやMusic MIDI Clipで機能しません。
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WG-61687 修正済み: WAQL originalFilePathがMusicClipやMusicMidiClipに対して機能しません。
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WG-61706 修正済み: Opusサウンドがバーチャルモードで開始した時のクラッシュ。
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WG-61727 修正済み: ネストされたミュージックスイッチコンテナは、その親スイッチコンテナに正のオフセットのアクティブなトランジションがある時に、適切な子に切り替わりません。
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WG-61850 修正済み: (Spatial Audio) 回折を使用するエミッタは、リスナーのポジションがポータルに重なった時に聞こえなくなる可能性があります。
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WG-61981 修正済み: サウンドエンジンをシャットダウンする時にCAkTransitionManager::TermList内で発生するメモリストンプのため、クラッシュします。
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WG-62017 修正済み: (Spatial Audio) 関数
AkAcousticRoom::InitContributingPortalPaths
のAKASSERT(portalPath.IsEnabled())。
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WG-62057 修正済み: Vorbisファイルを最初から再生しなおした時に、Seek Table Absence警告が誤って出されます。
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WG-62149 修正済み: インポートしたサウンドバンクファイルが間違ったWwiseAddressableSoundbankにリンクすることが、前者の名前が後者のサブストリングである時に起きます。
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WG-62150 修正済み: RTPCカーブでS-Curve Interpolationを使用した場合に、指定された範囲外の値が出されるケースがあります。例えばカーブが0で止まるべき時に、SpreadやLPF/HPF係数として負の値が生成されることがあります。
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WG-62177 修正済み: 3D Audioが利用可能でパススルーが利用可能でない時に、バスコンフィギュレーションを Same as passthrough mix に設定した場合は、バスコンフィギュレーションはオーディオデバイスのメインミックスに設定されず、Audio Objectに設定されます。
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WG-62358 修正済み: 一部のシナリオで、
CAkVPL3dMixable::GetVolumes
から発生するスタックオーバーフローのためにクラッシュしました。
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WG-62383 修正済み: File Packagerは、1つのサウンドバンクに除外されたメモリファイルが多数ある場合に、完了するまでに時間がかかります。