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Wwise SDK 2021.1.14
プリメイクでプロジェクトを設定する

premake コマンドが、プラグインをビルドするのに build コマンドが使うソリューションを生成します。 new コマンドが生成するデフォルトのPremakeコンフィギュレーションファイルはそのまま使えますが、あなたのプラグインの作業をするには、変更が必要になります。 premake コマンドをもう1度コールすると、これらのファイルの変更をすべて上書きしてしまうので、生成されたソリューションを直接修正しないでください 。代わりにPremakeコンフィギュレーションファイルを変更してください。このコンフィギュレーションファイルは、あなたのプラグインのルートにあり、ファイル名は PremakePlugin.lua です。

PremakePlugin.lua を見ると、3つの似たセクションに分かれています。各セクションに、ソリューションの生成方法を設定できる様々な文字列リストの表があります。

  • Plugin.sdk.static は、静的SDKプラグインの設定に使います。
  • Plugin.sdk.shared は、 静的SDKプラグインにリンクしている 共有SDKプラグインのコンフィギュレーションに使います(プリメイクスクリプトの一貫として行われます)。
  • Plugin.authoring静的SDKプラグインにリンクしている Authoringプラグインのコンフィギュレーションに使います。

リストの中身の記入方法については、Premakeドキュメンテーションに詳しく書かれています:

プラグインプロジェクトが作成されたら、 premake のようなほかのコマンドは、プロジェクトフォルダ内からコールする必要があります。以下のように、現在のオペレーティングシステムでAuthoring用のソリューションを生成します:

cd MyNewFX
python "%WWISEROOT%/Scripts/Build/Plugins/wp.py" premake Authoring

利用可能なプラットフォーム:

Android, Authoring, Authoring_Windows, Authoring_Linux, Authoring_Mac, WinGC, GGP, XboxOneGC, iOS, Linux, LinuxAuto, Mac, NX, PS4, PS5, QNX, tvOS, UWP_vc140, UWP_vc150, UWP_vc160, Windows_vc140, Windows_vc150, Windows_vc160, XboxOne, XboxSeriesX

ソリューションを生成してから、あなたのWwise実装にプラグインをビルドしてインストールするには、 プロジェクトを複数のWwise対応プラットフォーム向けにビルドする を参照してください。

Static Authoringコンフィギュレーション

生成される PremakePlugin.lua ファイルには含まれませんが、オプションとして Plugin.sdk.authoringstatic 表があります。これは特別なユースケース用で、Authoringプラグインにリンクしている静的SDKプラグインのために、異なるコンフィギュレーションを提供するものです。例えば以下は、同じSDKプラグインコードを、 FOR_AUTHORING compiler defineで再利用する方法です:

Plugin.sdk.staticauthoring = {}
-- SDK STATIC AUTHORING PLUGIN SECTION
Plugin.sdk.staticauthoring.includedirs = Plugin.sdk.static.includedirs
Plugin.sdk.staticauthoring.files = Plugin.sdk.static.files
Plugin.sdk.staticauthoring.excludes = Plugin.sdk.static.excludes
Plugin.sdk.staticauthoring.links = Plugin.sdk.static.links
Plugin.sdk.staticauthoring.libdirs = Plugin.sdk.static.libdirs
Plugin.sdk.staticauthoring.defines = table.join(Plugin.sdk.static.defines, { "FOR_AUTHORING" })

高度なPremake設定

Premakeコードの大部分はコンフィギュレーション表に隠れて入っているので、プロジェクトのコンフィギュレーションは複雑ではありません。高度なコンフィギュレーションが求められる場合は、以下のコンフィギュレーションセクションのどれかに、 custom フィールドを追加します:

Plugin.sdk.static.custom = function()
-- Premakeコードをここに入れる
end
Plugin.sdk.shared.custom = function()
-- Premakeコードをここに入れる
end
Plugin.authoring.custom = function()
-- Premakeコードをここに入れる
end

次のセクション: プロジェクトを複数のWwise対応プラットフォーム向けにビルドする


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