Wwise SDK 2021.1.14
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Wwiseの性能を拡張するために、自分でプラグインをビルドすることができます。オーディオエフェクトのほか、シンセサイザーや物理的モデリングといったサウンドソースなど、様々な種類のプラグインを作成できます。
注釈: プラグインの作成手順を詳しく知りたい方は、 Lowpass Filterプラグインの開発 を参照してください。 |
Wwiseのオーディオプラグインは、 Authoring と、 Sound Engine の、2つの部分で構成されます。
Wwise Authoringアプリケーション内で稼働するのが、この部分です。以下の場所にあります:
<Wwise>/Authoring/x64/<Config>/bin/Plugins
以下の2ファイルで構成されます:
プラグインのこの部分の記述に関しては、 オーディオプラグインのAuthoring部分の記述 を参照してください。
注釈: 既存プラグインを更新する場合は、 2021.1 Authoring Plug-in APIへの移行 で調べてください。 |
Wwiseでユーザーが定義した設定内容に基づいて、入力サウンドを出したり変更したりするコードで、Sound Engineの中で稼働します。設定は、SoundBankのパラメータとして、サウンドエンジンに提供されます。
コードは、静的ライブラリとして、またプラットフォームが対応する場合は動的ライブラリとしても、提供されます。 Sound Engineプラグインライブラリのファイルは、Wwiseライブラリと共に、SDKの以下の場所にあります:
<Wwise>/SDK/<Platform>/<Config>/bin
<Wwise>/SDK/<Platform>/<Config>/lib
また、ヘッダファイルが、Wwise includeディレクトリにあるはずです:
<Wwise>/SDK/include/AK/Plugin
静的ライブラリはAuthoring動的ライブラリにもリンクしているので、Wwise Authoringアプリケーション内で使えます。
プラグインのこの部分の記述に関しては、 オーディオプラグイン サウンドエンジン部分の記述 を参照してください。
プラグインを作成しやすくするためのリソースが複数あり、なかでも開発ツール wp.py
(Wwise Plugin)が中心的です。
Pythonで書かれたコマンドラインツール(Python 2、3の両方と互換性あり)が、Wwise SDKの実装に含まれます。 あなたのWwise実装の、以下の場所にあります:
<Wwise>/Scripts/Build/Plugins/wp.py
注釈: wp.pyは、インストールした場所でなく、以下の例のようにあなたが作業をするディレクトリで実行する必要があります。 C:\Workspace> python "%WWISEROOT%/Scripts/Build/Plugins/wp.py" --help
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ツールで、以下のようなことができます:
このSDKで提供するプラグイン開発ツールに関しては、 開発ツールを使う を参照してください。
実際に機能するプラグインの開発例を、手順を追って見るには、 Lowpass Filterプラグインの開発 を参照してください。
Wwise SDKに、すぐにビルドできるサンプルプラグインが入っているので、活用してください。以下の場所にあります:
<Wwise>/SDK/samples/Plugins
以下のサンプルプラグインを提供します:
<Wwise>/samples/Plugins/AkAudioInput
<Wwise>/samples/Plugins/AkDelay
<Wwise>/samples/Plugins/AkSineTone
<Wwise>/samples/Plugins/AkSink
<Wwise>/samples/Plugins/AkToneGenerator
このSDKと一緒に提供されるサンプルエフェクトプラグインに関しては、サンプルエフェクトプラグイン を参照してください。
更なる詳細は、以下のセクションをご覧ください: